ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

海防史跡の探訪会 ‘反射炉跡’(那珂湊)

2009-04-15 | 地域の話題

200904121136000  那珂湊にあるショッピングセンター‘ピアポート’の駐車場辺りから、南東方向を見ると、この二本立ての塔が見える。これが「反射炉」だそうです。(正確には、元通り、忠実に復元された「レプリカ」)

200904121156000

 「反射炉」とは何か? それは、「鉄の溶解炉」のことだそうです。異国船を見張るにあたり、やはり「大砲」が必用になり、「それでは、自分たちで作ろう!」と、いろいろ研究に研究を重ねて、努力したようです。

 結局は、数台の大砲ができたくらいだったらしいですが、自分たちで作ろうとしていた努力は立派ですよね。 そんな風に、「鉄作り」に悪戦苦闘していた頃、既にアメリカでは、「鉄の船」に乗って世界を廻ってたわけですが...。

200904121126000 200904121155000

 ← 「反射炉」を、近くから眺めると、こんな感じ。こういう「大砲」(これもレプリカ)を作っていたそうです。

 ちょっと笑えたのは、初めから「筒状」の鉄を作ると、途中に空気が入ったりして、鉄が弱くなるので、円筒形の塊を作り、後から中を彫っていく行程だそうですが、その「中を彫る」のに使った道具が、「水車」だったそうな。しかも、稲作をしている間は、水を汲み上げるのに使うので、冬場しか使えず、大砲一つ作るのに、どれほどの時間がかかったのか、想像しただけで、気が遠くなりそうな...。

200904121134000 ← これは、溶解炉で使う「レンガ」を造るのに使った窯(レプリカ)だそうです。「登り窯」みたいな感じですかね。

200904121135000  「反射炉」のある高台から、北西の方を眺めた風景は、こんな感じ。→

 「みなと大橋」が見えます。手前の、六角堂みたいな建物は何だろう?

 ところで、「鉄の溶解炉」のことを、なぜ「反射炉」というのか? また疑問が残った私でした。

 ~ つづく ~

コメント (9)
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