今、「伊右衛門(いえもん)」というお茶の付録に、「かさねいろ‘豆巾着’」というのが、付いてるようです。娘が偶然見つけ、私がそういうのを好きなのを知ってるので、面白がって集めてくれました。
← 全種類集まったので、記念に写真を。 大きさ的には、携帯電話を入れるのに、ちょうど良い感じですかね...。
実は、昔「古語辞典」を買ってもらったときに、巻頭に「かさねの色」が一覧表になって載っていて、「色」に興味のあった私は、平安時代の頃に、既にあった多くの色や、それを重ねることで「季節感」を演出したという、「オシャレ感覚」?に感心し、よくながめていたものです。
今回の、付録の巾着は、昔のように「天然色素」ではなく、「人工色素(化学染料)」なんでしょうが、微妙な色合いがステキで、ちょっと平安貴族のロマンを感じますね。
それぞれの、季節と名前は次の通り。
【夏】 右: 「夏萩(なつはぎ)」 左: 「橘(たちばな)」 →
←【秋】 右: 「紅葉(もみじ)」 左: 「鴨頭草(つきくさ)」
【冬】 右: 「枯色(かれいろ)」 左: 「氷重(こおりがさね)」 →
自然の草木などから、様々な「色」を出した技術は、今考えても凄いことだと思う、私です。
そういえば、「紫色」が貴重だったのは、貝の一種(名前は何だっけ?)から取れる微量の色素を使ったから、と聞いたことがあります。あとは、「アメフラシ」を刺激して、色をもらうこともあるそうな...。