ASAKA通信

ノンジャンル。2006年6月6日スタート。

企投的現在ー「いま、ここ」 20191122

2019-11-22 | Weblog

      https://www.youtube.com/watch?v=2ssdVDHvmE4&list=RD2ssdVDHvmE4&start_radio=1#t=2

 

つねに、すでに、feelは動き、みずからに〝世界〟を告げる。

feelの顕現、情動生起、それは一つのプレゼンテーション。

所与される〝世界〟──

そのつど「私」はすみやかに動機を与えられて起動し、なんらかのreactionへ向かう。

 

内なるプレゼンが示す根源的シグナル──「快‐不快」。

情動生起、この世界における居心地を分節する透明なメカニズム。

縮約された所与の諸相。表情、色あい、肌ざわり、「いま、ここ」における価値の配置、意味配列。

生の主題(欲望)が析出し、再帰的に照らし出す世界との関係状況。その縮約的な湧出。

 

どこへ向かうのか──

問いは「私」と「世界」の関係、feelが析出するその縮約点から発する。

根本命題はすでに確立されている──「より快が走る方角へ向かって」

生の意志(欲望)がめがけるフィールドは、しかし、どこと明示されているわけではない。

feelのナビゲーションは「いま、ここ」の関係状況を示しながら、

つねに、未決性を同伴させ、意識主体の手になる生成的「域」を委ねている。

この問いに応えることの格律──根源的な生の意志と連結させるように。

根本命題とすれちがわないように、ほかでもない固有の「解」をみちびくように。

アプリオリにどんな「解」も存在しない。

問いを、一つの自由の実践の契機として受け取ること。

「快」を享受するように「解」をみちびくこと。

その成功も失敗もすべては心のうちで決めたことの帰結として、

企投的現在における新たな資源となりうること、そして、そのことの了解として。

     *

同時に、そのことが可能であるための関係状況、その条件を整え確立すること。それがただ一つ、ひとりひとりの企投的現在を生かしてゆくための、関係世界全体を貫く最大の「主題」になる。

 

 

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