『THE JOURNAL』田中良紹「国会探検」~検察の国家観~
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/
(コメント欄)より
「西松」「テポドン」「クサナギ」をめぐる大手メディアの報道は、
あらためて国民に重要な学習機会を提供してくれたように思います。
この国のTV・新聞はジャーナリズムの看板を掲げておりますが、
実体としては、島国の特殊な「地場産業」ではなかろうかと思えてきました。
言い換えると、島国の生態系に残る希少な適応形態と見ることもできます。
その表現型が「オレオレ」あるいは「なりすまし」ジャーナリズムということです。
いきなり門戸開放すれば、「地場産業」は絶滅してしまう可能性が高い。
そんな危機意識が無理スジの適応行動に向かわせていると考えると、いろんなことが辻褄が合います。
話を広げれば、「政・官・業・報・学のペンタゴン」(田中康夫氏)を中核とする生態系において、
それぞれの防衛動機・行動がバランスしながら、この国のガラパゴス化を推進しているとも言えます。
今回の検察、メディアのふるまいは典型的な適応行動のサンプルとなりました。
しかし考えるまでもなく、グローバライゼーションの荒波は島国全体を洗っています。
ガラパゴスの民は新しい適応課題に直面しています。
田中良紹さんのおっしゃるように、幕末期に匹敵するビッグな課題かもしれません。