ASAKA通信

ノンジャンル。2006年6月6日スタート。

「pan,pan,pan,pan,pan,pan」

2017-03-28 | Weblog

      https://www.youtube.com/watch?v=Uu6ho9ODJ8w&index=26&list=RDJPTMYCJLVbA


世界に透明な切れ込みを入れて自足するゲームがあずかり知らない、
そうした恣意的な切れ込みが溶け出して消えていく、
「敵に不利」「味方に有利」といった党派の論理が知らない、
ささやかで、はにかみを含んだ、巨大な領域がある。

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It's easy to remember.

2017-03-14 | Weblog

                      https://www.youtube.com/watch?v=xctzp0dp9uc


インターフェイスが融解するような位相が潜在的に近接し同伴している。
なんらかの「快」が分泌され主体間の界面が活性に導かれるような、
あるいは身構えや警戒や敵意がつかのまにせよ収束する関係領域。
特別なメモリの場所が与えられるように思える経験の位相がある。

 

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20170311

2017-03-11 | Weblog

             https://www.youtube.com/watch?v=fWdmMCnNw2I


抱かれた希望や夢や善意は、いまも
惑星を一周めぐると悪夢に変わっているかもしれない

信じた平安や正義が殺戮や拷問を準備することもある
〝理想〟は滅びの道へ通じているかもしれない

もっと遠くへとまなざしを凝らしたオレたちは
地上の幸いを酷薄に見捨てる可能性もあった

加担することなく加担し
悪意することなく悪意し
共犯することなく共犯する

なにもない空の向こうに心は深く交わり
赤く染まる時間を悲しく受け入れながら
オレたちは投げる言葉をもたなかった

オレたちが感慨を結ぶより先に季節は移ろい
流れる雲はいつの間にかオレたちを追い抜いていった

出来事がどんなメッセージをたずさえ
どんな意味を告げたのか

すべては存在企投
オレとオマエの存在企投にかかわっている

しかし覚えておくべきことがある
──確信や信念の構造はそれ自体で普遍を妥当しない

「このこれ」という固有の確信は訪れる
しかしオレたちは確信の多数性が存在する〈世界〉を生きている

まちがうかもしれない、そうでないかもしれない
──だが一体何に照らしてそうなのか
──オレたちは何を基準にそのことを確かめようとしているのか

どれが正しいかという問えば思考は行き止まりになる
最適解あるいは最終解を問えば信仰の問題になる

普遍的に妥当する(オレの)確信という「確信の意識」に留まれば
〈世界〉はフリーズする

〈世界〉を確定するような最終的な根拠は存在しない

一切は確信の意識であることを確認することははじまりにすぎない
解凍することの困難さは〝だれか〟に出会うことで破られる契機をもつ

にもかかわらず訪れる「このこれ」という確信の意識
あるいは「非このこれ」という懐疑の意識

そのことを交換しあう以外にオレたちは可能性の地平をもたない

にもかかわらず──という条件節は無限に循環する
生きられる意味は企投の相互的な関係において現われたり去ったりする

一つだけ確認しておきたい

不可能が〝聖域化〟するまえに
不可能を意志の理由とするために
そこにとどまり
ていねいに結んでおくべき焦点があることを

 

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セルフレポート

2017-03-07 | Weblog

https://www.youtube.com/watch?v=DEBKksupBVA&index=1&list=PLE42D7A899D79AE16


知覚と情動は走り、〝世界〟はさまざまに色めき立ち、知(言葉)はおくれて動き出す。
〝世界〟とはおのれが切り結ぶさまざまな関係とその展開の総体を指している。

おのれが関係をむすぶ自己、他者、社会、自然、社会という項をまとめたメタ項としての〝世界〟。
〝世界〟は「価値アリ/価値ナシ」「意味あり/意味ナシ」のランドスケープの構成として存在する。

知覚と情動は〝世界〟の意味と価値の様相、感触、変化についてのセルフレポートとして生成し、
そのつどのメッセージを告知するように意識の水面において現象する。

知(言葉)はメッセージを受信し、一歩おくれながら再帰的な記述を行う。
記述は自己と他者との関係、変化しつづける関係に一定の結節を与えるように推移する。

記述はつねに一定の、いまだ非在の「納得」あるいは「了解」をめがけるように動いていく。
この間、つねに感覚と情動は走りつづけて、セルフレポートが聴かれつづけている。

──「納得」「了解」をそれとして審議・評価するある水準器が内的経験には埋め込まれている。

 

 

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「Miles Davis - Hannibal 」

2017-03-01 | Weblog

             https://www.youtube.com/watch?v=UAqWeoEwez8 

             https://www.youtube.com/watch?v=8VE_dP90V84 

       https://www.youtube.com/watch?v=MWUrosuqpEA 

             https://www.youtube.com/watch?v=qQboPV5GZzI     


           なんども新たに出発しなければならない場所がある。
      なんども新たに、すべてを捨てて立ち上がらなければならない場所がある。
      そしてなんども新たに、ただ希望が到来するように行為しなければならない場所がある。

                  (河本英夫『システム現象学―オートポイエーシスの第四領域』)

       ─── そうして生きた男がいる。

 

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