Ⅰ
「わかりません」
楽しさや悲しさやわけの判らないモヤモヤや
じぶんで意識しない感情がもくもくと沸き上がってきて
そのほんとうの理由を訊ねることはいつも難しかったから
なぜなぜなぜなぜと問うことだけで
アナタは真っ白になってしまったのね
ひとまずぐっすり眠ったほうがいいよ
おいしいものをたくさん食べて
ゆっくりお風呂に浸かってから
からだをストレッチでほぐして
温かいミルクを飲んで
静かな音楽を聴いてリラックスして
きょうは早目にベッドに入ることね
明日の朝 起こしに来てあげるわ
「ありがとう」
Ⅱ
目の前には眩しい春の景色が広がって
細い道が幾重にも重なるようにつづいている
ここは田舎だから
川向こうのレンゲに埋まった田んぼが眩しい
タンポポの河原が透明な光にきらめいて
渡る風がとてもきもちがいいから
空に向かって大声で叫んでみた
「チクショウ~」
「バカヤロウ~」
「クソッタレ~」
「チョウシニノルンジャネエゾオ~」
「シンジマエ~」
特別イヤなことも 特別嫌いな奴も
死んでほしい奴もいなかったけれど
なんとなく心がほぐされて
またやってみようと思った
「わかりません」
楽しさや悲しさやわけの判らないモヤモヤや
じぶんで意識しない感情がもくもくと沸き上がってきて
そのほんとうの理由を訊ねることはいつも難しかったから
なぜなぜなぜなぜと問うことだけで
アナタは真っ白になってしまったのね
ひとまずぐっすり眠ったほうがいいよ
おいしいものをたくさん食べて
ゆっくりお風呂に浸かってから
からだをストレッチでほぐして
温かいミルクを飲んで
静かな音楽を聴いてリラックスして
きょうは早目にベッドに入ることね
明日の朝 起こしに来てあげるわ
「ありがとう」
Ⅱ
目の前には眩しい春の景色が広がって
細い道が幾重にも重なるようにつづいている
ここは田舎だから
川向こうのレンゲに埋まった田んぼが眩しい
タンポポの河原が透明な光にきらめいて
渡る風がとてもきもちがいいから
空に向かって大声で叫んでみた
「チクショウ~」
「バカヤロウ~」
「クソッタレ~」
「チョウシニノルンジャネエゾオ~」
「シンジマエ~」
特別イヤなことも 特別嫌いな奴も
死んでほしい奴もいなかったけれど
なんとなく心がほぐされて
またやってみようと思った