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蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

建具の縁をタモ材で揃える。~小川耕太郎セレクト 一枚板~

2011年06月26日 12時01分38秒 | 一枚板
  
●写真左:和室の窓はタモ材で建具をつくりました。 ●写真中央:リビングと和室を仕切る、建具の縁は、タモ材。板は国産杉 ●写真右:建具の格子もタモ材を使用。

小川耕太郎∞百合子社では、木の元から先まで無駄なく使い切るような商品を企画し

木もちe-デッキ木もちeー外壁、蜜ロウワックス仕上げの柾目木製ブラインド一枚板などを販売しています。

自宅兼小川社の自社商品のショールーム[実験台の家]では

「木の使い方」の参考例になるような家を目指し

昔風の重厚感のある銘木の使い方ではなく

現代の空間にあった、木材のコーディネートや適材適所を考えた選び方、使い方をご提案しております。




今回は、建具の縁をタモ材でそろえ、洋風でも和風でもない空間をイメージした木の使い方をご紹介します。

この家は、築80年の古い民家でしたので、

天井が2mありあせん。背の高い現代人には、圧迫感を感じる空間です。

部屋をすべて「和」にして、座る生活を基本とした空間作りをすれば良いのかもしれませんが

年を重ねた両親は、膝が悪いので座る生活は難しい、自分たちのライフスタイルを考えても純和風という空間は憧れますが、

現実的ではないことから、椅子を置いても圧迫感のない空間づくりを考えました。

そこで1階は建具の縁だけは、全てタモ材で揃えました。

タモ材は外材になりますが、ポイントとして縁に使うと、スッキリした印象になります。


▲リビングとダイニングを仕切る建具。建具の縁はすべてタモ材を使用。


私どもは木を販売しておりますので、木をふんだんに使っておりますが、

今風の住宅でも建具の縁だけでも木を使い、空間に合った木を揃えられると、全体的にスッキリみえます。




私は「地域材を使おう」「国産材を使おう」と単に木をたくさん使って頂ければ良いよいうような

生産者側の発想だけでなく、「木を上手に使うことで、このような空間ができます」と

木の魅力を提案し、結果的に「地域材を使っていただいた」「国産材を使っていただいた」というような考えをもっています。






一枚板や広葉樹などを見にいくのは

敷居が高いなぁ・・・・と思われる方も多いかもしれませんが

最近では、紀州の大工さん達もリピーターになってくださり

施主様と一緒にご覧頂くことも多くなりました。

もちろん施主だけでもお気軽にご覧いただけます。

「日曜大工でつくれそうな木材をみたい」「テーブルの板を見に行きたい!」

「蜜ロウワックス仕上げのブラインドを見たい」「木もちeーデッキや外壁をみたい」など

ご興味のある方はお問い合わせくださいませ。



大変恐縮ですが、あくまでも倉庫ですので、店舗ではありませんので前もってご予約をお願いします。


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小川社の一枚板を使った施工例はコチラをご覧ください。


[設計はご主人]+[保育士の奥様の視点] ~小川社の一枚板を使った施工例 [前編]
[設計はご主人]+[保育士の奥様の視点] ~小川社の一枚板を使った施工例 [中編]
[設計はご主人]+[保育士の奥様の視点] ~小川社の一枚板を使った施工例 [後編]
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