


●写真左:和室の窓はタモ材で建具をつくりました。 ●写真中央:リビングと和室を仕切る、建具の縁は、タモ材。板は国産杉 ●写真右:建具の格子もタモ材を使用。
小川耕太郎∞百合子社では、木の元から先まで無駄なく使い切るような商品を企画し
木もちe-デッキや木もちeー外壁、蜜ロウワックス仕上げの柾目木製ブラインド、一枚板などを販売しています。
自宅兼小川社の自社商品のショールーム[実験台の家]では
「木の使い方」の参考例になるような家を目指し
昔風の重厚感のある銘木の使い方ではなく
現代の空間にあった、木材のコーディネートや適材適所を考えた選び方、使い方をご提案しております。
今回は、建具の縁をタモ材でそろえ、洋風でも和風でもない空間をイメージした木の使い方をご紹介します。
この家は、築80年の古い民家でしたので、
天井が2mありあせん。背の高い現代人には、圧迫感を感じる空間です。
部屋をすべて「和」にして、座る生活を基本とした空間作りをすれば良いのかもしれませんが
年を重ねた両親は、膝が悪いので座る生活は難しい、自分たちのライフスタイルを考えても純和風という空間は憧れますが、
現実的ではないことから、椅子を置いても圧迫感のない空間づくりを考えました。
そこで1階は建具の縁だけは、全てタモ材で揃えました。
タモ材は外材になりますが、ポイントとして縁に使うと、スッキリした印象になります。

▲リビングとダイニングを仕切る建具。建具の縁はすべてタモ材を使用。
私どもは木を販売しておりますので、木をふんだんに使っておりますが、
今風の住宅でも建具の縁だけでも木を使い、空間に合った木を揃えられると、全体的にスッキリみえます。
私は「地域材を使おう」「国産材を使おう」と単に木をたくさん使って頂ければ良いよいうような
生産者側の発想だけでなく、「木を上手に使うことで、このような空間ができます」と
木の魅力を提案し、結果的に「地域材を使っていただいた」「国産材を使っていただいた」というような考えをもっています。
一枚板や広葉樹などを見にいくのは
敷居が高いなぁ・・・・と思われる方も多いかもしれませんが
最近では、紀州の大工さん達もリピーターになってくださり
施主様と一緒にご覧頂くことも多くなりました。
もちろん施主だけでもお気軽にご覧いただけます。
「日曜大工でつくれそうな木材をみたい」「テーブルの板を見に行きたい!」
「蜜ロウワックス仕上げのブラインドを見たい」「木もちeーデッキや外壁をみたい」など
ご興味のある方はお問い合わせくださいませ。
大変恐縮ですが、あくまでも倉庫ですので、店舗ではありませんので前もってご予約をお願いします。

メールでのお問い合わせ先
お電話のお問い合わせ先


[設計はご主人]+[保育士の奥様の視点] ~小川社の一枚板を使った施工例 [前編]
[設計はご主人]+[保育士の奥様の視点] ~小川社の一枚板を使った施工例 [中編]
[設計はご主人]+[保育士の奥様の視点] ~小川社の一枚板を使った施工例 [後編]
丸京建設さんがつくった栃とカリンの一枚板
仕事の話
[縮杢を使った玄関]+[バイオリン]
ケヤキカウンター用 一枚板
象牙材でつくった建具
端材の活かし方にそれぞれの生き方が現れる?
国産ひのき集成材でつくる収納家具
知る人ぞ知る大川商店のケヤキ小割板
小川耕太郎が厳選した板を持ち、建具屋さんに製作依頼。~前半~
小川耕太郎厳選、一枚板でつくる建具~山武杉でつくる建具~(中篇)
一本の丸太から何枚の建具がとれるのだろうか(後編)
製材から依頼し、建具をつくる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます