蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

蜜ロウぴかるん(新商品予定)で、掃除テスト。~木製ブラインド編(小川耕太郎∞百合子社)

2011年06月20日 12時48分57秒 | 新商品_考案中
今日の午前中は蜜ロウぴかるんの容器テストと

木製ブラインドのお掃除テストをしました。

手伝ってくれたのは、スタッフKさん。

彼女は現実的なコメントをくれるので、新商品開発にはなくてはならない存在です。

私はH.Pやカタログ、営業ファイルなどの製作をするので

具体的なコメントを頂くと、イメージが具体化しやすいので助かっています。






木製ブラインドを蜜ロウぴかるんでお掃除
今日は、小川耕太郎∞百合子社の木製ブラインドこかげのお掃除のお話をさせて頂きます。
 
▲小川耕太郎∞百合子社の木製ブラインド「こかげ」 横型

今日は横型ブラインド3枚をお掃除しました。

普段の掃除は、化学雑巾のはたきで拭く程度です。しかし我が家は日中開けっ放しにすることが多いので

砂埃も多いだろうと思い、蜜ロウぴかるんの拭き掃除をテスト&容器テストも兼ね行いました。

  
▲①まずは、園芸用のスプレーに希釈した蜜ロウぴかるんを入れてシュッシュ ②乾拭き雑巾でサーッとふき取ります。 ③予想通り、見た目ではわかりませんが、砂埃で黒ずんでいました







▲次に全身用化粧水スプレーー容器でシュッシュ。
Kさん「全身化粧水用の容器のせいか、霧もかなり細かいミスト状で、
    ふきんで拭いた感じもラクラク。今日は雨ですが、ベタベタする感じもないくらい
    細かい霧です。


先週は主人と娘と容器テストをしましたが、そのときも全身用化粧水スプレーの方が使いやすいという意見でした。

この容器は海へなどの商品をつくっているメーカーがんこ本舗さんで使用している容器です。

がんこ本舗さんの商品はほんとうに良く考えられており、とても勉強になります。

会社のスローガンも「エコではなくニコッ」

確かに笑顔で使いたくなるような商品でないと、続かないですよね。





ブラインドは掃除をめんどくさいので、掃除機でやる人が多いそうです。またブラインド専用の掃除器具も売っています。

でも掃除道具って数揃えると、面倒ですよね。収納場所も取りますし・・・・・。

百合子「ブラインドは化学雑巾のはたきで拭いていました。でも蜜ろうピカルンの方が経済的でよく汚れも落ち ”ラク”なので

これは良い!と思いました。容器を考慮すれば、使用満足度もUPすること間違えなしだと思います。」



Kさん「から拭きタオル+蜜ロウぴかるんだけ!とても汚れが落ち、カーテンを洗うよりもブラインドの掃除の方が”ラク”かもと思ってしまうくらいでした」

小川耕太郎∞百合子社の木製ブラインド”こかげ”は一般の木製ブラインドに使われている化学塗料が塗装されていませんので

静電気がおきません。よって静電気により埃をひきつけることがないので

サーと拭けばすぐに落ちるので、お掃除が”ラク”というご感想も多く頂いております

ありがたいことに発売前から、清掃業者様より多くのお問い合わせをいただいている蜜ロウぴかるん。

お問い合わせはコチラまでどうぞ 小川耕太郎∞百合子社

▲木製ブラインド”こかげ”横型

 
▲木製ブラインド”こかげ”縦型   ●写真左:青山オーヴ様(東京都青山) 設計:セキデザインスタジオ様  ●写真右:X様邸

節電にも一役買う木製ブラインド。
元々木材は紫外線を吸収し、光を分散する性能をもっていますので、真夏の日差しも和らげてくれます。

このブラインドを取り付けると、まるで木陰のような心地よい日差しに変わり、ビックリするほど。

昨年の記録的猛暑の時期も、エアコン設定温度29度でも、かなり心地よい感じがしました。

もちろん木材の特徴をそのまま生かすように、蜜ロウワックスで塗装しています。

しかし、ブラインドは紫外線など過酷な環境に耐えられる材質を選ばないと

すぐに反ってしまうことがあります。

そこで小川耕太郎∞百合子社のブラインドは反りに強い”柾目”を使っています。

木製ブラインド「こかげ」の詳細はコチラをクリックしてご覧くださいませ。




柾目とは?
木目に対し垂直にとった板です。

柾目は一本の丸太から数%しかとれません。

住宅では建具などに使われ、楽器ではギターやバイオリンの表面に使われています。




▲木製の桶などは、狂いが少ない柾目の板を使います。


▲葛飾北斎の富士百景シリーズ


▲小川耕太郎∞百合子社 蜜ロウワックス仕上げの柾目杉のブラインド ”こかげ” 








『蜜ロウピカルン』(試作品)を使ってみました

2011年06月14日 16時25分53秒 | 新商品_考案中
これ 使ってみてと、

社長から「蜜ロウピカルン」の試作品を預かったので、

週末、我が家の ゲタ箱

それから、キッチンの流し台にも ピカルンを塗ってみました




        スポンジを使って ササッと 塗って 乾いた布で 軽~く 拭いてみました

        ゲタ箱と キッチン 両方塗っても 10分もかからず、 簡単なので 楽チンです


 仕上がりも自然で、汚れ防止に役立ちそう・・・




大掃除のような 大掛かりなことを 極力避けたいと願っている私は、 日頃から なるべく 汚れをためないように

楽なうちに お掃除してしまいます 面倒くさがりですので

ピカルンお掃除は 簡単、 楽チンで 私にピッタリでした

                                     (ちなみに 我が家は 築13年目です。)

新商品予定「蜜ロウぴかるん」容器テスト

2011年06月05日 09時38分14秒 | 新商品_考案中
土曜日の午前中は、家族で新商品予定「蜜ロウぴかるん」の容器候補を考えました。

こういう商品は「使いやすさ」が一番。

スーパーやホームセンターなどで洗剤関係の商品を観察してみると

よ~く容器が考えられています。当たり前といえば当たり前ですが



▲ロングセラー商品「マジックリン」は霧も細かいし、液の容量が少なくなっても、最後まで霧がシュッシュしやすい。

小川社はエコ商品を扱っていますが、エコに関係なく

ロングセラー商品を観察し、どんな点が使いやすいか客観的に偵察するように心がけています。

とはいっても買い物ついでにちょっと寄るだけですが




土曜日は、娘の通っているピアノ教室が急遽お休みになったので、

我が家は、家の掃除も兼ねて娘に「蜜ロウぴかるん」を使ってもらい、掃除しました。


▲シュッシュ


▲主人のシュッシュ。2種の霧吹き容器を使い、霧の細かさをチェックしています。
ひとつは園芸用。ひとつは香水よりも軽い香りなんといったけ?霧が細かく体全体に霧ふく容器です。



▲クイックルワイパーに花ふきんをつけて拭き掃除


▲汚れてきたら裏返しにします。クイックルワイパーの器具を考えた人は本当にすごいと思います。
 子どもでもカンタンに使えるし、ヘッドが自由に動くので、隙間も掃除しやすい。
 

クイックルワイーパーにつけた布は花ふきん。

この布は大判サイズなので。裏返せば一枚で4回ほど使えます。

一般の家なら4回裏返して、使えます。

蜜ロウピカルンは希釈してから、スプレー容器に入れ、シュッシュして、から拭きをしますので

雑巾のように硬く絞らなくてもいいし、

バケツを用意しなくても良い。

終わったら、布を洗って干せばいいだけです。薄地の布を使うと、翌朝にはカラッと乾いていると

使いやすいかと思います。

またこの布は蚊帳織りで織られており、

拭き掃除をすると、掃除機ではとりにくい犬の毛などが

蚊帳織りの織りにからみ

ペットの毛が楽にキャッチできます。



 
▲希釈容器 右:園芸用の容器  左:香水ではなく使う身体ぜんたいトワレ?用の容器   娘も主人も私も写真左の容器の方が、霧が細かく、広範囲にふけるので、使いやすいという意見で一致しました。

左の容器の方が、霧が細かく、少量で全体に霧がふけるので、蜜ロウピカルンの場合は、左の方が使いやすいと思います

ただ、液が少なくなると、霧が出にくくなります。そのため、大人の場合は、腰を低くしてシュッシュしないとなりません

腰痛持ちの人には辛いかも

容器の形状とスプレーの管を考えないと。いや~容器って奥が深い。

容器の選択ひつつ間違えると、せっかく安全で便利な蜜ロウピカルンも、使いにくーいものになってしまいます。

家事は毎日のことですから、使いやすいものが一番です







あれだけ掃除ヤダ~といって、気乗りしなかった娘も、きれいになったら楽しくなってきたようです


誰が使っても、キレイになるのが、蜜ロウピカルンの魅力です。


▲食卓のスツールにもシュッシュ

 
▲「結ちゃんありがとう。お掃除終わりにしよう」といいましたが、はまってきたのか、自主的にスツールの裏まで吹いていました


生活の延長に商品開発をできるのは

自営業者の特権です。

公私がないのが良さかも知れません。

なんというのか・・・・。100%仕事ではなく

「掃除するなら、お父さんの開発中の商品使ってみようか」

という会話の中で、仕事モードに切り替えられるラフな感覚の方が、リアリティーがあっていいのだと思います。


働いている方も主婦の方も、土日の方がかえって忙しい場合があります。

また土日の朝くらいゆっくりしたいときもありますよね。

具体的な生活スケジュールの中で商品を実験すると、

非常にリアリティーのある商品になるのでは?と思っています。






やるからには使いやすく、長く愛される商品に育てていきたい

スタッフも増えたことだし、

スタッフみなアラフォー世代。

これからどんどん子どもに、自分も含め家族の病気などにもお金がかかってくる世代です。

これからの時代をいく抜くためにも

ひとつひとつ真剣になるのも必然です




娘は「ピカルン」という愛称が気に入ったようです。

ピカルンのキャラクターを考えてみようかな~

お母さんだけでなく、家族が掃除に参加するような

楽しい商品にしていきたいです。






新商品開発中  組子の棚

2010年04月28日 09時50分36秒 | 新商品_考案中
しむ、使える、伝統技術。


2週間ほど前、鎌倉に設計事務所を構える、住工房なお㈱様が小川社にいらっしゃいました。
設計士の鈴木直子さんは、設計を通して様々な仕事や活動をされています。
是非、直子さん達の活動するブログもご覧ください。
女性設計士「森想い人」の仕事




まずは,住工房なお様のされている取り組みを伺い、
弊社と一緒に何が出来るか話をしました。



その後、小川社の倉庫で一枚板を観ていただき、
自宅の、木もちeー外壁木もちeーデッキ
一枚板からつくった建具、家具、内装材などを一通り説明。




その後、熊野市の製材所、野地さんと花尻さんのところまでご案内しました。




住工房なお様はとても行動力のあり、多分野にかけて人脈のある方で
いくつもの面白い情報を聞かせていただきました。
今日はその中のひとつ「組子の棚」のお話をいたします。




まず、下記の写真をご覧ください。
建具屋さんなどがよく使う、組子をパズルにしたものです。
2009年10月3日 in清里の森「森の音楽祭」で出展された方の作品です。



▲パーツを組むとこういう形になります。






▲解体すると、このようなパーツになります。なんだかプラモデルのようです。
 イベント会場では、ワークショップで一般の方にパーツを組み立ててもらったそうです。



住工房なお様は
この建具屋さんの技術「組子」を使い、
あるお施主の物件に「国産 組子の棚」を造られました。



ちょっとしたディスプレー棚です。
木を組むことにより、強度が増し しかも軽量。
普通の棚より、ちょっと趣があり
とても好評だったそうです。



熊野の野地木材工業さんの所でその写真を拝見し、
ちょっと工夫を加えて商品化できるのではないかと思いました。



すぐに野地常務に
「こういう風にしたら出来るよね。すぐに試作して。」
とその場でお願いしました。



すぐに送られてきたデザイン画を観て、大興奮。
少し改良しないといけないけど、ほとんどその形で商品化できそうです。
「年間1万個は売ってやる」と思っています。




1:建具屋さんほど高度な技術を必要をせず、素人が自分で組み立てられるパーツ。
2:棚としての強度をもつこと。
3:部材を足したり引いたりして、大きさを簡単に変えられること。
をコンセプトに近いうちに商品化します。




ちょうど小川社が発刊している冊子「山SUN通信」を
10月頃を目処に出そうと思っているので(年末にずれ込む可能性大ですが・・・)
なんとかこの商品を間に合わせようと考えています。




今回の通信のコンセプトは
楽しむ、使える、伝統技術。

楽しむ、使える、国産材。


国産材需要を高め、地域の技術者の技を今に生かす
その結果、ニッポンの山が元気になる。



今回の通信は
「小川社の本気」がぎっしり詰まっています。



様々な年齢層が日本の技術に触れ
未来へと技術が継承されていければ
いいですよね。



ドルフィンリゾートと新商品

2009年10月09日 15時37分41秒 | 新商品_考案中
久々の投稿です。



先日、和歌山県の太地町にある「ドルフィンリゾート」に
http://www.dolphinresort.jp/
行ってきました。(見学ですが)



ドルフィンリゾートはペットと泊まれるホテルで
敷地内にプールがあり、そのプールではイルカが泳いでいます。

このイルカは黄色いおもちゃをずっと咥えたままで、
「このおもちゃを使って一緒に遊んでよ」と私に目で訴えていました。



そう、ここはイルカと遊ぶことも出来るホテルなのです。
障害者のアニマルセラピーなどもやっているそうです。



なぜそこへ行ったかというと、
プール脇のウッドデッキに弊社「ウッドロング・エコ」を
塗布してあるからなんです。

ウッドデッキとイルカのプールの写真



那智勝浦町の「清水工務店」さんが作りました。
http://www.sh-koum.com/



10月に入り、少し暇になってきたそうですが、
5月のゴールデンウィークから9月末くらいまでは大人気だそうで、
このデッキでカキ氷などを食べながらゆっくり過ごすこともできます。



私も来夏には娘を連れて行ってこようと思います。
(もちろん、冬場でもやっているそうです)



次の写真は、この冬から売り出そうと思っている
新商品「ヒノキ柾目フローリング」です。

写真のフローリングは厚さ22mmあって、
体育館などでも使えるものです。



この他、12mm、15mmを住宅用に商品化しようと思います。
巾は75mm、長さは乱尺(不ぞろいで縦継用の実加工をしています)
になります。



ヒノキの柾目フローリングなんて
昔からの有名なヒノキの産地である吉野、木曽、東濃、そして紀州などの他は、
ほとんど作ることが(定期的に一定量作ることが)
出来ないと思います。



柾目なので形状変化がほとんどないので
多分、床暖房にも使えると思います。
(東京ガスの試験も近いうちに受ける予定です)



もっと早く、情報提供してもらっていたら
改装している自宅床に使ったのですが、
なんせ、昨日知ったばかりで・・・。



一部床をヒッペガシて張ってやろうかとも考えましたが、
大工さんが「えっ?」って顔をしたので
リビングのテレビ置き場の壁に使うことで収めました。
(12mm厚のもの)



全部あわせても、月に50坪程度しか出来ない高級品なので
直売方式で商品化しようかと考えておりますが、
今のところまだ未定です。
(直売方式なら、ビックリするような値段にはなりません。)



こういう材は、材にこだわりのある人しか使わないから
販売方法をしっかり考えないといけません。



バカ高くしたくないし、
でも、山に少しでも返したいし・・・。



ご興味のある方はご連絡下さい。
少し先になりますが、サンプルをお送りします。