蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

尾鷲の石垣 (三木里町NO2)

2017年06月30日 14時51分45秒 | 小川耕太郎
久々の石垣シリーズ。


私の家の西側に路地があって、そこを北に向かうと、
一軒の家を挟んで石垣がある。




この石垣のある道を東に進み、左折すると。




また北に向かう路地になる。
石垣に囲まれた昔畑だったところは、
かなりの面積がありそうだが、
もう畑をする人もいなくなり、
路地に囲まれているので、住宅なども建てにくく、
放置されているのだろう。


さてさて、昨日は、蜜ロウワックスの新カタログのための撮影があった。
無塗装のヒノキと蜜ロウワックスを塗ったヒノキの撥水性の違いを撮影。


カメラを三脚に固定し、無塗装のヒノキの板に水を垂らした写真。




水を拭き取り、ドライヤーで乾燥させ、
蜜ロウワックスを塗った板に水を垂らした写真。




蜜ロウワックスは蜜ロウとエゴマ油だけで作ったワックスなので、
時間が経つにつれて少しずつ染み込んではいきますが、
この通り、しばらくは弾いているので、すぐに拭き取れば汚れが付きにくいです。


これからも、新カタログ用の撮影が続きます。

蜘蛛の巣(凄い発見です)

2017年06月27日 08時51分14秒 | 小川耕太郎
出張から帰り、久々の投稿です。


私の家は路地の奥にあるので、駐車場を借りていて、
毎朝細い路地を歩いて行くのですが、
駐車場の近くに8年位前まで7~8年住んでいた借家がありました。
その借家と周りの家2軒と畑を近くの病院の先生が購入し、
老人介護かリハビリのための施設を作るという事で、
解体をし始めました。


解体中の借家。




借りてしばらくの間は、2階に大家さんの荷物を置いている部屋があって、
1階しか使えない変な借家でしたが、
コーナー出窓があって、なかなか面白い家でした。
お世話になったね。



娘を車に乗せ、学校に送って行って、
一番に会社に入り、お茶を沸かし、コーヒーを淹れ、
神棚に水を供えてから窓を開けて回りました。



すると、階段の踊り場にある窓に見慣れぬ白い✖を発見。




なんだなんだと見てみると、蜘蛛の巣ではありませんか。




何と、巣の中央部分を補強しているようです。
こんなのは初めて見ました。
どなたか蜘蛛の研究をされている方を知っていたら、
教えてあげてください。


もしかすると、網の補強方法などにも応用できる発見かもしれません。


網戸にもかかっているため、網戸を開けて写真を撮ることはできませんでしたが、
しばらくすると蜘蛛も帰ってきて、8本の足を2本ずつに重ねて、
4か所で巣につかまっていました。



もしかすると、とんでもない蜘蛛の巣を見つけたのかもしれない。
新聞社、テレビ局の方々の取材も歓迎します。

尾鷲の石垣 (尾鷲市天満NO2)

2017年06月20日 10時54分26秒 | 小川耕太郎
「熊野古道センター」での第1回環境農林水産フォーラムの後、
先日玄関をきれいにした「天満荘」に場所を移して、
三重大の先生方との交流会があった。



いつもは、天満荘の駐車場まで車で行くのだが、
駐車場を使っての食事会だったので、
少し手前に車を止め、歩いて天満荘に向かった。



車と歩くのではやっぱり違うんだよね。
途中にある凄い石垣を見つけられた。




その場所にあった自然の巨石の上に石垣を積んでいる。
お城かよって感じ。面白いね。


ここから坂道を上がっていくと、
丸石を積んだ石垣があって。




天満荘への入り口がある。
そこにもこんな巨石があった。




巨石には鏨(たがね)の跡がたくさんついているのだが、
何のためにつけたのだろう?
石を割るためだったら、直線状に跡を付ければよい訳で、
もしかしてデザイン?分からない。


こういってことも、歩いて立ち止まるから気が付くわけで、
車でサッーと通り過ぎていると気が付かない。


天満荘では、天満百人会の皆さんが手作りした料理が並べられていて、
腹いっぱいごちそうになった。
かつお茶漬けがおいしかったよ。写真はないけどね。


尾鷲の石垣 (向井No1)

2017年06月19日 08時47分56秒 | 小川耕太郎
6月17日(土)に尾鷲市向井にある「熊野古道センター」で、
第1回環境農林水産フォーラムが開催され、
弊社も3人で参加して来ました。



こういう石畳を上っていくと
「熊野古道センター」があります。




熊野古道センター。




真ん中の隙間を通って奥に行くと。




石垣が見えてきました。




上側は、田んぼだったのだろうな。




秘かに、この上側の土地に
会社の事務所を建てられたら良いなと思っています。



尾鷲の石垣 (賀田町NO8)

2017年06月16日 11時41分42秒 | 小川耕太郎
今日の石垣は、水力発電所近くの石垣。
町からは直線距離で2キロくらいは離れているけれども、
こんな所にも石垣がある。




この上の方にも続いているが、
なぜ、何のために作られた石垣かはわからない。




谷間には、賀田小学校の卒業記念植樹のトチの木があった。




尾鷲市賀田町民は、江戸時代の大飢饉の際に
栃の実を食べて飢えをしのいだという言い伝えがあって、
トチの木を切ることはご法度になっている。


今でも賀田区有林が二百数十町歩(ヘクタール)あって、
そこには大きなトチの木が181本残っている。
一番大きなトチの木は、幹回り5m以上もあり、
秋になると小学生たちがトチの実拾いに行って持ち帰り、
トチ餅作りをしている。


それで、今でも後世の人たちにトチの木を残そうと、植樹しているのだ。
娘も小学6年生だから、年が明けたら植樹するのだろう。







尾鷲の石垣(賀田町NO7)

2017年06月15日 14時11分59秒 | 小川耕太郎
出張と蜜ロウワックスカタログ用写真撮影が続いていて、
最近は投稿できていませんでした。
久々の石垣シリーズ。


小川材木店が倒産して、製材所はなくなってしまいましたが、
尾鷲市賀田町は、昔は木材の集積地でした。
遠くは、奈良県からも丸太が運ばれていました。


今日の石垣は、賀田町にある大川上流の石垣?
(これも石垣という事で)




大正時代に作られた水力発電所跡です。
ここで発電した電気は、
賀田町の製材所の製材機を動かすために使われていました。


賀田港には、大型の船も入ってこられるので、
丸太を担いで船に乗せ、近辺の製材所にも運ばれていたようです。


この水力発電所跡の10mほど下は、こんな感じ。




少し狭いですが、夏にここでスッポンポンで泳ぐと気持ちいいよ。
泳いでみたいという若くて、スタイル抜群の女性がいたらご連絡ください。
お連れします。
横には道路がありますが、木で隠れてるし、
めったに車は通りません。


おまけでもう一枚。
会社近くの石垣の花が咲きそろい始めました。


ミストデワックスと蜜ロウワックスを使った古民家メンテナンス

2017年06月13日 15時30分53秒 | 蜜ロウ ミストデワックス


ある販売会社からミストデワックスを「安全安心クリーナーとして販売したい」というご依頼をうけ

この半年間、妻が壁紙(ビニールクロス)、合板のフローリング、お風呂など様々なところで

試し、どのくらいの洗浄力なのか商品試験をしています。



元々、ミストデワックスは塗装済みの建材に使うメンテナンスワックスとして販売していたのですが、

ミストデワックスの効能のひとつに「高アルカリを示す洗浄液だが、汚れと混ざるとすぐに中性に戻る」

という性質があることから、\素材を傷めずにキレイになって、変色もしないじゃん/っと妻が喜び、

こっそり自宅で蜜ロウワックスがはげたところでもテストしていました。





「みてみて、雨シミも落ちるし、変色もしないよ♪これなら無塗装の無垢材でも洗浄できるんじゃない?

重曹系は変色するから無理、他の洗浄液で洗っても木が毛羽立つからカサカサするけど

ミストデワックスならかなりいいよ♪」

といい、アッチコッチ自宅テストをしてから、

その後、古民家の家に声をかけご協力頂き

商品テストをさせていただきました。




今日、お伺いしたお宅も旅館のような素敵な古民家(無垢材・無塗装)でした。

昔の家は趣はあってとても良いのですが、

木の建具は気密性が低いことから

サッシと比べ、雨シミや土埃がこびりつきやすい、

また昔は窓を開けっぱなしにするお宅も多いことから

縁側にこのような雨シミがつき雑巾で拭いても取れない汚れがあります。

ここの奥様も木の家のお掃除にかなりご苦労されていたようです。



▲縁側の雨シミ

しかし、ミストデワックスなら一般の方でもカンタンに落とせます。



▲10倍に希釈したミストデワックスを吹きかけ、耐水性のサンドペーパー320番で
力をいれず円を描くようにしていくと汚れの膜が緩み浮き上がってきます。


▲汚れの膜が緩むと、凹凸の中に入った汚れがどんどんでてきます。


▲しっかり乾拭きします。


▲汚れがとれてきました。(汚れが浮いてきているので乾拭きを3回くらいすると汚れがごっそりとれます。)


▲もう一度10倍希釈のミストデワックスでシュッシュ


▲一度目で汚れの膜が緩みましたので、今度はカンタンに汚れが落ちます。


▲汚れがゆるゆるゆるみ汚れが浮いてきました。


▲縁側の汚れをすべて落としたら、乾いてから蜜ロウワックスを塗ります




このような手順で、10倍希釈のミストデワックスと耐水性のサンドペーパー320番で汚れを落とします。
ミストデワックスで洗うと毛羽立たないため、仕上がりがとてもきれいです。






長年の汚れを落とせば\普段のお掃除はカンタン/



▲今後は、2週間に一度程度10~20倍希釈のミストデワックスを吹き乾拭きすれば大丈夫です。
フローリングワイパーに使い捨ての布または雑巾をつけ乾拭きすれば、更にカンタン♪





縁側は紫外線があたるため、どうしても木が乾燥してきます。

定期的に油分をいれることにより木の乾燥を防ぎます。




働く女性が増え、合板のフローリングなど利便性の高い床材が増えましたが

一方で、無垢の木の床、自然塗料を選ばれる人が増えています。

昔は「木の家は毎日雑巾がけをして米ぬかで磨く」という女性が多かったのですが

現代社会では難しいので、このような商品がでてくれば

もっと木の家の需要が増えてくるように思います。(耕太郎)




【古民家(約3畳分のお手入れで用意したもの】

*10倍希釈のミストデワックス(希釈した容量で200cc(ミストデワックス20cc 水道水180cc)  約240円(10倍希釈で)
(今回は長年の汚れを落とすために使ったため、かなり多めに使いました)

*蜜ロウワックス 50ml 約600円
(日が当たる縁側だったので、かなり木が乾燥していたため通常より蜜ロウワックスの量が要りました。

*耐水性サンドペーパー340番 1枚程度  \70/枚(雨シミが多い場合、数枚用意してください)

*乾拭き用の布 10枚程度(←想像以上に汚れがとれますので、多めに用意してください)

*歯ブラシ2本(雨シミの縁を落とす、蜜ロウワックスを塗る時は角等を塗る)


























尾鷲の石垣(三木里町 NO1)

2017年06月07日 14時57分32秒 | 小川耕太郎
先日、駐車場に車を止めて、家に帰ろうと歩いていた時、
何か違和感を感じ、振り向くと、この子がいた。




石垣に同化していて気づかずに通り過ぎたのだが、
武道の達人のように視線を感じ取ったのだ。
しばらくにらめっこをしていたが、
カメラを向けると視線を外された。


この先には、石垣がある。




東日本大震災の後、写真にあるような標高何mという赤いポールが、
道のあちらこちらに立てられるようになった。
賀田町にも、5m、10m、安全標高18m、20mのところにポールが立っている。


津波の時の逃げる目安になって良いのだが、
もう少し、景観に配慮したセンスの良いものにできなかったのかなと、
おしゃれな私は思うのです。


おまけは、天満荘を管理している奥様とのツーショット。
私は娘とペアルックにするための「HUG]と書かれた帽子をかぶっています。
こういう帽子をかぶると、雰囲気が弟とそっくりだなと感じます。




履いているジーンズは、京都の雅織工房の藍染ジーンズ。
膝が破けてきたので、娘に端切れをもらって私が縫いました。
こういうセンスがあればね。

天満荘のメンテナンス+尾鷲の石垣(尾鷲市天満 NO1)

2017年06月06日 14時09分45秒 | 小川耕太郎WOODSELECT
昨日から尾鷲市天満にある「天満荘」に行き、
蜜ロウワックスで玄関まわりを綺麗にしてきました。
蜜ロウワックスのカタログリニューアルで、
カサカサに乾いてしまった古民家の廊下や柱を
綺麗にする例にしたいと思っています。




天満荘は、三重大学のサテライト拠点になっています。




綺麗な石垣も残っています。


この家の玄関を入ってすぐの柱。


尾鷲ヒノキで作られていますが、
築90年も経っていて、
しばらく人が入っていなかった時期もあるので、
柱もカサカサに乾いて、白っぽくなっていました。







蜜ロウワックスで、古民家らしい飴色がかった色に変化しました。
艶やかです。


玄関わきの板。(松かな?分からない)
これも油分が抜けて、カサカサです。






玄関正面の飾り棚と絞り丸太。






飾り棚の上部飾り。






玄関正面の縦格子。






縦格子には杉の良材が使われています。






かなり乾いた材ばかりだったので、
新しい木の倍くらいの蜜ロウワックスが必要でした。






でも、凄く良い色になって、木目も浮き出てきて、
喜んでもらえました。



11/4には、渋谷のフレンチレストランが尾鷲に来て、
ここの庭で食事会をするそうです。
そのレストランのお客様に、
尾鷲でおいしい食事を食べようと呼びかけるみたい。


お客様銘々が、車なり電車なりで尾鷲に来て、
尾鷲近辺の食材を使った料理を楽しむらしい。


凄いね。
交通費も含めたらいくらになるんだという感じですが、
(東京尾鷲間は、普通車指定で往復3万円程度)
尾鷲の食材にほれ込んだシェフが、決めたらしいです。


私は交通費がかからないから、参加しようかな。
正式決定したら、レストラン名や企画内容をお知らせします。




▲尾鷲のアイドル母さんであり、天満荘の看板娘である松井さんと私(小川耕太郎)





尾鷲の石垣(賀田町 NO6)

2017年06月05日 10時45分00秒 | 小川耕太郎
来客+カタログ製作作業で、
石垣シリーズの更新ができていませんでしたが、
今日から再開です。


会社から東に100mくらいのところにある石垣。



さらに東に行くと。



私が小さい頃は田んぼだったな。


更にその東には。




数年前にのボンティアの方たちが植えた桜があって、
(道の左右、すべて桜の木です。)
ベンチが置いてある。
桜の咲くころは、町の人たちが思い思いに桜を楽しんでいます。


中央の電柱右に、ウサギ小屋が小さく見えます。
電柱の右横に桜がありますが、その枝のすぐ下。
木の手すりの上です。


町のおじさんがそこでウサギを飼っていて、
子どもは、大人と一緒に行くと、囲いのしてある広場にウサギを出して、
一緒に遊ぶことができます。


ウサギ小屋の反対側には




ここの斜面になったあぜ道を、手作りのヒノキ製ソリで滑っていました。
木にロウソクの蠟をすり込んで、滑りやすくしていたな。


ここから上がっていったところに、
大事な所をケガをした場所があります。