蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

ヒッチハイカー

2015年03月31日 15時38分34秒 | 小川耕太郎
今日の昼間、尾鷲の町中にタイヤの履き替えと銀行通帳記帳に行っていた。
12:50頃、丁度記帳している時に原君から電話がかかってきた。


「社長、お客さんがみえてます。蜜ロウワックスの事を聞きたいとのことなんですが、
 何時に帰りますか?」
「13:30には帰れるけれど、どこから来たお客さん?」
「茨城だそうです。」
「茨城?13:30まで待っててもらえるの?」
「待つそうです。」
「分かった。すぐ帰る。」


という会話をして、大急ぎで会社に戻った。
でも、会社前には車がない。
???
茨城からどうやってきたのだろう?


会社に入ると、目の綺麗な20代後半の若者が待っていた。


名刺を渡し、どうしてうちに来たのか尋ねると、
「伊勢にセルフビルドで家を建てた友人がいて、昨日はそこに泊まったんですが、
 その友人の家に「蜜ロウワックス」があって、ああこのワックス、木工をやってた時に使ってたと話すと
 友人に、すぐ近くの人が作っていると言われたので、小川さんに会って話を聞いてみたいと思い、ヒッチハイクして来ました。」と言う。


すぐ近く?ヒッチハイク?
「それで、乗っけてくれる車はすぐに見つかったの?」
「ハイ、一台目で嬉野パーキングエリアまで乗っけてもらい、熊野に帰るという人に会社の前まで送ってもらいました。」
おまけに、茨城からずっとヒッチハイクらしい。


???
ヒッチハイクなどしたことのない「シティボーイ」の私には意味わからん。
そして、弊社にやってくる人は必ず、アポなし、突然なのもなぜなのかわからん。
わからん。わからんが頭の中を回っていた。


それで、ワックスの事を聞きたいというので、ワックスの何を聞きたかったのか分からないけれど、
開発に至った経緯や、どうやって広げてきたかや、今どのような考えで仕事をしているかなどをお話しした。
私的には、「こんな話で良いのかな?」と言う感じだったけど、綺麗な目で熱心に聞いていた。


木工もやっていたというので、長勝鋸を出して、欅の試し切りもしてもらった。




なかなか、鋸の使い方がうまい。
切れ味に驚いてくれたけど、これでいいの?
こんな事をしに来たの?


一通りお話しして、「それで今日はどうするの?」と聞くと
「滋雲庵と言うゲストハウスに泊まりたい。」と言う。
妻がブログか何かで紹介していたらしいが、いろいろ聞いてみると趣味の家でゲストハウスではないらしい。


どうしようかと思っていたら、那智の方にヒッチハイクで行くと言うので、
とりあえず、熊野にある観光施設まで送って行った。
那智まで行って泊まるところがなかったら、テントを張って寝るという。
そうやって世界各地を回ってきて、危険な目にあったことはないという。


名刺代わりに、北米で撮ったという大木にもたれかかっている彼の写真をもらって別れた。


こんなので良かったのだろうか?
わからん。


4日には、京都の楽縁に行くという。
中尾佳貴君という若者でした。

木もちe-外壁

2015年03月20日 12時54分58秒 | 木もちeー外壁
今日は、熊野原木市場の記念市。
1時間ほど見学に行ってきました。





丁度、木もちe-外壁を作ってもらっている会社社長と常務にお会いしたので、
「木もちe-外壁」縦張りの3mを作ってくださいとお願い。


赤身で働き巾150mmの板を取ろうとすると、末口(木の先っぽの口径)で36cm位の3m丸太が必要なのですが、
それくらいの口径のある木は4mの長さに切るのが常識なので、山側に特注して出してもらうしかありません。


なので、「年間このくらいの量を仕入れるならいくらで納品できる」という風に提案していただければ
「お約束して仕入れますよ」と伝え、提案していただけることになりました。


今までは、1階部分だけに「木もちe-外壁」を使おうとすると、
1mほどの材を無駄にしていたので、3m材を作って頂ければ無駄が少なく助かります。
夏くらいまでには、在庫できるようにしたいです。


ついでに、最近の材の動きについて質問したところ、三重県の住宅着工戸数は前年比3割減程度になったらしく、
木材の方の動きも悪いらしいです。


幸い弊社は、昨年よりも若干ですがプラスできているので、
そうお話ししましたら、ビックリされました。
世の中の景気とかに関係なく、常に攻めに攻めてますのでね。
この先何があるのか分からないけれど、とりあえず、今のところは。


また、三重県中部にある会社の社長ともばったり遭遇。
その会社が数年前から製造を始めた「天然乾燥の梁桁材」営業のお手伝いをしたのですが、
早速、有力工務店さんに採用されたようで、感謝されました。


その工務店さんは、1棟当たり100㎥ほども木材を使うらしく、
年間20数棟建築している。おいおい、年間二千数百㎥分の売り上げだよ。
和田金ですき焼きでも奢ってもらわなきゃ。


きちんと良い材さえ作ってくれたら、ちゃんとそれを評価し、採用してくれるところはあるんですね。
ローコストで大量生産だとかは必要ない。ちゃんと作り、ちゃんと説明し、丁寧に売り、フォローする。


会社近くに咲く春の花。





春遠からじ。

看板

2015年03月18日 12時05分08秒 | 小川耕太郎
弊社は、普通の民家を借りて事務所にしています。
玄関には表札もなく、ずっとそのままでおりましたが、
「いいかげんに看板くらい付けましょうよ」という意見が多くなり、
幾何楽堂の小坂さんにお願いすることにしました。



今日、倉庫に行って、私のお気に入りNO1のこの板(高知県大栃産1,000年杉)を
ウッドロングエコ仕上げか蜜ロウワックス仕上げにしてもらって、などと考えていましたが、



何せでかすぎる。2,300mm×630mm×70mmもある。



これに、社名掘ったら老舗の会社みたいで凄味が出るけど、
社屋は普通の民家。あまりにもバランスが悪いという意見が噴出して、
同じ木で採った小さめの板にしました。



ウッドロングエコ仕上げの郵便ポストを壊して、そこに取り付け予定。



分不相応だろうが何だろうが、トコトン行くのが私の信条ですが、
今回ばかりは、社屋が先だな(いつになるか分からないけれど)となりました。



でもいつか、この木で看板を作っても負けないくらいの社屋にしたいな。
三重県で言ったら「赤福」の看板にでもできるくらいの木だからな。
頑張らないと・・・。

植林活動

2015年03月12日 11時14分27秒 | 小川社のCSR活動
昨日、尾鷲市役所において、「森と海を結ぶ漁民による森つくり」への苗木の授与式がありました。







毎年行っている恒例行事ですが、今年も30万円分の苗木を寄付し、
14日土曜日に、尾鷲市有林に約40名で植林してきます。
弊社からは、藤井君と竹村君が参加します。


また、弊社倉庫前に夏になると稚園児や小学生が泳ぐ川があるのですが、
その上の山が広範囲に荒れていて、非常に危険な状況にあることから、
山林の所有者(この方が荒らしたのではない)にお願いして、
その山林を譲ってもらい、市か町の所有林として広葉樹を植えていくことを提案しました。


山林所有者は、譲ってもよいと言ってくれているみたいなので、
来年には植林を始めたいと思っています。