蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

昔の手紙

2007年12月25日 13時22分57秒 | 小川耕太郎
妻が大掃除でいろんな資料の片づけをしていた。
「コーちゃん、こんなコピーが出てきたよ。」というので
手にとって見てみると「蜜ロウワックス」を販売し始めの頃に
ワックスを使っていただいた方から頂いた手紙のコピーだった。


何のコネクションも無く、どのようにワックスを売っていってよいのか
わからなかった頃(今でもそうですが)
使っていただいた方や工務店さんから頂いた感想のコピーを持って
こういう風に評価してもらっていますと話しながら営業していました。


サンプルを泥棒さんが持つ唐草模様の風呂敷2つにつめ、両手に持って、
背中にはリュックを背負っての営業でした。


絶対よい商品だから絶対売れると信じていました。
そんな格好でも喜んでもらえると確信していたから
何も恥ずかしいと思わなかった。
いろんなお客様に励ましていただきながらの営業でした。


今年も一年いろんな方々に応援していただき
何とか無事年を越せそうです。ありがとうございます。


来年は木もちe-デッキと一枚板をもっともっと広げて生きたい
そして蜜ロウワックスにもう一度力を入れたい。
ショールームを完成させたい、そう考えています。


今年の営業も明日で終わりです。
皆様、よい年をお迎えくださいませ。
来年もよろしくお願いいたします。        

                        小川耕太郎



4年前の試作品、蜜ロウピカルン(仮名)を久々に塗りテスト~大掃除編~

2007年12月21日 14時02分25秒 | 小川百合子
毎年、掃除掃除といっておきながら
日常業務で終わってしまい、表面的な清掃しかできなかったのですが
今年は今までよりは、大掃除をしています。



大掃除をしていたら
小川社の台所研究室で試作していた
「蜜ロウピカルン(仮名)」がでてきました。

コレは合板フローリングやプラスティックにも使えるワックスとして
試作したものです。
早速、試作品を3年ぶりに試してみました!
形状も変化がなく、塗った感じも上出来!
小川社が毎日使っていた古くなったコーヒーメーカも
これで磨いたら、適度に艶がでて美しい!
なんいってもすぐ乾く!
形状は乳液ワックスですが、3年間経っても商品としてもだせる状態で
ワックスが分離していなかったです。



発送作業場の40年前の合板テーブルを塗りました。
少し艶がでて、テーブルが生き返ったようでした。
テーブルに向かって
「今までよく手入れもしないのにがんばってきたなぁ!」と
褒めてあげた気持になります。
ボロテーブルでも手入れをすると情が移るのか(笑)



スタッフの倉本にもテストしてもらったら「使いやすい」と好評。
「自分たちが口答で説明できる、安全な原材料でつくりたい」
という主人の意思があり試行錯誤の繰り返しで、
現在は保留状態でしたが、3年寝かしていたら「オヤオヤ」といた
試作品です。試作ナンバーを確認して調合、製造方法を見直さなくては・・・。


これを商品化するかどうかは次の問題ですが
大掃除って会社全体を整理することなんですね。




そうそう!小川社はスタッフ全員で掃除をすることが目標です。

私が独身のときに勤めていた会社は、掃除業者にまかせっきりで
いつのまにか売り場のスタッフもちょっとした汚れに対し鈍感になり
事務作業の机が散らばっても気にならなくなっていました。
だから商品もどこか光り輝いてない。
売る人の気持って商品に反映するのでしょうか?
ところが、会社のトップが基本的な日々の掃除は
従業員がやることに方向を変えたら
経費削減にもなりましたが、
ビックリするほど売り上げも上がったことがありました。
(大きい会社だっただけに、余計そういった結果になったかも・・・)


そういえば、小川社を立ち上げたとき
醤油醸造元の社長さんが
「お客様の立場からみたら、新人も年齢も経験もまったく関係ない。
 お金をもらって働く以上、自分の仕事が会社の顔になります。
 だからこそ自分の身の周り、職場環境に気を配ることが大切。
 みんなの意識がリセットされることが掃除の目的。
 スタッフ全員で掃除をする、これこそ教育であり経営である。
 難しい理論よりも整理整頓から、自分自身で見えてくる仕事
 に気がつくことが大切です。」
と教えを受けたことがありました。
経営の立場にいると、そんな大きな会社で無い限り
自己資金で運営しているから、つい経営の方が切実にみえ
掃除よりもっと大切な仕事がある!と思うのが常だと思いますが
ここの社長は自ら掃除をしているからこそ、
スタッフにも厳しく指導しても
社員教育として受け止められるのだろうか?
それとも私自身が厳しく指導する立場をさけているから
社員教育として伝わらないのだろうか?
どちらにしても
人を指導するほど我を見直すから逃げられない立場です。



私自身の自宅は、元々不精モノなので恥ずかしい限りの散らかった部屋です。
しかし経営の立場にいる以上
会社は20年30年と続くような姿勢で生きないといけないですよね。
会社の経営も日々の積み重ねだから・・・
(まだ子どもが1歳、私は40歳、主人は46歳)
まずは自身から続けていかないとなぁ・・・
目標ではなく、日々の習慣にすればいいのですが・・・
なかなか・・・でも去年よりは少し良くなったかなぁ・・
(子どもが少し大きくなったので以前よりは朝が楽になってます。)

少しの変化ですが、以前より少し朝早くきてトイレ掃除を始めています。



・・・・・話がかなり飛び飛びになってしまいました。
眠っていた「蜜ロウピカルン」も商品化して一度起こしたいです。
「服を一枚買うよりも、蜜ロウピカルンで部屋を
 磨いたほうが、お洒落!」
なんていう若者がでてくると楽しいだろうなぁ
身の回りを手入れしながら、
スッキリ生きるってお洒落ですよね。



大掃除

2007年12月20日 15時57分50秒 | 小川耕太郎
ここ最近、確認申請の遅れの影響が出てきたのか注文の電話が少なく、
皆で少しずつ大掃除を始めています。


カラーワックス、クリーナーワックス試作品の残骸、
溜まった雑誌、送られてきたカタログ類などなど・・・。
分類しリサイクルできるものはリサイクルに出し
結構きれいになってきました。


ショールームを建設予定の工場跡地にも
以前両親の住んでいた家にあった食器、書類、百科事典や
毛糸の巻いたもの、飾り物などなど・・・。
よくこんなものまで取っておいたなぁと思うものがワンサカ出てきます。


新しい場所に持っていくわけにもいかないので
片っ端から処分しようと思います。


こうなってみて思うのですが、
人間なんて本当に必要な物はいくらもないなぁということです。
現在の自分の家も必要の無いもので埋まっていますが
よく吟味して購入しないといけないと痛感しました。


物よりも人、知恵や工夫、自然、歴史など
買うことのできないものをもっと大切にしようと感じます。


そう言いながらまた同じように1年を過ごしてしまうことが多いのですが・・・。

サンタは現れず

2007年12月18日 11時43分21秒 | 小川耕太郎
国民生活金融公庫から連絡があり、
「事業内容は良いけれど、保証の整理がつかない限り融資できません。」
とのこと、相談に行ったときは
「保証云々にかかわらず事業内容で判断する。」と言っていたのに・・・。
ということで、自己資金でショールーム建設になりました。


平面図は完成に近づきつつあります。
後はいつやるか、やれるかという事になりました。


次の手は打ってあるし、それがダメでもその次の手を打てば良いし、
結構しつこいんです私・・・。来年秋には必ず完成させます。


完成させると決めましたから色々悩むのはこれでおしまい。
後は淡々と作業を進めます。







補助金に頼らない道 ~フォレストボードウォーク~

2007年12月07日 16時19分34秒 | 小川耕太郎
先日、長岡商工会議所の方とお会いする機会があり
新潟県の近況動向を教えていただきました。

2003年頃、長岡商工会議所で小川社が講演させていただいたのを機に
お付き合いさせて頂いております。
私は風邪をひきお会いできなかったのですが
いろいろな話が飛び交ったそうです。
その中のひとつのお話を紹介。




たまたま、4年位前にフォレストボードウォークの活動をされている森様と
お会いしたこともあり・・・・
また小川社が大変お世話になったイベント「森林へ行こう~エコマーケット」を
企画したエコ系イベント企画会社アースガーデン様もこの動きにかかわっていたこともあり
フォレストボードウォークの最新情報を聞き
とても嬉しく思い・・・この活動を少しご紹介させて頂きます。




行政を頼らず、できる限り自分達の力で作っていこう。そんな精神で
はじめた苗場では2002年に車椅子の人にも大自然を楽しんでもらえるようにと
ボランティアによる木道づくりがはじまりました。
国内最大級の野外音楽イベント「フジ・ロックフェスティバル」に
参加したことがキッカケで、
毎年木道をつくるために全国から駆けつけてくれるそうです。

フォレストーボード・ウォーク(木の道)~
この取り組みは単に障害者が森を散策できるようになるということだけでな
障害を理解するための道であり、自然保護の道であり、教育の道であり、
そこを訪れる方それぞれがいろいろな発見が出来る木の道です。
木の板一枚\1.000で購入し、その天板に好きなメッセージをか書き、
その板が打ち付けられ、道となっていくのです。


苗場では、夏至の頃キャンドルナイトに合わせて
「ボードウォークキャンプ」というイベントが催しされたいるそうです。
主な目的は
冬を越した木道の点検や補修作業です。
フジロックに参加できない年でも
フジロックににやって来る人たちや、
木道を渡る人のためになることができればと
ボランティアの方が集まってくるそうです。


粘り強く続けたれたこの活動は
今では5年目を迎え
木道の延長距離が約1.2km
人と人を結び、スピリチュアルを結ぶ
「苗場オリジナル」の道です。


今、この活動が長岡市山子志闘牛場の
ブナの観覧席を取り巻くように延び
永さは約80m。
3年前の新潟震災後、全国のボランティアの方に
支援をいただき「ありがとう」に気持を何か形に変え伝えるために
復興した姿を障害をもつ人やお年寄りにも全国からみてもらいたい
という気持からこの活動が始まったそうです。



実行委員会を立ち上げ多くの老若男女が集まり
木道の活動を続けているそうです。
震災で無くなったものや元に戻らないものは確かにありますが
確実に新しい何かも産まれている
この木道もそのひとつだそうです。



長岡のまちづくりはとても興味深くお話を聞いているだけでも
とても元気になります。
以前、小川社のメールニュースでもお伝えしたことがあります
興味があるかたは是非!ご覧下さい。
長岡メールニュース




また買っちゃった

2007年12月03日 13時57分31秒 | 小川耕太郎
11月24日は丸宇木材・下館市場の開設記念市でした。
事務所建築のための材がいくら位しているかの確認を兼ねて
見に行きましたが、また板を買っちゃいました。


ケヤキ  2.7m幅84cmと93cmの床の間板
(乾燥材、キズなし)

ケヤキ  3.85m幅68cmカウンター用盤
(木裏に少し目割れがあります。片方耳付きで居酒屋、バーのカウンターに)

ミズナラ 2.76m幅86cmテーブル用盤
(長さ幅共に大きく、木目も最高です。乾燥材)

トチ   2.1m幅109cmテーブル用盤
(25年の乾燥材)

吉野松(トガサワラ)1.6m幅73cm座卓、テーブル用盤
(これも25年の乾燥材、座卓の脚用材4本もついている)
以上6枚の板です。
まだ手元に届いてないので写真は後日掲載します。


一枚板のお問い合わせも増えてきていて、
(実際に売れてしまった板も何枚か有ります)
たくさんの紹介出来ていない板が有るのですが、
ウッドデッキの注文と御問い合わせ、出張で忙殺されて何も出来ていません。


今、ホームページ(一枚板のコーナーを含めて)をもっと見やすく、
更新しやすくするために百合子が必死になってますが、
それも娘の一泣きで止まってしまいます。


私の頭に思い描いた事柄が自動的にホームページに出来るような装置が
あれば楽なんだけど、そのような装置が出来るまではボチボチやるしかないようです。