蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

[縮杢を使った玄関引き戸]と [バイオリン]

2010年07月15日 10時03分06秒 | 一枚板






縮杢とは?
木目の模様で、特に装飾性の高いものを杢といいます。
今日は「縮杢(チジミモク)」のお話をさせていただきます。
木目が波状に縮んでしわがよったように見える杢を縮杢といいます。


▲玄関の{十字架部分+ドアの持ち手}がタモの縮杢になります。


アップでみると・・・・杢がわかります。

▲辛子色の部分の木が並うったようにみえませんか?これが縮杢です。



杢には色々な種類があり一例を挙げますと
●如鱗杢(じょりんもく)→魚のウロコのような模様の杢
●鶉杢(うずらもく)→ウズラの羽のような模様の杢   他
杢の模様を自然の造形美と照らし合わせ、このような名前をつかうことが多いようです。





話が変わりますが、
弦楽器のバイオリンをつくるときに
バイオリンの裏は「縮杢」や「虎杢」
バイオリンの表は「柾目」
が一般的だそうです。

▲写真左:バイオリンは「虎杢」だと思います。
バイオリンをつくる時「板の取り方」について説明しているサイトをみつけました。
バイオリンをつくる
ギターやバイオリンは杢目にかなりこだわります。音の出方が違うのだろうか?







さあ!話を元に戻します。
上記の玄関に使われた縮杢の材はコレです。
     


▲写真右の材を使いました。

この材は、小川社の倉庫に眠っていました。(笑)
この材をみてこれを使いたい!という方はプロでもかなりマニアな方か
素人でもかなり木が好きな方だと思います。




そこで小川社では
今後、木材をコーディネートしたりアドバイスをしながら
販売できるように!と考え
【実験台の家】では、小川耕太郎が木を監修し建てました。(棟梁は丸京建設の東棟梁)
予約をしていただければ、ご覧になれます。
また、11月に出す山sun通信でも
現代の空間にあった木材のコーディネートの一例を紹介させていただきます。




今年後半~来年前半にかけ
木のコーディネートについてH.Pでもご紹介させていただく予定です。



ご興味のある方は是非!ご連絡くださいませ。

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