蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

【実験台の家】--国産栃のフローリングでリノベ

2015年09月30日 10時51分40秒 | 国産栃のフローリングで和モダン


6年前に築80年の家をリノベーションをした【実験台の家】

自分達の自宅ではあるけど、小川社の商品を実際に使う展示場でもある。

先日、2年ぶりにだす小川社の総合カタログ「山SUN通信17号」の商品ラインアップとカタログの台割が決まりつつある中・・・

小川耕太郎の一言でいつものように・・・どんでん返し



「たった1頁で栗材のデッキや希少価値の高い 国産栃のフローリングがうれるか



「えーでも栃のフローリングは希少だから、すごーく高いじゃないですか



「他と同じものやってもしょうがない。ほぼ手に入らない国産栃のフローリングだからこそ、探す人もいる


確かにそのとおり。小川社の蜜ロウワックスをはじめ、ウッドロングエコ長勝鋸岩野市兵衛氏の漉く越前生漉奉書など


小川社の商品は、100人中一人振り向くか振り向かない商品ばかりのラインアップ(^_^;)










「この前まで一枚板テーブルの一番人気はケヤキの板だったけど、今は栃の一枚板が一番人気なんだ


確かにシルクのような光沢と縮杢の木目は見る人を魅了する。



「だったら、和洋折衷の空間として国産栃のフローリングを提案したらどう??」



事態はパッパッパと決まり、明日から和室の工事がはじめります。





▲丸京建設の親方もすぐに駆けつけてくれました。




最近、古民家のリノベ―ションが増えたため、

根太には、枕木にもつかわれる硬木の栗の根太を使うことに決定。




ここ数年、記録的な大雨が続いているせいか? 土台の材から選択する人が増えています。

(小川社では国産栗の根太材も扱っています。)今回はフローリングの下に隠れてしまう

根太材も記録する予定です。

明日から工事がはじまるので、2週間ほど

工事記録の写真撮り&メモ魔をしながら山SUN通信とH.Pの絵コンテ製作がはじまる。








▲今回は、障子と床の間を活かしつつ和洋折衷にするのが目的です。畳が好きだっただけに名残惜しい



▲先月、木製ブラインド”こかげ”が雑誌にのったこともあり、40から60代に人気のある「和モダン」の空間をご提案していきたいと思います。


障子、床の間、国産栃のフローリング どんな空間になるのだろうか???樹種の選び方によって空間がまったく変わるので

仕事としては楽しみです。(文:小川百合子)


【実験台の家】--国産栃のフローリングでリノベ

【実験台の家】畳みをひっくり返す。根太には国産栗をつかう?


無節や無地上小のヒノキや杉の良さも伝えたい

国産栃のフローリングで和洋折衷---仏壇を置いても相性よし---

完成!国産栃のフローリングで和モダン

築80年の家をリノベーション【実験台の家】


P.S 本来なら木材に詳しい 小川耕太郎か木材担当者が書いたブログの方が的確だと思いますが、今回はH.Pやカタログ製作に加わっている
私の視点で書かせていただいています。木材や建築に関し、勉強不足のところがあり、間違えもあるかと思いますが、修正をしながら書かせ
てもらいます。微力ではありますが、逆に木材業者様と違う視点を組み入れることにより、様々な広がりがでるように、試行錯誤しながらレ
ポートいたします。今後とも宜しくお願いします_(._.)_(小川百合子)



韓国ソウル放送の取材

2015年09月17日 14時37分26秒 | 小川耕太郎
お久しぶりです。小川耕太郎です。


先日、韓国ソウル放送のコーディネーターの方から電話があり、
韓国ソウル放送・SBSスペシャル(2015/10/11 23:15分からの1時間番組)、「天然資源の利用」
という番組で、小川耕太郎∞百合子社の「蜜ロウワックス」を取材したいとのこと。


韓国の番組なんて見たことないし、どうしようかなと思いましたが、
とりあえず受けることになりました。


20日の10:00時に弊社に来て、「蜜ロウワックス」と「ミスト・デ・ワックス」の説明をして、
午後からは塗装作業を撮影。


蜜ロウワックスの製造現場を見たいとの要望もありましたが、
念のためお断りしました。


出来た番組を見ることはできないけれど、韓国でも自然塗料に対する関心が出てきたのかな?
韓国での住宅事情が分からないので、何とも言えませんが・・・。


ヨンア(こういう名前の子がいましたよね)あたりがリポーターで来てくれないかな?

実際に暮らしている家には説得力がある---【実験台の家 6年後】----

2015年09月02日 09時19分26秒 | 新商品_国産柾目ブラインド
6年前に親戚を通して、譲り受けた築80年の家をリノベーションしてから早6年経つ。

話を受けたときは、妻が子育て(当時は3歳)に

親父の介護(別居だったが当時住んでいた借家の隣のデエーケアーにお世話になっていた)に

仕事にとにかく忙しかった。当時は明け方まで仕事をすることも多く、

1,2時間仮眠をしてから、娘を保育園に連れていくという生活で

そのうえ、私は出張続きの毎日だった。





当時、住んでいた借家はとても狭かく、PCデスクを置くスペースもなく

この家なら、妻の仕事部屋が設けられる!っと。

切羽つまっていた時期だった為、非常にありがたいお話だった。

っで、築80年の中古物件は、玄関を開けたときはこんな感じ↓



車が入らない、狭い路地に建つ家だから、解体費がかかるということから

タダでもこの家を所有している人を探してたという。




▲リノベ後(玄関入ってすぐの部屋の改装)

建材を売る仕事なので、

自社商品の木もちeーデッキ(ウッドデッキ用材)、木もちe―外壁(外壁材)

蜜ロウワックス仕上げの内装材を使ってリノベーションしよう!

ということになり【実験台の家】と称し、様々な取り組みをした。




そんな中で出会った商品が

木製ブラインド”こかげ”だった。

家と家が密接する地区なので、プライバシーが無い。

だけど一応のプライバシーと通風は欲しい・・。という点から

ブラインドをとりつけようと探したところ

国産+自然塗料仕上げのブラインドがなかった。




↓当時の様子はこんな感じ



【実験台の家】は、今でも人の紹介で見学に来られる人も多く

展示場とは違い、実際に暮らしている家には説得力があるのか?

見学者は、女性同士のクチコミが多い。

自腹を切ってやっているから説得力があったのだろうか?






今回、4ページにわたり木製ブラインド”こかげ”を掲載していただいらニューハウス出版「モダンな和の家」では

中古マンションのリビングを大広間に見立て、リノベーションしていた。
リノベーションは窓の位置は変えられない。
だからこそ、ブラインドで調光したり
プライバシーを確保したりできる便利な道具だ。




もちろん、無垢材+自然塗料ならではの「まぁるい光」
省エネ効果も高い。




もっともっと、木の良さを色々な形で伝えていきたい。









ニューハウス出版「モダンな和の家 3」に、木製ブラインド”こかげ”が紹介されました。

2015年09月01日 22時02分38秒 | 新商品_国産柾目ブラインド


ニューハウス出版「モダンな和の家 3」
にて小川耕太郎∞百合子社が取り扱っている「国産杉 柾目板のブラインド」が掲載されました(←もちろん、蜜ロウワックス仕上げです)



今、「和モダン」テイストの住宅が人気を集めています。
それは、木や石、畳や障子、土間等の和の素材の持つ質感や色、
香りが日本人に落ち着きを与えてくれるからではないでしょうか。
木製ブラインド「こかげ」は、木陰のような光を追求した商品です。






4ページにわたり掲載していただきました_(._.)_(感謝)



商品の詳細は、動画をご覧ください。




6年前にリノベーションした築80年の家、名付けて【実験台の家】の取り組みが成果物として

かなりイイ感じになってきました。

これからも住宅着工数だけに頼らない地域材商品をつくり

地域材の需要促進を目指し頑張ります。