蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

今年もありがとうございました。

2010年12月28日 15時55分57秒 | 小川耕太郎
明日で仕事納めになります。


実験台の家ができてから約1年。
「蜜ロウワックス」、「木もちe-デッキ」、「木もちe-外壁」のカタログを作り替え、
「山SUN通信」の発行で今年の締めとなりました。
(住所登録ミスで一部の方には「山SUN通信」が届いておりません。
 来年の早い時期にお送りできるようにしたいと思っております。)


その間、東京ブラインドさんと始めた「蜜ロウワックス仕上げ木製ブラインド」、
岩野市兵衛さんの手による「草木灰越前生漉き奉書」、「藍染和紙」、
長津勝一さんの目立てる「長勝鋸」、
松阪木材さんらと共同で始めた「自然乾燥杉梁桁材」らの商品化を行いました。
また、電気式床暖房「らく暖」の販売代理も始まりました。


実験台の家によっていろいろなご縁をいただき、
そのご縁が新商品を生み出し、
今までご縁のあった方々にお買い求めいただいて、
さらに発展することができましたことを改めまして御礼申し上げます。


来年は、今年商品化した品々の営業活動に励みたいと思っております。
職人さんの手仕事による「商品」です。
また、いきなり飛び込んできたような情報を元に
さらなる「新商品」が生まれる可能性もあります。


何にでも飛びつく「ダボハゼ」のようですが、
小川耕太郎∞百合子社の方向性に沿うものならトコトン追い続けていこうと思います。


来年で私も50歳。
体には相当ガタがきていますが、それでもまだまだ走り続けます。


来年もどうぞよろしくお願いいたします。
また来年も皆様にとって良い年になるよう心からお祈り申し上げます。




たんぽぽ保育園様で小川社の木もちeーシリーズ+内装材を使って頂きました。

2010年12月15日 12時35分45秒 | 小川社の商品を使った施工例
茨城県にある保育園「たんぽぽ保育園様」が小川社の
商品を全面に使ってくださいました。


たんぽぽ保育園様の保育方針
「自分で考え、行動する生きる力を育む」
「豊かな感性やしなやかで丈夫な身体づくり」
「仲間と交じり合う力を育む」
保育園の現場からお届けする園便りを読んでいると
先生方の愛情と努力を感じます。


設計はヤマト建築設計事務所
たんぽぽ保育園様の教育方針と空間が合致したような保育園になりました。



木もちeー外壁(よろい張り)で施工




木もちeー外壁(たて張り)で施工



▲教室の延長に木もちeーデッキでウッドデッキをつくっています。



▲体育館?蜜ロウワックス仕上げの紀州ヒノキ内装材



▲給食室 蜜ロウワックス仕上げの紀州ヒノキ内装材


茨城県ではこの他にもたくさん「木もちe-デッキ」、「木もちe-外壁」を使っていただいております。
おそらく全国でもトップ3には入っています。
その関係で私は、年に数回は水戸方面に出張し、いつも「かにや」という居酒屋で美味しい料理を食べています。


弊社商品を使っていただいて、美味しい料理も食べられて、
ほんの少しだけれど茨城県にもお返しできて、茨城県には感謝感謝です。


でも、この夏に水戸出張して以来お呼びがかかりません。
吉添ちゃん、田邊ちゃん水戸へ行きたいよ~。
「かにや」に行きたいよ~。

木はいいなあ~木もちeーデッキで楽しむ樹木~

2010年12月14日 14時54分14秒 | 小川社の商品を使った施工例
前回ブログでご紹介しました下地様邸の続きです。
今日はデッキのお話。

▲元々針葉樹の山林の一角、手入れをされていなかった木を10年かけ間伐と下草刈り、土をつくり、広葉樹を植えていきました。
 その中のひとつがこのもみじ。鮮やかな紅葉が印象的です。
 デッキの場合は落ち葉などの清掃は大変かと思いますが、
 デッキで植栽を楽しめるなんて素敵ですよね。


▲もみじの新緑。


▲まるでどこかの公園にいるようです。このあたりの植樹はすべて下地様が10年かけ、植樹をして育てられました。


▲樹の枝も楽しめます。


▲夜のデッキ。
 この写真にはありませんが、もみじをライトアップで楽しめるようにつくられたそうです。


10年かけて従来の山林に手を入れ、植樹を繰り返し、育てられた下地様。
ウッドデッキライフも四季を通して楽しめるように植えられています。


▲手作りのガーデン机と椅子
こんなところで食事を楽しめたら最高でしょうね。
空気まで美味しそうです。
まるで絵本「木はいいなあ」の世界のようです。

手入れをされてなかった山林一角を、10年かけ約1000本の広葉樹を植え、家を建てられました。

2010年12月07日 14時46分11秒 | 小川社の商品を使った施工例
今日、小川社に来社してして下さった下地敏邦様。奥様とご両親と尋ねてくれました。
とてもエネルギッシュで明るい下地さまは
小川社の木もちeー外壁で別荘を施工してくださいました。



あまりにもスケールが大きい方なので3回にわけて下地邸をご紹介させていただきます。



下地様はなんと主人と同じ輪内中学ご出身!
10年前に手入れをされていなかった杉、ヒノキの山林の一角(場所:那須)をご購入され
会社勤めをしながら、週末に間伐(伐採は人に委託。費用は間伐材で払ったとか)やご自身で下草刈りを繰り返し
間伐しながら広葉樹を約1000本近く植えたそうです。それも一人で!




はじめに間伐をしたときは、手入れをされていなかったため根が張っておらず
間伐した後に風がふくと、木が2,3本倒れたそうです。
土地に腐葉土をいれ、土から自分でつくったそうです。




ご近所の方からは「何をやっているのだろう?」と
不思議な顔をされたそうです。
下地様の姿をずっとみているうちに近所の方との交流も深まり
地元の人から苗をわけてもらったり
「自分でぬくんだったらこの樹あげるよ!」と声をかけられ
手入れをされていなかった樹を移植し、育てられました。




▲立派なもみじです。この樹がこの家のシンボルツリーになります。

移植前もかなりおおきかったもみじ。移植後の手入れも大変だったかかと思います。

▲ウッドデッキが完成。もみじを楽しめるウッドデッキ。(新緑の時期)


▲ウッドデッキから見下ろした風景

▲下地様ご夫妻(別荘の薪ストーブの前で)



▲ドウダンツツジの垣根。
赤い色がきれいですね。


▲ご自身でつくられたビオトープ


▲下地邸に入る入口。樹木の色合いも素敵ですね。


▲下地邸の西側



▲内装のドアに自分で木を描かれました。(樹の幹は木材をのみで叩き、質感をだすそうです)
素敵なドアです。下地さんは趣味で日曜大工もされるそうです。我が家もこんな建具に変


▲このステンドグラスはアンティックもの。


下地様が手入れをされる前の荒地を知っているご近所の方は
下地様の活動に驚かれるそうです。


昨年、定年退職された下地様は
今は農林水産省の助成を受けボランティアで水土里ネットの委員長を務められています。
「21世紀土地改良区創造運動」で農林水産大臣賞を受賞された組織だそうです。

この団体は造成・整備された土地改良施設は農家は元より、地下水涵養など広く地域に貢献されていました。
さらに那須野ヶ原40,000haの扇状地全体の健全な水循環システムを構築。
これらの構築により、扇央部下流域に政策するミヤコタナゴ・イトヨや大田原メダカなど希少種の保全に努めるとともに
鮎捕獲高全国2位にランキングされるほど、河川生体系の維持に貢献されているそうです。



下地様は不在山林主に働きかけ、山を整備し
那須の水源の元からきれいにする活動をされているそうです。



家も下地さんらしいこだわりが満載!
文がながくなりましたので
明日は下地邸の別荘をご紹介させていただきます。

山SUN通信をお届けしました。意外な業種様からのお問い合わせ!国産材の可能性にチャレンジします。

2010年12月01日 15時07分42秒 | 国産材啓蒙活動

▲小川社がだしている通信、山SUN通信15号

山SUN通信15号がお客様へ届き、多くのお問い合わせを頂いております。


今回は、国産材の新商品(国産木製ブラインド、梁桁材、木もちeー外壁の部材)を提案したからか?
意外なカーテンメーカー様や寝具メーカー様など
意外な業者様からも何件かお問い合わせを頂きました。



業種が違うと、発想が異なるのか!
「こんな風な商品を国産材でつくりたい」などのお問い合わせを頂きました。



小川社を立ち上げ12年。
「できるだけ固定観念をなくし国産材促進できるような商品開発をしたい!」
と願い努めてきましたが
まだまだ自分は柔軟性にかけていることがよくわかりました。
かって三波春夫さんが「お客様は神様でございます」といわれてましたが
まさにその通りです。
本当にお客様から学ぶことが多い毎日です。



裏を返せば、それだけ今まで気がつかなかった、
国産材の需要が多いということなのかもしれません。
国産材は外材に押されて売れない!のではなく
売れる要素を知らないだけだと謙虚に受け止めることが大切だと思いました。



今、主人は不燃加工の木材について色々調べていますが
これからも今の需要にあった国産材利用を考え、行動していきたいと思います。
様々な工夫を重ねがんばっていきます。
どうぞ、これからも色々なご意見をお聞かせいただければ光栄です。
今後とも宜しくお願いします。