蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

出張報告

2010年11月25日 12時48分35秒 | 耕太郎の出張報告
11月は出張ばかりで体がおかしくなりそう。
13日、14日は岡崎製材さんの展示会。
蜜ロウワックス、ウッドロング・エコ、木もちe-デッキ、木もちe-外壁、
草木灰生漉き越前奉書、藍染奉書、長勝鋸などの展示販売をしました。


14日夜には静岡に入り、「らく暖」の打ち合わせ。
「らく暖」はシート式床暖房装置で、
販売だけでなく施工まで含めて全国展開しようと考えています。


15日は東京へ。
16日には建材問屋さんとの打ち合わせ、
17日はジャパンホームショーで蜜ロウワックス仕上げ柾目ブラインドの説明をしていました。


18日帰宅。


22日は両親の金婚式のお祝い。親戚が23名集まって宴会でした。


そして27日からまた出張です。


27日、お世話になった方を忍ぶ会が名古屋であり、
翌日は長野県へ。
長野では、突板を不燃にできる液があるらしく、その確認と販売についての打ち合わせをします。


現在販売されている不燃材は、ホウ酸を真空窯で木に含浸させて作っていますが、
木の厚みが10㎜以上ないと作れません。また、ホウ酸が溶け出すためそのままでは外部に使えず、
内部に使う場合もホウ酸が染み出て白っぽくなるのが欠点でした。


しかし、ある方が開発した液は、白くならず、外部にも使え、紙までも不燃にできるそうで、
不燃材の単価が劇的に安くなります。


弊社で直接販売することはできませんが、(自然素材ではないので)
地元の木材業界を活気づけることができるのではないかと考え、話を聞きに行くことにしました。


29日は、木材業界、工務店さん、設計士さんが集まって、情報交換会兼忘年会。
12月1日に帰ります。


12月3日には、大阪に出張。
「建築家住宅の会」関西説明会。
その後、床暖房の全国展開打ち合わせ。


4日、浜松で樹齢数百年のヒノキを伐採する現場に立ち会い、
5日に帰ります。


その間に「木もちe-デッキ」のトラブル現場確認が2件入ります。
今年の夏は猛暑だったせいか、数件のトラブルが発生しました。


写真を見た限りでは、
ほとんどのケースで通風が取れていないように思われます。
腰壁で囲まれた屋上デッキ、隙間がなく張られたデッキ材、
床下に猫が入らないように、あるいは見栄えを良くするためにデッキ周りを板で囲ってしまう例があります。


木が腐るためには4つの条件が重なることが必要と言われています。
1:栄養
2:空気
3:高温
4:湿度
栄養は木が持っているため調節できません。
空気も調節できません。
気温も気象条件で決まってしまいます。(今年の猛暑は影響が大きかったと思います。)
湿度だけは、作り方で多少調節可能です。


木もちe-デッキのカタログにも書いておりますが、
床下をコンクリートにする。
通風プランを考える。
ほぞ穴を極力少なくする。
水ぬけを考える。
水勾配をとるなどです。


木もちe-デッキだけでなく、ハードウッドでも
これらの工夫をしないと寿命が短くなります。
腐りにくく塗装しているから、もともと腐りにくい材だから
どのように作っても大丈夫というわけにはいきませんので、
くれぐれもご注意くださいませ。


それでは。

自分でつくる木もちeーデッキ

2010年11月15日 14時36分49秒 | 小川社の商品を使った施工例
11月13(土曜日)に小川社に訪ねていただいた杉浦様。
せっかく遠方からいらしていただいたのに
残念ながら主人は出張。小川社では、土曜日は交代制の勤務になっており
一人で電話応対件発送をさせていただいていますので
ゆっくりした対応がとれず申し訳ございません。

杉浦様はご自身で木もちeーデッキを自分で造られたそうです。
また、端材でお洒落なポスト兼アプローチ
自転車などを置く倉庫なども造られています。
今日は杉浦様のつくる木もちeーデッキをご紹介させていただきます。


▲1階と2階ともにデッキをつくられたお宅。玄関右の東側になるのでしょうか?東側の2階のデッキはまだ未完になります。

▲ポスト兼インターフォンを設置しているアプローチも端材で造られたそうです。素敵ですね。


▲夜、照明で照らされた状態。



▲東側になるのでしょうか?勝手口からでた木もちeーデッキ

▲デッキを歩いていくとこんな感じ。まだ未完成の写真ですが、ここから角をまわり玄関がわまでデッキが続いています。


▲東側の全体像。2階のデッキは工事中になります。


▲玄関側(北になるのか?南になるのか?)のウッドデッキ

▲先ほどあるいていた男の子が角をまがるとこの大きなデッキにつきます。

▲デッキ板を張った状態

さて問題です。ここにつまれているレンガはどこに使うのでしょう?

▲(答え1)端材で造られた、インターフォン兼ポストの左横をみてください!
レンガの使い方の参考になりませんか。


▲ちょっとした駐車スペースの間にも植栽があります。
もしかして、ここもレンガを使ったのでしょうか?

まだまだありますよ。



▲端材でつくられた駐輪所



すごいですね。ご自身でここまで造られるとは
お会いできなくて残念です。
主人は来週はじめに出張から戻ってきます。
杉浦様からいただいた写真を渡しておきます。



遠いところ、尾鷲まで出向いていただき本当にありがとうございました。
ご自身でここまでの大工仕事ができたら
建てられた家も自分でメンテナンスできそうですね。
お疲れ様でした。
新しい家で生活するのを楽しみですね。

≪蜜ロウワックス仕上げ+国産+柾目≫の木製ブラインドの施工例

2010年11月10日 12時09分27秒 | 新商品_国産柾目ブラインド
蜜ロウワックス仕上げの木製ブラインドの施工例をご紹介します。


一般に木製ブラインドは紫外線よって反りが生じますので
ブラインドの羽の部分を合板にするか、
もしくは羽を化学塗装で固めているものが多いのです。

しかし、せっかく木を使っているのに
化学塗装をしてしまうと、木の特徴が失われてしまいます。
そこで、羽を柾目(反りがでにくい板のとりかた)でとり、
塗装は蜜ロウワックスで仕上げています。


本来、木は紫外線を吸収し、光を分散しますので
木製ブラインド越しの光は、柔らかく丸み帯びた光にかわります。
よってブラインド超しの光は、木陰のような心地よい光に変わります。


とにかく木製ブラインドを選択すると
とても心地よい空間に変わります!まずは施工例をご覧ください。




▲縦型ブラインド:青山オーヴ様(東京都青山) 設計:セキデザインスタジオ様


▲縦型ブラインド X様邸


▲横型ブラインド 小川耕太郎自宅


▲横型ブラインド 小川耕太郎自宅


▲横型ブラインド 小川耕太郎自宅


▲横型ブラインド Y邸(東京都世田谷区)ウテナ設計様



▲カーブ型ブラインド 智頭町観光館 白兎設計様


▲縦型+天窓(横型)ブラインド X法人VIPルーム 青き建築設計事務所様


▲縦型+横型 T病院 横河設計様


木製ブラインド「こかげ」の詳細は、11月15日に発刊する小川社の「山SUN通信」に掲載しております。
是非!ご覧ください。





住人十色で小川耕太郎自宅が紹介されました。

2010年11月07日 10時21分58秒 | 小川社の商品を使った施工例


11/6(土)。小川耕太郎の自宅が毎日放送 住人十色の中で紹介されました。残念ながら私達の住む尾鷲で映りません。
DVDが届くのを楽しみにしています。



番組の中では小川社の商品をつかった使用例が満載。(小川耕太郎の自宅件ショールームも兼ねているので自社商品をふんだんに使っています)
木もちeーデッキ



木もちeー外壁



紫外線による反りが少ない 国産 柾目を使ったブラインド「こかげ」の紹介もありました。

▲今年の夏は猛暑でしたが、このブラインドをつけた部屋は比較的涼しかったです。化学塗装をされていない木は紫外線を吸収する役目があるそうです。

▲西日があたるダイニングもブラインドにより日差しを和らげてくれました。また、路地に建つ家ですので、窓を全開してもブラインドによってプライバシーを和らげ、通風もとれ良かったです。


蜜ロウワックスなどを
使った使用例としてもご覧いただけます。



余談ですが、木もちeー外壁のナチュラルモダンな使い方としてオザワ.建築の事務所もご紹介します。

▲現代風の木材の使い方ですよね。木もちeー外壁と木もちeーデッキが使われています。

木のデッキや外壁に興味のある方は必見です。
また一枚板を使って建具や玄関ドアをつくりたい!と考えられている方
番組の中で使用例が紹介されています。

▲とてもシンプルなドア。シンプルなだけに木目にこだわりました。地元の建具職人さんが製作。


▲象嵌材につかわれる材をパレットで破格で購入しました。使い方次第で建具にもなります。


小川社の一枚板を使ってこんな楽しみ方ができます。




既製品には無い面白さが満載。
小川社の一枚板をご購入し、ご自身で職人さんを探してオリジナルの建具を製作すると
意外にリーズナブルな価格でつくれます。
このブログでは制作費を公開できませんが
興味のある方は是非!小川耕太郎までお問い合わせください。