蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

バルコニー式木もちeーデッキ

2014年06月03日 14時09分11秒 | 介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジ
お久しぶりの投稿です。暑い毎日が続きますね。
さてさて、今日は介護生活を楽しむ木もちeーデッキプロジェクトの更新です。


我が家の木もちeーデッキ解体後、木もちeーデッキ担当の竹村と弓削さんが
工場にバルコニー型木もちeーデッキをつくりました。




なんでこんなものをつくったかというと・・・・

ウッドデッキの床下の高さがとれない
忙しくてなかなかお掃除できない
ウッドデッキ付近に植樹をしている
などの環境の方にバルコニー式ウッドデッキの提案もしたらどうか???という流れになりました。
これなら畳のようにデッキを外せば床下の湿度もこもりにくい!
お掃除も楽々




我が家のデッキを解体したとき・・・落ち葉が床下に溜まり・・・・ミミズが沢山いました。
つまりやがて落ち葉は土となりかけていたのです。デッキにしてみると湿度が籠りやすくなり悪環境です。




一部、浄化槽の上は取り外しできるようにしていたので
「こういうウッドデッキも提案してみたらどうか!」という流れになりました。





今回は、介助小屋に入るまでのスロープの面積もとったので、更に通風がとれない
さてさて、どこで通風を取ろうか???と考えた結果
一部、バルコニー式デッキを導入しよう!という話になりました。



▲バルコニー式タイプのウッドデッキも根太だけハードウッドを使用するタイプもあります。
他には根太と根太のピッチを広くとった場合と小川社が進める適正なピッチなど様々な工法で12基のウッドデッキをつくり比較実験をしています。



偶然に介護も子育てもされている超多忙なお客様が「ガーデン式木もちeーデッキでつくってみたい」とのご要望をお受けしました。
今後、ご協力いただけるとのことでしたので使った感想など改めてご報告させていただきます。



これをキッカケに世の旦那様が家事などを積極的にかかわってくれるのか???わかりませんが(そうあって欲しい
我が家の場合は出張なども多いことから、家族が手伝ってくれる可能性が非常に低いため
このような方式にしようと思っています。40から50代は働き盛りでもあるので、家事を協力したいと思われている男性でもなかなか協力できないのも現実ではあります。
このようなウッドデッキにしておけばお掃除だけでなく修繕も楽なコトから今後増えてくるのではないかと予想しています。



母屋と療養小屋もデッキで行き来(バリアフリー)できます。
ここの部分のデッキはオーニング(開閉式テント)を付ける予定なので雨が降っても大丈夫
日差しを入れたいときはオーニングを空け、逆に暑い夏はオーニングにより日蔭ができるため体感温度も下がり、省エネ効果大です。






また和室の出入り(緑の部分)はあえてデッキをつくらず、そこの部分でも通風をとっています。




小川耕太郎は「栗材のウッドデッキ」高級ウッドデッキを考えており、
今後 ホテルなどで木もちeーデッキを造る場合、
枕木などに使われていた硬木の栗材が良いのではないかと考え、トレーラー一台分仕入れました。




少数派ではありますが、極力環境に負担をかけない建材を選ぶホテルが増えています。
ちなみに超高級リゾートホテルH様は、小川社の取り扱っているウッドロングエコを使用したツリーハウスをつくられています。



今回ご提案する介護住宅は、基本的にバリアフリーなので様々な課題があります。この課題が克服できると 木もちeーデッキを使っていただく幅が広がってきます。
様々な形でご提案できるよう、頑張ります

工事現場の片隅で ひっそり 記録係り-----国産材需要促進プロジェクト------

2014年05月14日 09時26分46秒 | 介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジ

親方が「乗ってええよ~」と嬉しい一言。働く車、工事現場 大好きの甥っ子が朝一番に解体現場にきました可愛いな
そういえば・・・鋸やインパクトドライバーをもったことがないインターン生がウッドデッキをつくるときも、毎日喜んで見学してたな
将来、小川社で働きたい!!とか 小川社の経営者になりたい!・・・・っといってくれるだろうか






今日は菜園の土を撤去する作業からスタート。この土は丸京建設の親方のご実家みかん農園から運んでいただきました。ご苦労様です




菜園のを撤去して。療養小屋を建てるのですが・・・・工事は個人的な事情ではありますが・・・・主人と私の仕事は国産材商品の商品開発、販売をする以上・・・商いとしても結果を残せるように
毎日記録係りをしながら仕事をしています療養小屋には木もちe―外壁の縦張りを張る予定です。
社内では「木もちe―外壁の張り方の動画も作ろう!」と盛り上がっています。





というのは・・・戦後化学技術が発達し、新建材が増え、無垢の木の壁が使われなくなりました。よって無垢材を扱ったことのない大工さんが無垢の木の施工することも多くなったからです(尾鷲は違いますが)
かといって分厚い説明書じゃ・・・誰も読まないし・・・かえってクレームになりそう
そこでYOUTUBEなど動画を通して、施工要項書があった方が良い!という意見がでてきました。




なんせ建築着工数が減っているそうですが・・・意外と無垢材の需要は多く、
「玄関回りの一部だけでも木もちe―外壁を張りたい!」というお客様も多くなっています。
将来的には「木もちe―外壁ならD.I.Y中級者でも張れる!」くらいのわかりやすい解説やワークショップが必要とされるのだろうか




この工事を終えたら、木もちe―外壁木もちeーデッキのH.Pをリニューアルと営業用ファイルなどをまとめ
国産材需要を促進できればと思います。そのためにも長靴を履きながら・・・記録係りとして頑張らなくては





しが変わります。小川社の倉庫で行われていた木もちeーデッキの比較実験を開始しました。木もちeーデッキ担当の竹村は
「この比較実験を通じて、よりよい施工法やメンテナンス法を探りながら、
木もちe-デッキを永らく楽しんでいただける商品に育てていきたいと考えている。と意気込んでいます。

是非!コチラもご覧くださいませ





[実験台]の家が、時代の価値観を組み入れた、地域材の家であるように「楽しeーを挑戦」します

2014年05月13日 10時11分26秒 | 介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジ

おはようございます。今日は雨の予報でしたが、昨夜に降ったせいか?晴天です。
早朝から、親方と大工さんが解体工事にきてくれました。


今日は、引き続きデッキの撤去とデッキ内に設けた ブランコや畑の土の撤去です。
・・・トラックが入らない場所なので、人海戦術という大変な作業 本当にご苦労様です




今日は「新しい暮らしを提案するときは、まずはこのような実験から始まると」というお話をさせていただきます。
木もちeーデッキは、無公害塗料(木材防護保持剤)×国産杉を使ったデッキ用材です。この商品をだしたのは8年前。
当時はウッドデッキといえば、人口木材、ハードデッキ、防腐剤をしっかり塗ったデッキ用材が市場にでていました。
つまり、このようなウッドデッキ材は異端でした
でもどこの展示会へいってもエンドユーザーからは評判が良く
みな木もちeーデッキ材でつくったブースを触りに来て、自分達もビックリするくらいすごい集客でした






そこで4年前、に[実験台の家]と称し、築80年の家をリノベーションしました。この家は小川社の建材をはじめ、様々な木の使い方を実験しました

▲デッキを造った部分はトイレ、風呂などが別棟に建っていました。(つまりこのリノベーションは減築)



昔から木材を使った家の周りには、土、植栽をできるだけ離した方が、湿度がこもらず木にとっても良い環境を保つといわれています。
しかし・・・・近年はエコビレッジなどの思想を取り入れたマンションやビルではシャア菜園など
積極的に緑を取り入れる設計が多くなりました。世の中便利になればなるほど、人間は「土」「緑」を身近に感じたい!そういった傾向が増えるようです。


 



▲(例)某車メーカーの販売所。「車はメンテナンスしながら、良好な状態が長く保てるような売り方をしたいとのこと」なんと、展示場には木もちeーデッキが使われました。
ここは車を売る場ですが、時には地元野菜や子供服などのリサイクルマーケットの場になるそうです。地域のコミュニティーの場としても開放し、
気軽に相談しやすい環境を考えた結果、このような店舗にしたそうです。







[実験台の家]を始めたあと、車の販売会社のような「場つくり」が増えてきました。
木もちeーデッキブースを考えてくれた設計士さんは、そういった時代の流れを察知され、「思い切って、デッキガーデンにしたらどうか?」という提案をしてくれました。

しかし!!「ただでさえ、通風の悪い環境下に建つこの家は家と家が接近しています。
デッキ内に土を入れるとなれば、ブロックで囲うことになりますので、余計 通風が取れません。
しかし・・・小川耕太郎は「ここは実験台の家だ!植栽を楽しむ暮らし+杉材×無公害塗料の木もちeーデッキを使うことを木を使う住まいを提案する場合
メーカーとしてどのようなアドバイスをすればいいのか?挑戦してみよう」という決断をしこのようなデッキをつくりました。
そこで、このデッキではデッキ板は赤身材、根太と根太の距離も短くし、頑丈な床下構造をつくる、デッキ板とデッキ板の目透かしは13mmなどという条件でつくっています。



「ウッドデッキを楽しむ」という観点からみると近所の子ども達のたまり場になったり、流しソーメンをしたり 素敵な提案でした。





メーカーとしては 様々な環境下によって、ご提示できる案を何パターンか用意することではないかと考えています。この内容については後日ご報告いたします。



▲小川社の倉庫に、今回のプロジェクトに加わってくれた弓削さんとスタッフが様々な床下構造や作り方のウッドデッキをつくり、耐久試験をしています。




解体工事、お姑さんの療養小屋が完成したら、デッキは小川社のメンバーがつくる予定です。







楽(ラク)な生活ではなく、ひと手間かけ楽しい生活を!(←取引先の㈱リブラン様が使われていた言葉です)
多分、これからの時代に求められることはコレなんじゃないかと思います。
しかしある意味  戦後とまったく逆の流れ暮らし方ではあります
大量生産大量消費、メンテナンスフリーの新建材に慣れた現代では、木材の売り方や伝え方も変化を求められます
木材を広めるには、メンテナンスの重要性を伝えていかないといけないのですが、分厚い説明書じゃ誰も読まない
価格だけでなく、メンテナンスが楽な方法はどういったつくりをすればBESTなのかをご提示できればと思います。




超便利な時代に入り自然と暮らしの繋がりが消え「無垢材≒面倒」といわれ使われなくなった木材市場を打破するには、
わかる人にはわかるというスタンスから一歩踏み出し、小川社では様々な床下工法を実験していきます。
ある程度の量が売れないと、大元である山林に携わる方々の生活が保障できません



[実験台]の家が、これからの時代の価値観を組み入れた、地域材や国産材の家であるように小川社は楽しeーを挑戦していきます







古民家改修[実験台の家]プロジェクト

[介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジェクト]



木もちe―フォト日記










介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジェクト・・・様々な環境下でもご提示できる!ウッドデッキへ

2014年05月09日 09時55分08秒 | 介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジ
久々の介護生活を楽しむ木もちeーデッキプロジェクトの投稿です。
設計は、かなり前に終えていましたが
その後、ウッドデッキに適していない(通風が悪い、日当たりが悪い、床下の高さがない)環境下でも
少しでも改善できる床下構造などの実験をしてました。
通風の面でいうと、今の環境下でバリアフリー&ウッドデッキをつくるとなると・・・・更に風の抜け道がすくなくなります。
そこで、少しでも風通りが良いようこのプロジェクトに加わってくれた弓削さんと小川社のスタッフを中心に考えてくれました。




いよいよ!開始 まずはウッドデッキの解体から








解体を始めると、このウッドデッキへの愛着心は吹っ飛び、新しい暮らし&木材の提案の道にスタートを切れたのですが・・・・
この工事が始まるまでは片づけをしながらウジウジ


「たくさんの子ども達がこのブランコに乗りに来てくれたな」とか・・・


「シンボルツリーとして植樹したシマネトリコ・・・・せっかく成長したのに伐採するのか


▲私の自宅の仕事部屋から見えるシマネトリコです。締切が迫ると朝方まで仕事をすることもあり、この木をみるとホッとしていました。

「果たして・・・仕事を続けながら・・・できるのだろうか???私の母も含め「絶対に無理」といっています。確かに
しかし、色々な用事や事情が同時並行するのが暮らしです。どれか一個に絞って生活するのはかなり難しい・・・。






まっそんな感じでしたが・・・解体が始まったら、それどころではなく
今後どういった提案をすれば良いのか?スタッフともトークしています。
今日は、その中のひとつ「都市型によくあるパターンですが、デッキをくりぬき植樹を残す使い方」について


▲ウッドデッキは木でできているので、落ち葉が積もれば、デッキにも良くありません。一体???どんな木が向いているのか
造園屋さんに相談したところ「広葉樹は柔らかい葉が多いので土に還りやすい。よってウッドデッキには向いていない。どちらかというと常緑樹で葉が固い方が良い」とのアドバイスを受けました。




しかし・・・根太と根太絡まった落ち葉は取りにくく
「掃除機ノズルが入るくらいの目透かしにしてほしい」との希望をだしましたが
小さな子どもが遊ぶ場合、指を挟む可能性があるため却下



結局、落ち葉はどんどんウッドデッキの床下に積もりました。縁台の延長くらいなら竹箒で掃けるけど
これだけ広いデッキをつくる場合(一般住宅にはあまりないケースです)は、床下掃除がカンタンにできる方法を考えた方が・・・・






▲下水の点検の場所のみ、デッキ板を取り外しできるようにつくっています。



「こういったやり方も提案したらどうだろうか?畳みたいに湿気がこもれば裏返せるし
デッキの床下もカンタンに掃除できる」
との意見がでてきました。コストはかかりますが、長持ち 手入れのしやすさや後々の修繕を考えると、数ある提案のひとつになるのではないかと思います。



以前、我が家まで見学にきていただいた名古屋の外構屋さんが
「最近の奥様は忙しいので、外構のお掃除をする人が少なくなったですよ。奥様の立場もとってもわかるんですけどね。でも忙しい方に限ってナチュラル嗜好性が強く
どういったご提案をすれば、お忙しい方でもナチュラルライフを楽しんでいただけるか???実は私どもも模索中なんですよ。」
といったお話をされていたことを思い出しました。




確かに田舎の人は緑に囲まれた環境にいるので、植栽にこだわる人は少数派ですが
都会の場合は、少しでも植栽を愉しみたいというのが人間の本能かもしれません。
私自身も都会⇒田舎に嫁いだのでその気持ちよーくわかります
ウッドデッキ×無公害塗料という素材を使うのなら、こういう方法もありかなと思います。




▲展示会場でも木もちeーデッキ材でつくったブースは、人工的じゃないせいか??
メーカーの私どもですら、ビックリするくらい木もちeーデッキ材を触りにくるお客様でいっぱいです。




▲旭化成そらのま展示場でも木もちeーデッキが使われています。このように床下高さがないケースでも、施工方法などを工夫し使われています。




このプロジェクトを通して、「様々な環境下でもご提示できるコト」「地域材及び国産材の普及」「忙しい方でも愉しめるナチュラルライフ」をご提示できればと思います。



小川耕太郎∞百合子社では「国産材、地域材使ってよ」ではなく「どのような提案をすれば使っていただけるか」を考え、行動し 推進できるよう頑張っています。
今後ともよろしくお願いします













ウッドデッキの床下の材料を見直す。

2014年03月05日 11時47分16秒 | 介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジ
介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジェクト・・・・・見積もりを出す段階まできました。




▲路地→療養小屋に入るまではスロープで・・・・。老人でも開け閉めがしやすいよう、スライドドアを使いました。

スライドドアを支えるには鉄骨を打ったコンクリートが必要だとか・・・・。
ということでコンクリートを打っています。
尾鷲へ嫁ぎ約18年経ち、誰もがあいさつを交わすような小さな集落に慣れ親しんだ私には
娘の友達は気軽に我が家のウッドデッキに出入りをし
娘が帰ってくるまでデッキで待っていますこのウッドデッキは開放感があり魅力的でした。


しかし今回はどちらかというとプライバシー重視!
「えーウッドデッキの前にコンクリがあると威圧感がない???」
と主人に疑問を投げかけました





しかし・・・・年間降水量の多く、台風の通過点となる尾鷲の気候ではこの方が耐久性があるそうです。
また今回のコンセプトは、田舎独自の開放的なコミュニケーションをもつウッドデッキというよりも
「療養生活を維持しながらコミュニケーションを保つ程度のプライバシー」を考えています。
よって、プライバシーを保つなら
このくらいの高さを設けた方がよいということになり
こういうのも在りだろうということになりました。



確かに・・・都市に限らず、地方でもこのくらいのプライバシーを保つ家が増えています。
アウトリビングとしてデッキを使うなら、大人の場合は・・・多少プライバシーがあった方が使いやすいかも






次にウッドデッキ下の床下の構造の問題です。
ただでさえ、日当たりが悪い我が家では
療養小屋を建てるため、更に日当たりが悪くなります
よって・・・・・デッキ下の通風の問題は、床下の構造材に[L字鋼製束+根太]を使うパターンで実験します

▲床下はこんな感じ



最後は2階のデッキです。今まで2階の大引きは木もちeーデッキ材を使っていました。
現時点では特に問題はないですが、せっかくの実験なので大引きは合成樹脂を使い
デッキ板は木もちeーデッキ材を使う施工になりました。






木拾い後、いよいよ工務店さんに見積もりします。一体いくらになるんだろうか見積もり後、本当に実行するのか決断します。






また、このパターン以外に別の土地で2m×2mの木もちeーデッキ材を使用したウッドデッキを何パターンか作る予定です。様々なパターンの床下構造で実験していく予定です。






超高齢化の波を 自分事として受け入れる

2014年02月28日 10時57分26秒 | 介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジ

▲(写真) 手前の花壇を全部つぶしてスロープにすることにしました。

ここの植栽は借家からこの花壇に移した木々なので、名残惜しい
でも狭いスペース条件の中、足が不自由な人でも行き来しやすいスロープになりました。


▲傾斜をより緩やかに見せるために楕円のラインにしました。室外機も建物と平行にしました。
手すりもつくので、かなり行き来が楽になると思います。




一般住宅をリフォームするだけで・・・・結構な予算がかかるので
自宅養生→老人施設の方が需要があり、年々施設が多くなっていくのがわかるような気がします。
施設によって助かること沢山ありますよね。
でも、助かっていたはずが 段々施設に対して文句ばかりがでてくるるのは
どこか自分事じゃなくなっているのでは???
感謝がベースにあってこそ意見が伝わるのでは←エラソー 




話が飛びます。
先週は娘がインフルエンザにかかったので
自宅で仕事をしていました。
たまたまテレビがつけっぱなしになっており国会中継が流れていました。ある議員さんが
「超高齢化時代に入り、福祉に関して見直す必要がある。例えば、後期高齢保健を1割→2割 介護保険も1割→2割・・・・・」
などの答弁がありました。
「ひぇ~」と思わず電卓をたたいていた自分
冷静に振り返ってみると・・・超高齢化の波を自分事として見れるようになったのだと思います。




日本の人口比率を考えると、どう考えてもアンバランス。
地方は更にバランスが悪い。
若者は都会へ移住しているのはなにも尾鷲に限らず
日本全国の問題なんだろう




40年前は地方8割、都市2割だったのが、今は逆転
地方2割、都市8割りだとか。
今後、少子高齢化の波が色々な形でやってくるんだろうな。
我が家でも
「今後、介護保険がどうなっていくかわからないし、消費税もあがる。家でできることはやった方が長い目みればいいのでは?」
という考えの元思い切ったリフォームを決断しました。




不思議なもので、決断したとたん車椅子のニューデザインなど目に入るようになり
最近の介護備品は、かなり変わってきています。
というのか今までの自分はそんなこと目にも留めなかったのかも



この仕事をやって良かったことは
大変なことも逃げずに目の前にある現実問題に悲観せず・・・淡々と向き合っていけば、ひょんなことで仕事に結びつくことです。
↑強がっている部分もありますがこれは本当です。



一週間後にパラリンピックが開催されます。
色々な立場の人たちと、コミュニケーションをとることで広がる世界ってあるんですよね
「国産材」も同じです。
ただ国産材買ってよ!じゃなく いろいろな取組や提案できる国産材商品が生き残っていけるのではないかと思います。
↑これは強がりではなく・・・信念です

デッキの床下構造を考え直す

2014年02月27日 12時30分45秒 | 介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジ

今回行っている[介護生活を楽しむ!木もちe‐デッキプロジェクト]のように、

可能な限り通風条件を高める計画をしても、

立地条件に限界があるケースがあります。




▲鋼製束

今、デッキの床下構造は「鋼製束+根太」を使ったやり方で検討しています。

他にも様々なパターンの床下構造をつくり、実験していく予定です。





最近の傾向なのか???

均一的なウッド風デッキより、木の風合いを生かした 木もちeーデッキを使ったウッドデッキの質感が好まれる方が増えています。

リビング越しにみえるウッドデッキは、ある意味景観も兼ねるため

よりナチュラルな質感を好むのでしょうか。

様々な施工環境でもご提案できるよう実験を重ねていこうと思います。


デッキ下の通風計画が・・・・

2014年02月26日 17時04分06秒 | 介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジ

▲先日までの打ち合わせ(図面は変更になります)


コンクリートでスロープをつけるとなると・・・・更にデッキ下の通風が悪くなってしまう
そのうえ・・・車いすの回転スペースも計算すると・・・・コンクリを打つスペースも大きくなってしまう。
バリアフリーというけれども・・・通風計画を考えると限られたスペースで考えると・・・けっこう難しい
「あ~もっと土地が広ければ・・・・(耕太郎)」
「こんな条件いくらでもありますよ!だからみんな共感してくれるんですよ(弓削)」
「う~ん。」



設計上では、スペースに限りがある中でデッキや小屋や母屋の通風を考えた。
このように通風条件が悪い物件もあるので、床下に鋼製束を使う例も実験したらどうか?」
という案がでてきました。


この地域はリアス式海岸の地形なので・・・・平地が少ない。
よって狭いスペースに家が密集しています
まして尾鷲は年間雨量が屋久島と日本一を争うほど
つまり湿度が高いわけです。



小川耕太郎と木もちeーデッキ担当の竹村が「どのような床下にすればいいのか?」
鋼製束を候補のひとつにいれ、サンドイッチ工法以外の床下の構造を考えています。





もし鋼製束を使ったとしたら
デッキが傷んだとしてもデッキ板を取り換えるだけなら、一般の人でも修繕しやすいですよね~。
湿度の高い日本で、どのようにして長持ちさせるか試行錯誤しています
独立型介護生活・・・理想を形にするまでファイト!



介護生活を楽しむ、木もちeーデッキプロジェクト///車椅子でも出入りができる

2014年02月24日 11時18分35秒 | 介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジ

▲療養用の小屋は、デッキからスロープで入れるようにしました。
現時点では車椅子の必要がありませんが、将来的に車椅子でも行き来できるように考えました。
歩行器でも安心して行き来ができます。
この地区は人一人が通れる程度の狭い路地が多く、
車椅子や歩行器でも移動を考慮した(車は通れないため)
出入口があると、病院までの行き来が楽になります。



病気を患うと、ちょっと外へ出ることが気分展開になり、治療によるストレスも緩和になるそうです。
一人でも行き来できれば、気軽に散歩できます。
当たり前の日常だったはずが・・・病気になると難しくなることありますよね。
でもこうやって、デザインで解決できることってあるんですね
木もちeプロジェクトに加わってくれた弓削(ゆげ)さんの提案はとても細やかで非常に勉強になります。




最近は、老人施設や病院と公園が繋がっている設計が多くなってきました。
適度な運動や森林浴は大切です。


よく病気になると、「ずっと寝ているから、何もしていない」と自分を責める方が多いようですが
カラダは病気と闘っていますので
カラダに言わせてみたら、かなりハードな仕事をしているわけです。
だからこそ、気分展開やストレス緩和は大切です。
ちょっとした時間、自然と触れ合うことは
自己免疫を高め、治療に対し前向きな姿勢になるとか。



話は飛びますが・・・・
北海道に「そらぷち」という難病や障害と闘う子ども専用のキャンプ場があります。
ずっと病院にいる子ども達にとって
「自然と触れ合う時間」はとても大切なようで、自然により自己免疫を高め効果的な治療を行えるケースもあるようです。
以前、キャンプ場にツリーハウスを建てた
ツリーハウスクリエーターも小林崇さんのインタビューをさせていただきました。
宜しければご覧ください。(FACEBOOKの投稿になりますのでログインしてご覧ください)

小林崇さんインタビュー




母屋と玄関を別にすることにより、ヘルパーさんの行き来も母屋を通る必要がなくなります。
毎日、片付いていれば問題ないことですが
なかなかそうはいきません

働きながら介護生活や子育てをしていくなんて、、、欲張りすぎ!
と思われる人も多いかもしれませんが
介護は子育てと違いますので・・・長く続くことも考慮し
家計や家事に無理のない生活プランを考えないと、共倒れする可能性もあります
少子高齢化の時代では、「女性も働きながら・・・」というコンセプトは大切な要素になってくると思います。



▲療養用の小屋のエアコンの室外機設置場所を確保し排水計画を考えました。








ウッドデッキスペースを削り、デッキしたの通風条件をあげる

2014年02月04日 14時56分15秒 | 介護生活を楽しむ!木もちeーデッキプロジ
先週末、新聞を読んでいたら「某大手住宅メーカーが介助住宅を発表」という記事がのっていました。
人口が減少する中、住宅着工数が減っているが高齢者向けの需要は伸びているとのこと。





さて、「介護生活を楽しむ!木もちe‐デッキプロジェクト」のお話です・・・・。

先週末も家で片付け(断捨離)しながら、巻尺を片手に計測をしていました。

平日は日中家にいないけど、こうやって片付けながら、一日中太陽の動きを観察していると

・・・不安がでてきました

「この敷地に小屋が建つとなると・・・ただでさえ日当たりが悪いのに余計悪くなる。少しでも日照がとれないかな

と主人に相談したところ・・・約3mの棒をもってきて

「このくらいの距離に建つけど・・・太陽見える?」

「全っく太陽がみえない。あー日中も暗くなるのか・・・・少しでも日差しが入るようになんとかならないかな」

と相談したところ、主人はアレコレ考え

「アプローチを広くとって、2階のデッキを狭くすれば、多少、日差しが入る!」

と考案


▲こんな感じ

このことにより

ウッドデッキの通風も多少改善され

更に車イスの移動も楽になる!

ということで早速、月曜日に木もちe‐デッキプロジェクトに加わっていただいているデザイナーの弓削さんと打ち合わせをしました





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2月3日(文:弓削)

▲打ち合わせのときに耕太郎からわたされたスケッチ

耕太郎さんから、母屋の日照とデッキ下の通風条件の向上を図りたいとの事で、見直しの打ち合わせが行われた。
アプローチの面積を広げてデッキ下への通風条件を良くする事
プライバシーウォールの高さを最小限にして日照を確保する事
生活している施主側の貴重な意見だった。

それに伴い離れのプランも提案して頂いた。
施主の要望は受け入れできない物もよくある事だが、
デザイナーは自己主張ではなく、出来るだけ施主の希望に沿ってその可能性を拡大する事だと思う。
今回の提案はとても良く出来ているので、これを基にデザインを進める事にした。(文:弓削)=========================================




リアス式海岸の地形をもつ三重県尾鷲市では、平地が少ないので、家と家が隣接し
通風面からいうと、良い環境とはいえません。

▲写真をみていただけばわかるように、すぐ裏に家が建っています。

木もちe‐デッキ担当の竹村によると
「3方角からまったく通風の無い家にウッドデッキをつくるのはよくあるパターンだから、
今回のようにデッキの面積を削り通風をとる・・・というようなプランニングは非常に役立つ」
との意見がでました。
小川社は、資材提供の立場でなので
アドバイスの一つとしてしかお伝えできないですが
色々な立地条件の中、より長持ちするデッキが提案できれば
結果的に国産材を使っていただける可能性が多くなります。


視覚的な面でも、
今回のように、母屋と介助住宅の間に木もちe-デッキがあれば
ある程度、本人の自立心を損なわず、
働き盛りの世代と暮らしてもマイペースで療養生活が過ごせるのではないかと思います。
また、すぐ近くに3m近くの壁ができても木もちeー外壁という素材であれば、他の外壁材よりは圧迫感が軽減できると考えています




「介護生活を楽しむ!木もちe-デッキプロジェクト」をキッカケに
社内での意見も活発になってきました
今日は、社内で「色々な工法で、ウッドデッキテストをしよう!」といった計画に向け具体的な提案もでました。
倉庫の一角に、いろいろな施工パターンのウッドデッキを作る計画がでてきました。
鋼製束を使った例、大引き方法の例、大引き工法にパッキンを使用した例
サンドイッチ工法の例 他



「無垢の木は、条件下や施工方法、施主様のお手入れによっても何年もつか異なるため」と「このウッドデッキは何年持ちます」といった断定的な言い方ができません。
ある意味、現代社会では「めんどくさい建材」でもあります。
一方、木の質感にあこがれ、木の家を建てたい!デッキをつくるなら木でつくりたい!と
希望される方も増えています。



無垢の木の使い方までご提案できるよう、試行錯誤しています