蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

畦挽き鋸(あぜびきのこ)~長勝鋸の特注品~

2012年09月13日 08時51分35秒 | 新商品_長勝さんノコギリ

▲お客様から特注でご注文を受けました、長勝さんが研いだ 畦挽き鋸です。



畦挽き鋸(あぜびきのこぎり)とは?

小穴や溝を引くときに使用します、首が長く刃長が短い。鋸の形状は弧状。

元々は床を張ってから、囲炉裏を切るときに引き込むために使っていましたが

最近は、敷居や鴨居(かもい)の溝をつくる時などにも使われます




最近、特注鋸のご注文もポツポツでてきました。

長勝鋸を取り扱ってから約2年経ちます。

今までこんな特注鋸の注文を受けました。




▲剪定用鋸

剪定用鋸の切れ味を極め、

京都の庭師と開発して更にバージョンアップしたのがコレ

とても人気のある鋸ですが、超少量生産のため、入荷されるとすぐ売り切れるのが悩みの種です。現時点では在庫は5本あります。


▲剪定鋸で枝を切りました。剪定鋸でここまでのスライス切りができるのは切れ味がズバ抜けているから!



       
挽き廻し鋸                                              ▲腰鋸(丸太などを切る)

横切り鋸(ウリン、カリン、イチキカシなど超硬質な木材を切る)

縦挽き専用(大きな柱などを切る)




▲長勝鋸ホームページ

どんな状況でも希望をもつこと

2012年09月10日 11時15分26秒 | 東日本大震災復興支援活動



▲写真は南三陸町に建てた集会所です。(写真:島村康介さん)




この建物はアイヌの方に直々指導を受け竪穴式住居でつくられています。

今日は小川耕太郎∞百合子社が毎年行っている[社会コスト](売り上げの0.1%を日本の山林維持、循環に寄付をする)についてお伝えします。

今期は東日本復興支援活動に寄付しました。寄付先はチーム日光。

チーム日光は、半年間にわたり泥やガレキ処理を行い、

そのご被災地の方々と「今何が必要か!」話し合い、ボランティアで集会所を建てました。






この集会所では尾鷲ヒノキが使われています。

主人が声かけし、尾鷲の林業関係、林業家と協力し、被災地に送りました。

10月にだす小川社の会報誌 山SUN通信ではその様子をスタッフの竹村レポートを書いています。






建築経験者がほとんどいない状況で建て集会所。

昔は家ってこういう風に建ててきたんだろうな~。家を建てるという行為の原点をみさせていただきました。

毎日、被災地の子どもも学校に帰りに建設現場へ立ち寄り、一緒になって建てたそうです。

写真の男の子は「みて、この建物は僕も一緒になって建てたよ~」と話しています。

皆が真剣に復興を祈り建てた集会所で遊んでいる子ども達の姿をみると、「どんな状況でも希望を持つこと」の大切さを教えてもらったような気がします。



チーム日光


小川社では今までは植林事業に寄付してきましたが、

いろいろなボランティア組織と組むことにより、このような山林資源の生かし方ができることを学ばせていただきました。

微力ですが、これからも小川社が経済活動を行うことにより、社会貢献が行える。

そんな持続的な経営の基盤をつくっていきたいと思います。

今度共宜しくお願いします。