蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

木もちeデッキ(大引きBP工法)

2018年06月29日 09時05分38秒 | 木もちeーデッキ(国産ウッドデッキ用材)
木もちeデッキの標準工法を大引きBP工法にすると決め、
板金とパッキンを在庫し、簡単なチラシを作製。
デッキモデルも倉庫横敷地に作りました。


作ってから、
手すりや階段を作るにはどうしたらよいかの提案も必要と気づき、
更にもう一台、手すりや階段を付けたデッキモデルの制作を決めました。


手すりを付けるときに最悪なのが、デッキ床材にほぞ穴をあけ、
そこに柱を差し込んで作るやり方。
ほぞ穴に水が染み込んで、そこから腐ってきます。


それじゃ、どう作るんだという事になり、
柱を地面から立ち上げる作り方を考えだし、
その考えを元にモデルを作ります。


手すりも腐りやすいところなので、
手すり用板金も作ってもらい、在庫しました。


これで行くと決めたら、トコトンいきます。
来週金曜日に組み立てる予定なので、また報告します。



木もちeデッキ

2018年06月26日 13時48分12秒 | 木もちeーデッキ(国産ウッドデッキ用材)
2006年、杉の3番玉、4番玉の有効活用を考えて商品化した
木もちeデッキ
色々なトラブルもありましたし、苦い思いもしてきました。
しかし、新しい杉の使い方を作り出したいとの思いから、
あきらめずに12年販売を続けております。


弊社倉庫横に色々な工法で21台のデッキを作り、
耐久性の実験も行っています。
また、自宅にも実際に使うデッキを作り、
そこでバーベキューしたり、流しそうめん大会をしたりして、
使い心地、掃除の仕方を研究し、どういうところが傷みやすいかなども確かめてきました。

倉庫横の実物実験




自宅デッキでの食事会



そして、現時点での結論として、
大引きBP(板金+パッキン)工法が一番長持ちするという結論に至りました。


大引きの上に板金を敷く。


その上にパッキンを置く。


その上にデッキ材を打つ。


この工法によって、床下が今までで一番良い状況が続いています。
床材は、お掃除の頻度、使い方、その環境などによって耐久性が大きく変わってきますが、
床下が長持ちすれば、床材を交換するだけで済むので、
維持コストを大幅に下げることができます。


弊社では、板金材、パッキンの在庫も始めました。
今後、お見積もりの際には、大引きBP工法を基本としてご提案いたします。


これからも、絶えず実験研究を重ね、
新しい発見があった際にはその都度ご報告しながら、
より良い提案ができるよう努力していきます。


今後とも、「木もちeデッキ」をよろしくお願いいたします。

長勝鋸 (特注品)

2018年06月26日 11時31分13秒 | 新商品_長勝さんノコギリ
「広葉樹の丸太を切る鋸が欲しい。」
というお客様からのメールがあり、
長勝さんに問い合わせをしたところ、
「腰鋸の良い刃がなくなって、もう作れない。」
とのことだった。


しばらくして、長勝さんから連絡があり、
「北海道の知り合いのところにたまたま銘品が残っていた。
 最後の2丁のうちの1丁で作りましょう。」
との連絡がきた。


おそらく、もう二度と手に入れることができないであろう
名人の作った鋸らしい。


それなら私が頼んで取っておきたいと思ったが、
私のところに残して使われないよりも、
本当に使う方のところに行ったほうが良いだろうと思い直し、
お客様に連絡。ご購入いただいた。


尺六寸腰鋸。



恐ろしいくらいの刃。



銘が入っているが、私には分からない。



もう1丁はこれよりも小さいものだが、
今のところ残っている。


銘の分かる方ならビックリ仰天する鋸らしいです。
もちろん、針葉樹用にも出来ます。
早い者勝ちです。