蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

5本針縫い~技術者の

2006年10月31日 20時47分20秒 | 小川百合子
子どもが授かって2ヶ月くらいのときに
出血が続き2週間くらい病院で入院していました。


病室で一緒だった方が三重県でブランド子ども服
下請け縫製工場を営んでいる方だった。
昔、尾鷲にも工場があったという話から
子供服は耐久性が命なので下着の縫製で
ミシン針を5本使いステッチをする技術を使うという話になりました。
今はそのいった技術を持つ人が
少ないとか・・・という話を聞きました。


赤ちゃん用の下着をプレゼントして頂き
子どもが産まれ、その下着を身につけていたら
ステッチってこんなに大切なんだとよーく理解できました。
こういった縫製技術者って貴重ですよね。


話は変わりますが、
仕事でOZONEのエコマーケットに出展したとき
隣のブースが「リターン」という会社でした。


そこで取り扱っているコンセプト商品はすごい!
LOHASグッツオンラインショップやエコ商品、
サスティナブル商品の企画・製作などを手がけており
リサイクルの概念が全く変わりました。


こういった考え方をもっている人が
この地域をデザインすると
技術者の技術が生きるんだろうな・・・
個人的に杉浦さんプログをよくチェックしています。

→リターンH.P http://blog.goo.ne.jp/re-turn/


おむつ談話~種を蒔く人~

2006年10月24日 22時05分49秒 | 小川百合子
洗濯干し場が路地に面しているせいか
おむつを干していると
皆さん声をかけ下さり
面白いお話を聞くことが多い。

畑で老婦が種を蒔いていたので
「秋の種を植えているのですか?」
「昨日、そこで葬式があったやろ。だから今日蒔くことにした」
「????」
「近所で葬式があった日に種を蒔いたらあかんのさ。まー迷信だけど」
「種をまくことは生命を宿す喜びだからですか?
 御近所の魂に配慮するってことですか???」
「まーそんなとこ。迷信は迷うから信じるだけ。
 うちらは現代に生きているんだから現代の解釈でえーさー」
「昔から伝わることは理にかなったことが多いですから」
「わしもこんな年になってももっと母親の話を聞いとけばよかった
 とおもうことあるよ」


老婦のお話を聞いてなんとなくゴッホの「種を蒔く人」の絵を思い出した。
確かに種を蒔くときは喜びに満ちている。
この地域の年配の方々は自然と共に生きてきたから
きっと見える世界も違うんだろうな・・・
アニミズム的なモノの見方なんだろうな・・・
寺山修二の「書を捨てて、街へでよ」って本があったけど
「育児書を捨てて、おむつを干せ」って感じで
おむつ干していると、深いお話が聞け
なんとなく心が豊かになるよーな気がした。




お休み

2006年10月19日 22時33分48秒 | 小川耕太郎
今週はじめからどうも鼻の具合が悪く、今朝、いやな悪寒がしたので
会社を休みました。


私は熱には強い方で、20の頃、40度以上の熱があったにもかかわらず
ディスコへ行こうとしたことがありました。
38度なら普段どおりに生活できていました。


ところが、今日は熱がないのに熱っぽく、初めて体験する
不思議な感覚です。昨夜、そういえば寝汗をビッショリかきました。


何かこれから熱が出てきそうないやな予感がします。
当るんだよなー、予感と言うやつが。

気配?いえいえ明らかに流れです。

2006年10月18日 16時02分43秒 | 小川耕太郎
今日、まだ一度もお取引のないエクステリア・ガーデニングの
専門店さんから電話でのお問い合せを頂きました。
ホームページを拝見してみると、展示場まで出している会社で
ウッドデッキはウリンや人工木材などを中心にされているようです。


用件は、お客さんから「小川社のデッキ材でウッドデッキを作りたい」
という依頼があり、材の見積もりをしてほしいとのことでした。


今まで、お施主さんから「蜜ロウワックスを塗ってくれ」と頼まれたという
業者さんからのお問い合せは数多くありました。
ウッドロング・エコも施主指定というケースが出てきました。


ここにきて、お取引のある工務店さんから
ウッドロング・エコを塗るスペースの確保が難しいから
ウッドロングエコ・デッキを使おうというケースが出始めましたが、
まったくお取引のなかった業者さんから
ウッドロングエコ・デッキの指定を受けたからという電話は初めてです。


まだ、販売を始めてそんなに経っていませんし、宣伝も多くありませんが、
ウッドロングエコ・デッキのことを知っている方が増えてきたのだと思います。


そのことにどういう意味があるでしょう。


お施主さんは、ウッドデッキを作るための材でも安全・安心を求めて
インターネット等を使って調べたり、選択したりし始めているということです。
その結果、私どもの事をお知りになり、このデッキ材を使おうと
近くの業者さんに指定したと想像できます。


今までは考えられなかった事です。
材木業界は閉鎖的で、プロでないと相手にしてもらえない世界でした。
「木なんてどこで買ったらよいか解らない」という話も良く聞きました。
今もヒノキの柱3m12cm角がいくらするか答えられる方は少ないでしょう。
それが大きく変わり始めているということになります。


業界の方はそういう動きが始まっているということをご理解下さい。
その上で今後の展開を考えていかないと取り残されてしまいますよ。
動きが出始めると、あっという間に変わります。楽しみです。


お店紹介

2006年10月17日 11時05分47秒 | 小川耕太郎
昨日、東京都大田区池上にあるペットのトリミングのお店から
写真が届きました。


このお店は完全に自然素材だけで作っています。
建築中に一度見に行ったのですが、現場に小型のプールを持ち込み
オーナー自ら藁と土を素足でこね、壁材にするんだと
楽しそうにしてました。
ここまでこだわっているところはなかなか無いでしょう。


写真はペット用のお風呂だと思います。これは漆喰ですね。
漆喰の上には蜜ロウワックスをお使いいただき、
まだ試作段階のカラーワックスも壁面に使っていただきました。


犬猫は嗅覚が優れているので人間よりも
化学物質の影響を受けやすいと聞きました。
時々、ペット雑誌に蜜ロウワックスが取り上げられるのも
大事なペットを化学物質から守ろうと言うことです。


こういうお店なら安心して預けられると思います。
キャットワン http://www.catwan.com/
という会社で、
お店の名前は犬洗洞といいます。
ホームページを見ると老犬老猫の訪問介護なんかもあって
さすが東京は違うわいとびっくりしました。


今度東京に行くときにはお邪魔して、漆喰の蜜ロウワックス仕上げ、
カラーワックスの具合を確認してこようと思っています。




耕太郎の一念岩をも通す

2006年10月16日 14時40分51秒 | 小川耕太郎
今日、先ほどまで工場でウッドデッキ材の梱包作業をしておりました。
3m 105×30 140本、3m 90×90 30本
4m 105×30 12本です。


すべて手作業で梱包するため、半日がかりになってしまいました。
2,2立米程度で半日ががりでは、
10t車10台分を一ヶ月で売ることはできません。
そうです、運動不足のこの体がいけないのです。
何とかしなくては。


今日の写真は岐阜県高山市、(有)Bio-ビオ-さんから送っていただいた
住宅の写真です。ウッドロング・エコで外壁塗装しています。
お施主さんにも大変気に入って頂いているとのことです。


先回、長浜工務店さんの物件はモダンな外観でしたが
こちらは落ち着きのある和風の外観になっています。
どちらも渋いカッコよさがあると思うのですがいかがでしょうか。


私は、「ウッドロング・エコは国産材を販売する上で
すごい武器になる」と思っています。
製材工場がそう思ってくれないのところは私の力不足なんですが、
それなら、今は製材と直接関係のない小川社がたくさん売ったら
自分もやるというところが出てくるだろうという作戦なのです。


必ず広めます。「耕太郎の一念岩をも通す」





おむつ談話~空想エコおむつ~

2006年10月13日 01時51分59秒 | 小川百合子
オムツを干しているといろいろな人が話しかけてきます。
「家の父ちゃんなーオムツかぶれして大変なんさー。
でも私も年やし、布オムツは辛いし
奥さんなにか良いもんないかいなー。
紙オムツだけで月一万もするんさー。
介護保険でもきいたらなー」

「確かに、年をとると肌がかぶれ易くなりますよね。
年金生活で月一万もかかったら大変ですね。
布オムツで紙オムツほどサラッと乾くものは私も知らないなー」

「そうかい。なにかあったらおしえてなー」
そういえば、赤ちゃんはいつかオムツはとれるけど
介護はいつまでも続くから
金銭的にオムツ替えの労力も大変ですよね。


「うむ・・もしかしたら、ささ和紙繊維で工夫したら
できる可能性もあるかも・・・。
一枚\5,000のオムツでも、耐久性があって
洗濯しても何年も持つなら購入するかもしれないなー」

すごい猛暑が続いたときに
小川社で販売している、ささ和紙のシーツを購入した。
驚くほどの量の汗もサラっと乾いた。
また、肌あたりが滑らかで繊維のすべりがいいので
子どもが自分で頭を動かしてくれたので
頭の形もすごくよい。
近所の人にも「奥さんこまめに頭を動かしたなー、汗疹もでてないし」
とほめてもらったことがあった。
本当はなにもしていなく、ささ和紙シーツのお陰ですが・・・
ささ和紙メーカーは縫製がしっかりして
生地の耐久性も抜群で、メーカーの社長が
「使えば使うほど実感できる素材を追求した」といっていたのが
子育てを通してすごく実感できた。

夜は紙オムツにして、昼はある程度
変えなくて布おむつがあったら、介護にはいいよなー
上代一枚\5000×10枚=\50,000高い?
考えてみると赤ちゃんにはお祝い物が届くけど
介護にはそんなものが届かない・・・。
介護用ギフト戦略や
消耗品に介護保険が使えればいいのに・・・
空想エコおむつの商品開発と販売戦略が
頭の中でクルクル浮かんでくる。

介護施設で年間使うお紙おむつの量って
すごい量なんだろうなー
「エコおむつ」って夢の素材!

おむつ談話から繊維に興味が移り
繊維技術に好奇心がうずき
洗濯を干しながら
「空想エコおむつ」が
頭の中で遊ぶ。エコ技術って創造性があって本当に楽しい!






今は春?

2006年10月12日 12時28分37秒 | 小川耕太郎
昨日は肌寒く、Tシャツで会社にきたことを後悔しました。
製材工場跡に届いたウッドデッキ材を
ジャパンホームショー向けに整理するのに
会社においてあったジャンパーを着込んで行きました。


今日はどうしたのでしょう。
長袖のTシャツを着てきたら暑い。
ポカポカ陽気で眠気を誘われるくらいです。


会社の窓からは穏やかな海と少しだけ色を変えてきた木々、
薄い雲を張った空が見えます。(写真、屋根のすぐ上が海)


テポドン等という物がこの空から飛んでこないことを願います。



材木屋の血が騒ぐ

2006年10月11日 18時03分41秒 | 小川耕太郎
昨日、ウッドロングエコ・デッキが10t車1車分届きました。
(塗装を地元の製材所に委託しています)


販売を初めてから数ヶ月、数十万円分しか売れてないのに
10t車1車分は多すぎるという感もありますが、
必ず売れるようにするから良いんです。


高く積まれた材を見て、元材木屋の血が騒ぎました。
やっぱり材木屋は在庫がなくっちゃダメ。(古い考え方かもしれませんが)
在庫があるだけで売ってやろうという気になりますし、
今日は、10t車で毎月10車売れていくイメージで
頭の中があふれかえっています。


ジャパンホームショーの後が怖い。
誰がその検品・出荷作業をするのだろう?
あわてふためいて、怒っている大造の姿が見えます。
でも、良いんです。何とかするんだから。

焼酎

2006年10月10日 17時23分32秒 | 小川耕太郎
1週間くらい前、前にお話しました掛田商店から焼酎を取りました。
都の泉×3、佐藤の黒麹、桜井の古酒26号タンク、芋の計6本です。


先ほどヤフーを開いたら焼酎のオークションが出ていたので
少し覗いたところ、佐藤の黒が1万円程度、桜井の古酒も1万円程度で
オークションの入札がありました。


何言ってんの、掛田商店では佐藤の黒が3000円、
桜井の古酒が3500円(金額は大体)でしたよ。


妻に「掛田商店からいっぱい仕入れてオークションに出そうかな。」
と言ったら、「セコイ。」の一言で片付けられました。


酒好きの方は下の方に掛田商店の紹介ブログがありますから
そこで調べてみて下さい。安いんだから。