蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

OZONEプロフェッショナルセミナー 『進化するエクステリア 多様化する外回りのためのプランと製品選び』

2018年08月28日 09時20分48秒 | 耕太郎の出張報告



2018日7月19日開催。OZONEプロフェッショナルセミナー
『進化するエクステリア 多様化する外回りのためのプランと製品選び』







講師:古橋宜昌氏(一般社団法人 日本エクスステリア設計協会会長 

エクスプランニング代表取締役)が

実際の建物とエクステリアのつながりや、

エクステリア計画の手法、

工夫などの事例をもとに解説されました。









小川耕太郎∞百合子社の小川耕太郎は、

パネラーとして参加させて頂きました。

弊社は、薬剤や化学的なものを使わずに、

国産の無垢材をつかった、

ウッドデッキや外壁をどのような形で

ご提案させて頂いているか等を

お話させていただきました。







最近は無垢材を扱ったことがない

施工業者さんも増えてきており、

特にリフォーム工事を専業とされている

業者さんから、無垢外壁の施工方法、

ウッドデッキの作り方などの

問い合わせを受けることが多くなってきました。



▲自社倉庫にて工法別耐久試験を行ったデーターを元に制作したマンガでよむ施工ポイント集
そこで、弊社は資材提供者の立場ではありますが、

各々の施工環境、プランに応じた施工方法や

注意点も一緒にお伝えしていく必要性があると考え、

実際に自宅や倉庫横の空き地に施工し、

適切なアドバイスができるように努めています。




見積もりの際には施工環境、

プランなどをヒアリングし、

適した工法、ご注意点などをお伝えしています。









【自社で行っている実験】


(1) 自宅に木もちe外壁を施工し、外壁を施工する際の注意点、施工手順などの確認





  

2) 自社倉庫に26台の工法別ウッドデッキ耐久試験20140513deck_oshirase.jpg




(3)3方が囲まれ、通風や陽当りが悪く、ウッドデッキの床下が30cm以下しかない古民家にて、鋼製束と板金、パッキンを用いた大引BP工法での耐久試験












また、サスティナブルな木材製品の需要として、

公共施設をはじめ

個人住宅の施工例もご紹介させて頂きました。







戦後、日本の家は石油からつくる新建材がふえ、

また輸入材が増えています。

そのような状況の中、弊社では

持続可能な商品として

国産材製品を選んで頂けるような

行動をしております。






関係者の皆様、セミナーにご参加してくださった皆様、
このような機会を頂きありがとうございました。(小川耕太郎)

長期出張からようやく帰りました。

2017年07月20日 10時21分42秒 | 耕太郎の出張報告
7月8日からの長期出張。
クタクタになって帰りました。


テレビショッピングの打ち合わせ、不燃木材の開発会議、
早稲田大学バンザイ同盟の送別会などをやって、13日に帰宅予定でしたが、
14日の午後に広島に来れないかという電話が入り、
急遽予定を変更して長期出張になったのです。


というのも、2か月ほど前に、
積水ハウス様から突然「木もちe-デッキ」の見積り依頼がきたのが始まりです。


広島県が行っている廃校リノベーション
という事業があります。
三原市の和木小学校、庄原市の小鳥原小学校、江田島市の沖保育園の3つの廃校を
リノベーションして、地域の交流拠点にしようという事業です。


建築家で東京大学教授の隈研吾先生が監修していて、
東京大学の隈先生の研究室が中心となって計画を進めていました。
ウッドデッキは国産材で行こうという隈先生のご意向があり、
生徒たちが色々と国産ウッドデッキ材を調べ、
弊社「木もちe-デッキ」が使われることになったそうです。


そこで、6月に隈先生の教室を訪ね、平野助教授とお打合せをして、
第一棟目は現場に立ち会いますという話をしておりました。
その現場立ち合いが急遽14日になったのです。


三原市の和木小学校に行くと、デッキ工事が始まっておりました。




こういう丸いウッドデッキが大小いくつも重なるようなウッドデッキになります。


お打合せの際に提案した通り、大引き上に基礎パッキンをはさんで工事をしていただきました。




こういった細い材やオーバーハングが出てくるので、
その対処法を提案して、その方法で工事をしていただくことになりました。






左から、大学院生、私、平野助教授、工務店さん、積水ハウスの御担当者、




せっかく隈先生のところとつながったわけだから、一番最初に書いた「不燃木材」を何としても作り上げ、
東京オリンピックの競技場に採用してもらえるようにしたい。


ホウ酸の結晶が出てこなくて、接着できて、構造材も作れる不燃材を目指しています。




東京の石垣と竹下通り

2017年05月01日 10時10分07秒 | 耕太郎の出張報告
4月27日から東京へ出張。
29日には、カタログハウスの店東京店でミストデワックスの実演販売。
多くのお客様に来ていただきました。




そのお店近くの石垣。



やっぱり東京の石垣は、洗練されているね。


妻も来ていたが、30日にカタログハウスの店大阪店で
同じイベントに出るため、最終便で大阪に行った。


それで、30日は、娘と二人で原宿へ。
まずは、クレープを食べて。




洋服を買いに行きました。




竹下通りの人の多さと、これでもかと並んだ商品に、
娘は、「訳が分からん。」ずっと笑ってばかり。
そりゃ、地元のイオンモールとは、違うわな。
(嘘をつきました。地元にイオンモールはありません。車で2時間ほどかかります。)


お父さんが買ってやるよというのに、
自分のお金で買うと言って、ズボンとTシャツ合計で3,000円位しか買いません。
「このシャツ良いじゃないか。」と言っても、
「高すぎる。」と言って買わず。
友達用の土産を買ったら、「もう訳分からんから帰る。」と言うので、
そそくさと帰ってきました。


欲がないのか、堅実なのか、それともただの田舎者だからなのか、
ゴチャゴチャしすぎていて戸惑ったみたい。
イオンモールのお店の方が良いそうです。


帰りの電車では、私の肩にもたれ掛かってずっと寝てました。
私も、引きずり回されることなく、助かりました。

永井潔アトリエ館

2017年04月14日 09時30分52秒 | 耕太郎の出張報告
画家の故永井潔氏の自宅兼アトリエを綺麗にして、
永井潔アトリエ館」とカフェにされるという事で、
4月11日に、総勢10人ほどで、蜜ロウワックスとミストデワックスを使っての
清掃作業を行ってきました。


当初は、業者さんに入ってもらってピカピカにすることも考えたそうですが、
飾ってある絵をどかさないと、化学物質で絵が変質するかもしれないという事と、
ある程度、そこで絵を描いていた雰囲気を残したまま綺麗にしたいという事で、
私共がお手伝いすることになったのです。


絵を飾ったままの床掃除。




最初は、ミストデワックスの方が良いかと思っていましたが、
油絵の具が床にこびりついていたため、
蜜ロウワックスの油で油絵の具を溶いて拭き取る作業にしました。


半分だけ蜜ロウワックスをかけたイーゼル。




蜜ロウワックスをかける前。(左側)




蜜ロウワックスをかけた後。(右側)




大きなイーゼルをミストデワックスでお掃除。




その後、蜜ロウワックスで仕上げ。




机もミストデワックスでキレイにした後、蜜ロウワックスがけ。




一番下の引き出しは、まだ蜜ロウワックスを塗っていないので、
カサカサで白っぽいけれど、蜜ロウワックスをかけるとしっとりしました。


1時から作業を開始して、私たちは電車の都合で4時頃には帰ってきましたが、
それから2時間くらいは作業されていたのだろうと思います。


作業途中から、「綺麗になった。」、「もう捨てようかと思っていたイーゼルが素敵になった。」
「部屋全体が明るくなった。」と喜んでいただけました。


明日、4月15日オープンします。
有楽町線の平和台駅下車約10分くらいのところにありますので、
ご興味のある方はお出かけください。



昭和の佇まいを残すCAFE~日光くじら食堂~

2017年04月13日 13時47分27秒 | 耕太郎の出張報告
イチゴ農家さんの家を見学した後、
2時頃から、「日光くじら食堂」さんに行き、
食事と写真撮影をさせてもらいました。




食事前の前菜。地元の野菜。



ふぁふあオムライス




ここも、小坂さんが民家を改装して作った、自宅兼食堂です。


元床の間に置かれた薪ストーブ。




こんな感じの内装。




床は、杉材に柿渋+蜜ロウワックス仕上げ。




奥様にミストデワックスを使っていただく。








小坂さんと私たち3人分の食事をごちそうしていただいた。
ありがとうございます。


夜には、「bar de 日光くじら食堂」でお酒をいただくことに。

この街道は歴史的建築物を残し、文化的景観を大切にされる規制があります。


バーの外観(よくみると扉に店名が彫られています)




仏像の修復をされている職人さんが彫ったカウンター





手作り照明




ここも小坂さんが工事を請け負った。


U様、大変お世話になりました。
テレビの件が決まりましたら、よろしくお願いいたします。



詳細は電書籍で













幾何楽堂 小坂さんが建てたイチゴ農家さんの家

2017年04月07日 11時02分47秒 | 耕太郎の出張報告
3月31日、今度は農業用倉庫を改装して作った
イチゴ農家さんの家を見学に行った。


イチゴ農家さんは、いろいろな建築士や工務店に相談したが断られた。
たまたま見学した幾何楽堂に心を奪われ、
小坂さんに何としても作ってもらいたいと決めて、相談したところ、
やりましょうと快く引き受けてもらったそうだ。


でも、その後小坂さんが大きなケガをしてしまい、
どうしましょうかと今度は小坂さんが相談に行くと、
何年でも待ちますと言ってもらって、建築に至った。


これが倉庫の外観




屋上にはウッドテラス(ウッドロングエコ塗装)




倉庫から突き出た形の玄関




回転ドアなのだ




リビングから見たキッチンと玄関に続くドア




タイル張りのお風呂。




一枚目の写真に四角い窓が2つあるが、そこは傾斜を利用した2階子供部屋。




一番低いところは、高さ1m位かな?




お施主様(左)と小坂さん




お施主様曰く
「工事中、今度はどんな提案をしてくれるのだろうと、楽しくて楽しくて、
 ワクワクし通しでした。これから家具をどうしようか?
 玄関の明かりもどうしようかと、妻と毎日ネットで調べたり、
 家具ショップに行ったりして楽しんでいます。」


家を見に来た近所の方も、
「何これ、何これ、凄い、凄いとみんなびっくりして帰ります。」と、
本当に嬉しそうに、楽しそうに話していました。
帰りには、大きなイチゴをプレゼントしていただき、ありがとうございました。
















幾何楽堂、小坂さんの建てたY様邸

2017年04月06日 13時11分15秒 | 耕太郎の出張報告
3月30日、幾何楽堂の小坂さん達が建てたお家で、
建築に携わった人たちを招いてのお礼のパーティーがあるという事で、
私たちもズケズケと上がり込んで、御馳走になることになった。


日光金谷ホテル近くで自然食カフェ(明治時代の建物を改装している)を営むお施主様が、
手作りした料理をたくさん振る舞ってくれた。(料理の写真は無し)


食事の準備をされている間、私は家の写真を撮らせてもらった。


玄関まわり




南側からの全景




ウッドロングエコを使ったウッドデッキ




二階から見たキッチンとリビングとお施主様夫婦




ねこちゃんが通れるように穴あきの木で作った引き戸




この家では、外壁に「木もちe-外壁(よろい張り)」、フローリングに「柿渋」と「蜜ロウワックス」
ウッドデッキに「ウッドロングエコ」を使っていただいた。ありがとう。


フローリングは、150年から200年生で、黒芯の杉材だけで作られていて、
材の選び方から違うよなと感心した。


玄関もキッチンもお風呂も手作り、買ってきて取り付けるという事を極力しないし、
したとしてもアンティークの物を探してきて、お施主様の雰囲気に合わせて使っている。


お施主様の雰囲気と小坂さんの感性が混じり合って、
柔らかでやさしい家でした。


あー、やっぱり私は、小坂さんの作る家が好きだ。
「死ぬ前に、今度は、新築で、小さな家を作るから、小坂さんよろしく。」



熱海MOA美術館

2017年04月04日 12時46分46秒 | 耕太郎の出張報告
3月30日から4月2日まで、日光二泊、熱海一泊で、
妻と娘を連れて、出張に行ってきた。


日光と熱海。いろいろと行きたいところがあったけど、全て仕事。
妻と娘は、半日だけ日光東照宮に行けたけどね。
まあいつか、ゆっくりできる日が来るでしょう。


今年に入ってすぐに、ある会社から問い合わせがあって、
「真鍮に焼付塗装したようなものに蜜ロウワックスを塗りたい。」という内容らしい。
女性社員が、「蜜ロウワックスは無垢材用ですので・・。」と答えていたのだが、
何か気になって、私が電話に出た。


「熱海のMOA美術館の改装工事をやっていて、
 美術館全体に使われる真鍮製の手すりを東京芸大の先生が作っている。
 その手すりの最後の磨きに、蜜ロウワックスを使いたい。」という内容だった。


どうやら、真鍮に特殊な塗装をされているようで、
(塗装の仕方をメモしたのだが、どこかへいってしまった。)
天然素材のもので、磨きたいという事だった。


「それならば、少量を布に取り、良く延ばして、丁寧に拭き取れば大丈夫です。」と答え、
使っていただくことになった。それはどうやら間違いないみたい。


手すりの写真
















美術館から望む熱海湾




その後の日々のお掃除にも、弊社商品を使っていただくという話だったのだが、
受付の綺麗なお姉さんにいろいろ聞いてもらったけれど、
日々のお掃除の事は確認が取れなかった。


MOA美術館の改装工事が完了し、2月5日にリニューアルオープンしたので、
確認と写真撮影(ちゃんと許可を取りました)のために出かけたという訳です。
お掃除の件が確認できなかったのは残念だけど、
こんな所にも「蜜ロウワックス」が使われるようになったのはうれしい事です。


私の写真の腕も、少しはましになったでしょ。





toolbox

2016年09月23日 10時35分02秒 | 耕太郎の出張報告
先日の東京出張の際、ちょっと時間が取れたので、
原宿にある「toolbox」に寄ってきました。

自分で部屋をリノベーションするときなどに使える
部材、塗料、木材などを紹介しているショールームで、
弊社「蜜ロウワックス」も紹介していただいてます。









蜜ロウワックスの他にも、外部用木材防護保持剤「ウッドロングエコ」
ウッドロングエコを塗布した国産杉のデッキ材「木もちe-デッキ」、
同じく外壁材「木もちe-外壁」、国産栗のウッドデッキ材、
国産杉のブラインド「こかげ」、国産杉赤身追い柾目のフローリング・外壁材、
国産トチのフローリング、長勝鋸などいろいろな商品があることを
ipadを使ってご紹介したところ、大変興味を持っていただけました。


次回東京出張の際には、長勝鋸やフローリングサンプルを抱えて、伺う事にします。


いろんな材を並べていただけると良いな。

宗像市 野ばら保育園 野ばら第二保育園

2016年08月31日 12時23分12秒 | 耕太郎の出張報告
カタログハウスの「ダーウィン」というカタログで、
蜜ロウミストデワックスの販売をしていただいています。
当初、500個の契約で始まった販売が、2週間で1,500個を超え、
2,000個に届きそうな勢いです。


イケイケ、もっとイケ。


8月26日から、妻と娘を連れ、九州に行ってきました。
26日には、妻の親せきが経営する宗像市の保育園を見学。


野ばら保育園


野ばら保育園の外観。コンクリートの打ちっぱなしです。



でも、内部は全て無垢材。



応接室、調理室の建具も無垢。



有名アーティストに寄贈していただいたブロンズ像



約40年前の建物だそうです。



「野ばら第二保育園」

基本構造は鉄骨。



運動場と廊下部分。



下駄箱と廊下。



縁側と庭。



教室も建具も無垢。



こちらは、約20年前の建物。どちらも同じ設計士さんの設計です。


2つの保育園とも素晴らしかった。
野ばら第二保育園は、都会だと難しいだろうが、
田舎にあったら最高の建物だと思う。



40年以上前、自宅の一角で保育事業を始めて、
現在、2つの保育園を運営しているそうです。

基本コンセプトを書いた手書きの冊子をいただいてきました。
こういうところは、百合子の親せきらしいな。



外国からもたくさんの見学者が来るそうで、
お掃除用にと蜜ロウミストデワックスを手土産に。

夜には、海岸線の側にある料理屋さんで、
いっぱい御馳走になって帰りました。
ありがとうございました。