蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

想いは実現する~長勝鋸への想い~

2011年07月29日 16時25分53秒 | 小川社の商品を使った施工例
鋸研ぎ職人の長勝(長津勝一)さんが、帰国され

来週末、主人と工房へお邪魔することになりました。

今回は、長勝監修 チップソーの打ち合わせ



と長勝鋸H.PサイトUPのむけて、製作したコンテを元に

長勝さんに訂正及び修正を依頼しています。



最終確認を主人にお願いしたところ

最後の最後になって、主人から長勝鋸を販売していく想いを文章にしてくれました。

製作サイドの私にとっては

「こんな文章を待っていた!」といった感じです。



自分達のH.Pの文章を自画自賛するのもお恥ずかしいお話ですが、

この文ならストレートに想いが伝わるように思います。

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長勝鋸を初めて手にし、角材を切ったとき、

「この技術は後々まで伝えるべきだ」と強く思いました。



長津勝一さんにお会いし、お話して、

その思いを即座に実行に移そうと決意しました。



長勝鋸は、「日本の大切な文化」です。

私にとって「長勝鋸」をないがしろにすることは、

己の仕事をないがしろにすることと同じです。

己の仕事に誇りを持つ者は、

「長勝鋸に触れ、その魂を体内に取り込むべき」

そう確信しています。

小川耕太郎

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長勝鋸のH.P製作はかなり試行錯誤しました。

私は刃物に関してまったくの素人です。

何を切り口にしたら良いかわからず、何度も長勝鋸についてブログに載せたところ

タイトルやキーワードによって反響が異なることがわかり

構成をしていくといった方法で製作をしました。

製作していくなかで、私自身も長勝さんの魂に心動かされています。

まだまだ勉強中ですが、長勝さんにご指導を受け、鋸サイトをUPしたいと思います。



鋸サイトTOPの絵コンテになります。


良い道具は、人をも動かす。

自分を甘やかすことなく、客観的な技術の向上を目指し、社会に役立てるよう研磨を積む。~長勝鋸~

2011年07月27日 12時20分34秒 | 新商品_長勝さんノコギリ


▲鋸研ぎ職人 長勝さん(長津勝一)の言葉








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しばらく他の仕事を入れてましたが、昨日より鋸研ぎ職人 長勝さんの

研いだ鋸のH.P製作を再開し、最終編集をしています。

「長勝さんの言葉」というサイトをつくり、鋸の革命児 長勝さんの含蓄ある言葉を入力していました。

ふっと・・・・・以前読んだコラムを思い出しました。

確か・・・・・、

「伸びるスポーツ選手は共通している」という話です。




自分のためだけでなく、何かのために頑張れる人

自分のためだけに頑張るのと、社会のために、何かのために、誰かのために
発揮でいる力が、変わるそうです。

自分自身の評価を客観的に出来る人

目標に向かって、決意できる人
なでしこジャパンをみて「目標は優勝」「目標は準決勝進出」とでは大きな違いがでるように思いました。


決意したら、毎日の積み重ねを繰り返しながらも、
  新たな発見ができる人は、自分の技も伸ばせる。


これが大変なのです。たいてい人間は毎日の繰り返しを積み重ねると
慣れてきてダレル方が多いいのです。
確かに日々リセットして、
新鮮な気持ちで取り組める人には
発見が多いように思います。
結果、技の向上に繋がるのでしょう。





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常に「よく切れるとは?」「より良い大工道具とは?」を考え

社会に貢献できる大工道具を目指し

日々、探求されている長勝さん。


78歳になられた今でも何事にも挑戦され、日本だけでなく、

依頼があれば世界各国の職人さんにも技術指導されています。

まさに「良い道具は、人をも動かす」

例え言葉は通じなくとも、

技術で国境さえ越えてしまうのです。

長勝さんの工房には日本全国の職人が研いだ鋸が置かれています。

他の職人さんの鋸を観察し、この人はどのように考えて研いだのか研究することと

自分の技を客観的に評価し、更なる技術の向上を目指すためとか。







▲鋸のピッチを変えることにより、どういう切れ味になるのか研究中。


「今、こんな研究をしているんだよ。」

といって見せていただいたのが、上の写真の鋸です。

78歳になられた今でも、

何事にも挑戦される姿を拝見し

私自身も大きく動かされました。





H.Pを編集している最中に

長勝さんは「何故?研鑽という言葉を用いたのだろうか。」と思い

「研鑚」の意味を調べました。

研究とは違うもののようです。

①研鑚は、真の科学ともいえるし、真の哲学ともいえます。

②研鑚するには、自我の態度が大切。

自分の思い・考え・感情を混ぜず、そのものをありまま見る・聞く。

知識や経験、学説、実績なども一度ゼロにして、物事を見る。

③自分に対し客観性をもち、話し合える自分をもつこと

④どんなことでも素直にありのままを聞ける、ということが必要。






う~ん・・・・・発する言葉も奥が深い。

素晴らしい技術者は、奥行きのある日本語を使われます。

私達のようなものにも気さくに話しかけてくれ

どんな質問をしても、とても謙虚に応対してくれます。

その姿に頭が下がります。






8月になりましたら、

長勝さん自身から

私どもの製作したH.Pについて指導を受けます。

想いは強いといえども、まだまだ勉強不足なので

修正を繰り返し、鋸のサイトが出来あがります。

長勝さんの技術だけでなく、スピリチュアルな部分もお伝えしていきたいと思います。





















中日新聞[流行のつぼ]に蜜ロウワックスが掲載されました。

2011年07月25日 10時19分42秒 | 蜜ロウワックス(自然塗料)

▲2011年7月25日(月)中日新聞[流行のつぼ]に紹介されました。

流行のツボといわれると、恐れ多いですが・・・・・・。

蜜ロウワックスは1999年より販売をはじめ、12年たちました。

一般にロングセラー商品とは、何年くらい経った商品なのでしょうか?

私の感覚では、20年くらいからロングセラー商品と呼ばれ、

ロングセラー商品の中では20歳からようやく認められるように思います

あと8年で蜜ロウワックスは成人(20歳)。

晴れ着姿の蜜ロウワックスがみられるように頑張ります。



ここまでこれたのも

いつも温かく見守っていただいたお客様のお陰です。

この場を借りて、心より感謝申し上げます。

ありがとうございます。



これからも宜しくお願いします。

扉一枚から広がる世界(後編) ~ 幾何楽堂様の創り出す宇宙観 と 長勝鋸~

2011年07月16日 16時08分24秒 | 小川社の商品を使った施工例







常に新しい扉を創り続けるには

発想ともう一つ経験が必要である

それが合わさり はじめて実用できる作品となる

手づくり扉は常に生き続けているということ

生かすも殺すも創り手次第

その後受け渡したお客様が『この扉は生きている』

と感じて頂けたら・・・

命ある扉はたくさんの人を招き入れることでしょう


▲ナラ材で製作した神棚


▲幾何楽堂様の月見照らす&アトリエ



小川耕太郎 自宅 兼 小川社展示場





個展にむけて制作中のなか電話取材を受けてくださりありがとうございます。

幾何学堂様のそぎ落とした生き方と

仕事に対して真剣に向き合う姿に心打たれる方も多いかと思います。



暑い日が続いておりますので、御身体をご自愛され、創作活動に向け頑張ってください。

最後になりましたが、幾何楽堂様との出会いに感謝申し上げます。



====幾何楽堂様 ご愛用商品====
長勝鋸 / 一枚板 /ウッドロングエ
蜜ロウワックス


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扉一枚から広がる世界(中編) ~ 幾何楽堂様の創り出す宇宙観 と 長勝鋸~

2011年07月15日 10時46分46秒 | 小川社の商品を使った施工例


「自分でつくる住まいの形」をテーマに

小川耕太郎∞百合子社長勝鋸一枚板木もちeーデッキウッドロングエコ 蜜ロウワックスなどを

ご購入いただいたお客様「住まいの形」をご紹介させて頂いております。

昨日に引き続き、ドア作家幾何学堂様をご紹介いたします。



[トーテンポール]
北アメリカ大陸の太平洋に面した北西沿岸部に住む先住民の多くが、
彼らの家の中、家の前、あるいは墓地などに立ててきた、
柱状の木の彫刻で、人々の出自、家系に関わる紋章や、
彼らが伝えてきて、かつ「所有する」伝説、物語の登場者などを彫刻したもの。








今回の依頼は『なごみ苑


手塚 俊夫(てつか としお)
1954年生まれ。盆栽歴40年以上。景道師範。盆栽・水石に精通し、
草もの盆栽を中心に風情のある個性的な作品を作り続けています。
雑誌「趣味の山野草」での執筆や、なごみ苑での山草講習会など、
山野草のおもしろさ・すばらしさを広めるために日々精力的に活動中。





手塚氏とは、共通の世界観を感じる方である。

私よりもっと深いところを知っている方である。

「いかに無駄な空間を創るかが大切!」

これも同じ意見である。

この空間は住む人のセンスで生かされる。







次回は

幾何楽堂さんが創る世界

を助ける道具のひとつ、長勝鋸のお話を伺います。


====幾何楽堂様ご愛用商品=====
ウッドロングエコ / 蜜ロウワックス
長勝鋸 / 一枚板  他


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扉一枚から広がる世界(前編) ~ 幾何楽堂様の創り出す宇宙観 と 長勝鋸~

2011年07月14日 13時32分06秒 | 小川社の商品を使った施工例





「入りたくなるドア」

「開けたくなるドア」

まるで扉が自ら引力をもっているかのような・・・・・

今日はそんなドアや扉を製作+空間プロデュースをされている

幾何楽堂様を2回にわけてご紹介させていただきます。

幾何楽堂様の哲学はとてもおおらか。

まるで禅僧を思わせる作り手さんです。







私は木を特別だとは思わない

小石であろうと雑草だろうと

必要だからこの世界にあるのだ

パワーの差は感じても

大木と雑草どちらもあってこの自然は成り立っている

自然界に特別なものなんてないと思う



特別扱いしないから・・・
必要な分だけ
必要な時に
木が集まる



大木を見ても私は特別だとは聞こえてこない

むしろ私は高いところから全てを見ているだけ

もっと周りを見なさいと・・・聞こえてくる

木の役割はもしかして・・・

色々な事を気付かしてくれる為に

あるのかもしれない





ほんのちいさな一つ一つの事に対して 

つまらなそうにやる人 

一方、それが楽しい事だと思いやる人

いつも後者でいたい

なんでも一所懸命やればいいのとは違う気がする

心の問題だと思う

同じ事をやっていても伸びる人 伸びない人

楽しいと思うか つまらないと思うか

奥が深いと考えるか なめてかかるか

そんな小さなひとつひとつが

5年後10年後にはとんでもない差になる。

人のやる事をいつも尊敬して『すごい』と素直に感じられると

物事をなめてかかる事なんて出来はしない。



仕事・・・
生きていく中でとても大切なことである。
だから、つまづくと自分が駄目になったと錯覚するほどである


しかし
生きていることが自分の仕事と考えたら
こんなに楽しい仕事はない

実際なんでも出来る
「わたしには無理」の殻を割らないと見えてこない話。

「天職として仕事をするものは 決して職を失わない」


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荒れた山林の手入れをし、豊かな広葉樹の森へ。その一角に建てた家

2011年07月13日 09時30分26秒 | 小川社の商品を使った施工例

小川耕太郎∞百合子社では、私どもの商品を使って頂いたお客様の生き方や暮らし方をご紹介させていただいております。



今日ご紹介させていただくのは

10年前に手入れをされていなかった杉、ヒノキの山林の一角(場所:那須)をご購入され

会社勤めをしながら、週末に間伐(伐採は人に委託。費用は間伐材で払ったそうです)や

ご自身で下草刈りを繰り返し

間伐しながら広葉樹を約1000本近く植えられた下地様のお宅です。




はじめに間伐をしたときは、手入れをされていなかったため根が張っておらず
間伐した後に風がふくと、木が2,3本倒れたそうです。
土地に腐葉土をいれ、土から自分でつくったそうです。


ご近所の方からは「何をやっているのだろう?」と
不思議な顔をされたそうです。
下地様の姿をずっとみているうちに近所の方との交流も深まり
地元の人から苗をわけてもらったり
「自分でぬくんだったらこの樹あげるよ!」と声をかけられ
手入れをされていなかった樹を移植し、育てられました。










▲樹の幹は木材をのみで叩き、質感をだされたとか。
素敵なドアですよね。




ご近所の方も「あんなに酷い荒地だったのに、こんなに生まれ変わった」と下地様の活動に驚かれるそうです。


昨年、定年退職された下地様は
今は農林水産省の助成を受け
ボランティアで水土里ネットの委員長を務められています。
(「21世紀土地改良区創造運動」で農林水産大臣賞を受賞された組織だそうです。)



この団体は造成・整備された土地改良施設は農家は元より、
地下水涵養など広く地域に貢献されていました。
さらに那須野ヶ原40,000haの扇状地全体の健全な水循環システムを構築。
これらの構築により、扇央部下流域に生息する
ミヤコタナゴ・イトヨや大田原メダカなど希少種の保全に努めるとともに
鮎捕獲高全国2位にランキングされるほど、
河川生体系の維持に貢献されているそうです。





下地様は不在山林主に働きかけ、山を整備し
那須の水源の元からきれいにする活動をされているそうです。




下地ご夫妻様、遠いところ弊社まで尋ねてくださりありがとうございました。
長い歳月をかけ、育まれた自然と住まいに
心打たれました。
益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。



===下地様邸===
■外壁:木もちeー外壁
■デッキ:尾鷲ヒノキ材にウッドロングエコを塗装
■内装:蜜ロウワックス仕上げ

「働く」と「暮らす」が同居する家。~長勝鋸や一枚板を使っていただいたお客様の暮らし~

2011年07月12日 01時07分37秒 | 小川社の商品を使った施工例


小川耕太郎∞百合子社のお客様はとても個性的な方が多く

お客様から刺激を受けたり、教えを受けることも多いのです。

この仕事をはじめ13年になりますが、お客様からエネルギーを頂きながら、仕事をしているんじゃないかと思うことすらあります。




そこで、このたび「自分でつくる住まいの形」をテーマに

小川社の長勝鋸一枚板

木もちeーデッキなどをご購入いただいたお客様「住まいの形」をご紹介しよう!という経緯になりました。


第一弾は、旦那様が整体師 奥様がリフレ&天然酵母のパン屋さんを営むご夫妻をご紹介致します。









▲ケヤキの看板も手作りになります。





●写真上 子どもさんの机 / トイレの小物
●写真下 トイレットペーパーホルダー / 施術室にあるドレッサー / 表札
すべてD.I.Yで製作


整体人 と天然酵母パン「かしこ」を営む

「働く」と「暮らす」が同居するご家庭のお話をさせていただきます。



同じ自営業者ということから、このご夫妻から学ぶことも多く

底抜けに明るくたくましい生き方と、終わり無きパワフルな探究心には、驚かされることも多く

いつも元気をいただいています。




奥様はパン屋の勉強を兼ね、東京中のパン屋を自転車で走りまわったり

旦那様は整体のお仕事をされながら、パン屋の道具を自作する。

本業である整体も、施術を受けるお客様の視点にたたれ、

心地よい空間も提供されるために

看板、ドレッサー、トイレなどすべて自分たちでつくられ

空間を生み出しています。

施術の考え方も「治療」だけにとどまらず「その人にあった身体の使い方を意識することにより、その人ならではの思考が引き出される。とでもいうのでしょうか?

ご主人が描く 身体日記 を読むと、お二人にとっては全てがここから始まっていることがわかります。

とにかくこのご夫妻は、仕事に対し、真意なんですよね。


発する、言葉ひとつひとつも、頭で考えて言葉を並べるというよりも・・・・・身体から発しているというと的確なのかなぁ?

感覚を引き出すような言葉を使われます。

お話をじっくり伺うと、お二人にとって身体を扱う仕事が天職なんだろうなぁ ・・・ということがよ~くわかります。

興味のある方は、このご夫妻のH.Pやブログをご覧ください。



旦那様は長勝鋸のご愛用者でもあります。
 
●写真左:両刃窓鋸(長勝鋸) ●写真右:導突鋸(長勝鋸)

整体人さんならではの長勝鋸のコメントも興味深いところ。是非ご参照ください。

長勝鋸 VS 替え刃式鋸 挽き比べ

我が家に長勝鋸がやってきた。

一枚板を使ってD.I.Y


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小川耕太郎∞百合子社では、私どもの商品を使って頂いたお客様の生き方や暮らし方をご紹介させていただいております。

整体人さん、天然酵母かしこさん ご協力ありがとうございました。

益々のご活躍をお祈り申し上げます。いつも元気なお二人なので心配無用かと思いますが、

暑い日々が続いておりますので、たまにはボーっとご自愛くださいね(笑)

お二人との出会いに心より感謝を申し上げます。

これからも宜しくお願いします。








本日より、木もちeーデッキ デッキ板サンプル無料キャンペーン開催します・

2011年07月11日 09時28分38秒 | 木もちeーデッキ(国産ウッドデッキ用材)


小川耕太郎∞百合子社の木もちeーデッキ

本日より木もちeーデッキサンプル板の無料キャンペーンを実地致します。
お送りするサンプル板は幅105mm×厚30mmのみになります。

キャンペーン期間 2011年7月11日ー8月31日まで

サンプル板及びカタログをご請求される方は木もちeーデッキサンプル板希望と明記をお願いします。
お問い合わせ先





商品についての詳細は以下をご覧ください。
木もちeーデッキの特徴

木もちeーデッキ施工例

環境問題に対し積極的に取り組む木もちeーデッキ

木もちeーデッキでこんなことできます。

商品哲学



木もちeーデッキ関係のブログ
エントランスの一部に木もちeーシリーズを使う

木もちeーフェンスを使う方が増えてきた

静岡県建設業協会優良賞を受賞されたN保育園様~木もちeーデッキ~

外壁の装いに木もちeーデッキを使う~ルーバーとして

内と外の連続性をつくる木もちeーデッキ。

海や森林を連想させるコミュニケーションスペース木もちeーデッキでの施工のご紹介です。

たんぽぽ保育園様で小川社の木もちeーシリーズ+内装材を使って頂きました。

木はいいなぁ~木もちeデッキで楽しむ樹木~

手入れをされてなかった山林一角を、10年かけ約1000本の広葉樹を植え、家を建てられました。

自分でつくる木もちeーデッキ

木もちeーデッキプロジェクト 子育て+農業+林業


木もちeーデッキを長持ちさせる、植栽との付き合い方

2011年07月08日 13時14分29秒 | 木もちeーデッキ(国産ウッドデッキ用材)


最近、中庭や庭を全面デッキにして、上記の写真のように木を植えている例が多くなりました。

そういったお客様が増えてきたことから、具体的なアドバイスができるように

我家も実験も兼ねてこのようなデッキにしました。


どこまで落ち葉の掃除ができるか?


落葉がこのように根太に絡みます。

これを放置すると、やがて葉は腐りますので、ウッドデッッキも腐りを早めてしまいます。

絡んだ葉を、歯ブラシなどで取ってください。

また、デッキに落ちた落ち葉なども掃き掃除をするなど、ちょこっとしたお手入れが必要となります。

2週間前に名古屋から外構施工業者様がおみえになれ

「どのくらいに一回、再塗装をすればよいですか?」

といったご質問を受けました。主人は

「基本的に再塗装はいりません。長持ちのために塗装を強化するよりも、お掃除の方がずっと効果的です。

塗装業者様に頼むより、むしろ清掃業者様に頼み、掃除を徹底したほうがよっぽど効果があります。」

「そうはいっても、最近の奥様は働いていらっしゃいますので、庭やデッキの掃除まで手が回らないですよね。」




外構業者様にお聞きすると、メンテナンスフリーの建材でも、掃除をしないと、腐りは早くなるそうですが

メンテナンスフリー=掃除をしなくても良いと思われている お客様が増えたそうです。

ウッドデッキは木でつくられています。

いくら強靭な薬品を塗ったとしても、お手入れをしないと、当然腐りは早くなります。

女性は、家族の為に費やす時間も多く大変かもしれませんが、

子どもやご主人の力を借りて、ちょっとのお手入れをして長持ちさせてくださいね。






植栽の選び方
植栽選びも重要になります。

デッキの中に植栽を入れる場合は、比較的葉が硬い 照葉樹林系を選ばれると、手入れが楽になります。

広葉樹の葉は柔らかいものが多く、土に落ちると腐葉土になるサイクルが早いので、

デッキの間に絡まると、腐りやすくなります。

秋になると落ち葉は大量に落ちますので

掃除をしてもしても落ち葉は落ちてきますので、とても追いつきません

お坊さんのように「掃き掃除は、修行のひとつ」とスピリチュアルに楽しむのもひとつの案ですが・・・・・

昔は、庭師さんが庭に入り、定期的に手入れをされた家が多かったのですが

現代は自分でされる人が多いため

広葉樹を楽しむなら、トータル的に家とウッドデッキと植栽とのバランスを考え、

自分たちでどこまで手入れができるか客観的に考え、植栽を選択してくださいね。



ちなみに庭師の方は、

「湿度の高い、紀州の気候を考えると、広葉樹より照葉樹林をを中心に植え、緑を楽しむ庭にした方がいいですよ。」

とアドバイスを頂き、我家では樫系の樹木を3本植え、主人はどうしても紅葉(広葉樹)を植えたいと主張を譲らず、広葉樹を一本植えました。






植栽の手入れをしてインドア グリーンを楽しむ

植栽の手入れは面倒かもしれませんが、定期的に手入れをすることで、通風もとれますので

ウッドデッキだけでなく家も長持ちします。

そこで、オススメなのが、枝打ちした植栽でインドアグリーンを楽しまれては如何でしょうか?


▲さざんか+くちなし


▲むくげ(座卓の上)

 
▲鉢植えのレモングラス(デッキ手前の植栽)
 大きくなりすぎたので、花壇から鉢に移し替えました。鉢の下にキャスター台をつけているので、カンタンに移動できるので、デッキのお掃除もカンタンです。
 インドアグリーンとして楽しめば、気軽にハーブティーも楽しめます。


 
▲インドアグリーンを楽しむ方にオススメ。最近インドアグリーンの書籍が増えています。
 インドアグリーンを趣味にすれば、植栽の手入れも億劫でなくなるかも?



ではでは、ウッドデッキライフをお楽しみください。