昨日は新月だった。
一昨日の冬至で日が長くなり始めるのと、月が最小から大きくなり始めるのとが一緒のタイミングで起こり、物事を新調していきやすい時だったのではないだろうか。
僕にとってはそうだった。
朝のうち、目を瞑ると神紋らしきものや寺にある天蓋のようなものが浮かんでいたり、カラフルな衣がゆらめいていたりと、ちょっと珍しいなあと面白がっていた。
新しいものと接点ができてきているのだろうか。
年の瀬でこれからスタートというものではないが、来年に向けて身辺を整え、何にでも対応していきやすく、働きやすい環境が整ってきつつある。
陰が極まって陽に転換する冬至と新月の連なりで、宇宙の呼吸に自然と調子を合わせさせられたか。
毎日を丁寧に、より精緻に過ごすことにより感覚は穏やかになり、穏やかになった感覚が行き届いて精妙な毎日をもたらす。
あらゆるものが恵みと、一瞬の欠けもなく信頼し続けられることをいつも祈る。
しかし、我々の迷いですらパズルの大事な一片だ。
宇宙には余裕も遊びもあるのに無駄はない。
過不足がない。
この驚異にはいつも節々で嘆息させられる。