そらみつ みそら file  ~To Provide You With Unity~

こころとからだについて、気がついたことを書いていきます。
『』の中の言葉は、見えない世界から伝わってきたものです。

配慮

2008-04-20 08:08:18 | 癒し
顔を合わせる時間は多いのに、なかなか思うようにいかないのが夫婦の関係です。
言い分にはどちらにも一理あるので、良いか悪いか、正しいか間違っているかという判断基準では、いつまでたっても埋めることの出来ない溝が残ります。
とくに一方的にどちらかに原因がある場合は別として、なんとなく関係が稀薄になったり分かり合えなくなったりすることは、自分に気づき、相手に気づいていなければ、自然と起きてしまうことです。

一旦そういう状況にとらわれれば、関係をよくしたいという思いがあるからこそですが、心の中に抑圧された感情が起きてきます。
簡単に言ってしまえば、それは相手を責めるか、自分を責めてしまうか、という2つのパターンに分けられます。
なんとなく相手への不足感もあるけれど、自分自身にも融かすことの出来ない暗鬱とした領域がある、という人は多いと思います。

お互いの人生にそれぞれ歴史があり、中にはどんなに近い人間であっても触れさせられない一面もあります。
過去のできごと、感情の動きであるかもしれないし、言葉では表現の不可能な場合もあるでしょう。
それをすべてひらいて相手に見せていくのが必要とは思いません。

自分を責めているだけでは前進がありません。
”自分を責める”というものの見方そのままで相手も見ることになり、それは実像とはいえません。
自分を責める思いは、知らない間に相手を責める思いにすり替わっていることもあります。

何人か、こんな感覚を打ち明けてくださった方がいたのですが、それに対する答えが、よく似ていました。
『(ご主人の)涙を拭いてあげなさい。』
『(相手の)哀しみ、涙に気づきなさい。』
攻撃対象をどこかに見いだすのではなく、相手に一歩踏み込んで、配慮することをすすめる言葉でした。
自分の哀しみに焦点を当てるのではなく、相手の哀しみを観よとのことでした。

漠然とそんなものがあるような気がしていたので、もう少し相手を理解していってみます、というのがその人たちの共通の反応でした。
その言葉の中に力強さがあるのがわかりました。
自分のことではなく相手のことなればこそ、力が出せることもあります。
そして振り返ってみれば自分も元気になっています。

相手を通じて自分を知り、人間として優しくなっていく。
相手を思いやっていて、気がつけば自分が癒されている。
夫婦になるほどの深い縁からは、醸成されていくものも深いと思うのです。
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体は薬をどうとらえたか

2008-04-17 10:51:33 | 癒し
わたしたちは肉体の真の声に耳を傾けることがなかなかできずにいます。
意識の上で感じられることと、内奥ではどのように感じているか、の違いを知る機会がありました。

リューマチの持病をもつ60歳代の女性の話です。
2年ほど前、はじめてセッションを受けたときに、劇的に痛みがなくなりました。
そのまま完全によくなるかと期待もしたのですが、時とともにまた痛みはやって来るそうです。
それでもセッション以降は痛み止めを飲むのをやめ、自己治癒力を高めるようにつとめてきました。

先日久しぶりにお会いしたら、最近は良い薬がある、今は飲まずに我慢する時代ではない、と医者に言われ、また飲みはじめているとのことでした。
セッションで、その薬について訪ねられました。
そのとき体が答えて言ったのは、
『武力はかなわんなあ』
という言葉でした。

実際に痛みが少なくなり重宝していたその痛み止めですが、体には別のかたちで負担が来ています。
都合の悪い部分を、武力で一掃して解決してしまおうとするのと非常に似ていることに、そう言われて気づきました。
武力による解決には、あとに歪みが残り、一見小康状態を保っていても、バランスの悪さをはらんでいることが多いのは、世界各地で見られる現実です。

以前から書いているように、薬に関しては全ての使用に反対するつもりはありません。
ただ、なぜそのような状態になったのかを、しっかり探ってみた方がいいということです。
この女性に対しても、過去の人生の中での心の動きについて伝えてきました。
そのメッセージは彼女の認識とまだつながっていませんが、全体のバランスを保てるよう、ゆるやかに、自分の肉体との和解が進んでいくことを待っています。

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福岡での講話会のお知らせ

2008-04-01 10:26:29 | 癒し
現在月に一度程度、福岡に行っています。
セッションでの活動が中心ですが、このたび博多近郊で講話会を開催させていただくことになりました。



<「この世で生きるということ」

“この世”は“学びの場”“修業の場”とよく言われます。
確かにそうかもしれません。

しかし、見えない世界がわたしたちに求めているのは、“苦しんで学ぶ”ことではありません。
むしろわたしたちに求められているのは“楽しくよろこんで”生きること。
それが、この世もあの世も明るく照らしていく一番簡単な方法です。
見えない世界からのメッセージに
“いかに気付き、いかにそれを楽しんでいくか”
そしてそれが自分をどう導いていくのか、身近なことから話をしていきます。

テーマ   この世で生きるということ
日時    4/12(土曜)9:00~11:30
料金    4000円 >



今までも何度か、講話会をさせていただいてきましたが、今回は初めての方でも足をお運びいただきやすいと思います。
運営はほかの方にお任せしているのですが、興味をお持ちでしたら、わたしあてに一度メールをお送りください。
あらためて会場などをご案内いたします。
このブログ左側、ブックマークの”太陽の門(そらみつ みそら web site)”をクリックしてください。
メニューから”未来の創造のために”のページにとんでいただいたら、最後の方、黄色い枠の下からメール送信画面に移動してください。
多くの方との交流を、楽しみにしております。
締め切り人数もありますので、早めにお知らせください。

また、12日午後と13日は、博多でヒーリングセッションを行う予定です。


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