何気なく小さな娘のこれからを聞いてくるお母さんに、
『まだ小さいですから出てきていませんが、これからこんな癖が出てきますよ。』
と、具体的なことを一つ一つ伝えたうえで、
「お母さんそっくりですね。」
と言うと、お母さんは苦笑い。
別にそうなってはいけないということではないのですが、言われてみるとお母さんも普段の自分をあらためて見直すわけです。
子供は親を見て育つもの。
中には当たり前のことなのに、受け入れがたいことも出てきます。
都合の悪いことを認めるのは難しいのです。
「引きこもり」の相談を受けることがよくあります。
親としては理不尽な思いでいっぱいでしょう。
まず感じるのが、
「どうして出ようとしないんだ」
という怒りであるのも不思議には思いません。
この女性の息子さんは、長いこと家の中に引きこもっています。
30歳を越えるともなれば、親として心配が強くなってくるのは当然です。
怒ったりなだめたり、どんな形であれ外に出るように声をかけているようです。
彼に何が起きたのか。
それは、
『彼は傷ついて生まれてきている』
という言葉からわかりました。
「彼がおなかの中にいる間、夫婦仲が悪くありませんでしたか?」
と聞くと、やはりそうなのでした。
お母さんも感じていることでした。
「息子がつまらなそうな顔をして生まれてきたのが、今も強く印象に残っているんです。」
というぐらいでしたから。
子供が大きくなると、「こうあってほしい」という思いがだんだん強くなってきます。
生まれてきてくれたことへの感謝、自分のところに来てくれたことへの感謝が、時とともにうすれてきます。
一番始めに戻って、「生まれてきてくれてありがとう」と、呼びかけること。
それを積み重ねて、新たに立ち上がるのを見守ることが必要でした。
人をいやすのは、常に愛が基本です。
「愛されている」と知ることが、いやされることへの第一歩であり、全てなのです。
『まだ小さいですから出てきていませんが、これからこんな癖が出てきますよ。』
と、具体的なことを一つ一つ伝えたうえで、
「お母さんそっくりですね。」
と言うと、お母さんは苦笑い。
別にそうなってはいけないということではないのですが、言われてみるとお母さんも普段の自分をあらためて見直すわけです。
子供は親を見て育つもの。
中には当たり前のことなのに、受け入れがたいことも出てきます。
都合の悪いことを認めるのは難しいのです。
「引きこもり」の相談を受けることがよくあります。
親としては理不尽な思いでいっぱいでしょう。
まず感じるのが、
「どうして出ようとしないんだ」
という怒りであるのも不思議には思いません。
この女性の息子さんは、長いこと家の中に引きこもっています。
30歳を越えるともなれば、親として心配が強くなってくるのは当然です。
怒ったりなだめたり、どんな形であれ外に出るように声をかけているようです。
彼に何が起きたのか。
それは、
『彼は傷ついて生まれてきている』
という言葉からわかりました。
「彼がおなかの中にいる間、夫婦仲が悪くありませんでしたか?」
と聞くと、やはりそうなのでした。
お母さんも感じていることでした。
「息子がつまらなそうな顔をして生まれてきたのが、今も強く印象に残っているんです。」
というぐらいでしたから。
子供が大きくなると、「こうあってほしい」という思いがだんだん強くなってきます。
生まれてきてくれたことへの感謝、自分のところに来てくれたことへの感謝が、時とともにうすれてきます。
一番始めに戻って、「生まれてきてくれてありがとう」と、呼びかけること。
それを積み重ねて、新たに立ち上がるのを見守ることが必要でした。
人をいやすのは、常に愛が基本です。
「愛されている」と知ることが、いやされることへの第一歩であり、全てなのです。