そらみつ みそら file  ~To Provide You With Unity~

こころとからだについて、気がついたことを書いていきます。
『』の中の言葉は、見えない世界から伝わってきたものです。

大自然からの返答

2007-09-12 11:00:32 | 癒し
『この夏は長崎の雲仙岳に登るように』伝えられました。

17年前に大噴火を起こし、土石流の災害が大きかったことが一番印象にある山です。
住んでいる場所から離れていることもあり、現在登山できる状況なのかどうかも知りませんでした。
調べてみると、噴火した場所は”平成新山”と呼ばれ、もちろん立ち入り禁止ですが、そこを一望のもとに見渡せる主峰普賢岳には登頂することができます。
8月、ちょうど福岡に呼んでいただいていたこともあり、20日に登ることにしました。

当初は前日にふもとの諫早か島原に入る予定でいましたが、スケジュールをこなしているうちにそれが少し難しいことが判明してきたので、当日朝早く博多を出発する日帰りになりました。
現地付近は未明は雷と雨で荒れた天気になっていたようです。
雲仙の町に入っていくと、もう雨は小やみになっていましたが、それまで荒れていたことが十分感じられます。
登山口近くの展望台からは、はじめ一面の雲で何も見えませんでしたが、ほんの数分後にはこれから登る普賢岳、荒々しい姿の平成新山が真っ青な空を背景に現れてきました。

車からおりて登山道に足を踏み入れると、厳しさをもった山だということが肌で伝わってきます。
歩く距離はそう多くないのですが、起伏に富み、山頂付近は急な坂が続きます。
普賢岳への途中、国見岳にも登りましたが、そちらは人の通った後がそれほどなく、おなかの辺りまで草木が生い茂り、歩く道は隠れて見えない状態です。
明け方まで降った雨をまだいっぱいにかぶっている草木にふれたので、ズボンはびしょぬれになりました。

普賢岳山頂からは平成新山を正面に眺め、しばらく静かな時間をもちました。
こんな静かな場所にいると、下に喧噪があることが信じられないほどです。
大自然と土地に感謝をささげ、気持ちよく下山しました。

帰りの車中からは虹が見え、いっしょに行った方とその日一日を喜んだのですが、後日、別の方からメールをいただきました。
普賢岳がニュースになっていたと言うのです。
以下、その方からきたメールの引用です。



<さて本日(8月31日)の読売新聞の記事です。

 長崎県雲仙・普賢岳の噴火で出来た平成新山の山頂付近で「人面岩」が見つかり、「観音様のようだ」と話題になっている。
 山頂の東約200mにある巨大な岩の一部で、県島原振興局の職員らが24日、山の侵食状態などを調べようと登った際、
偶然発見した。まゆ、目、鼻など人の横顔のように見え、頭からあごまで約5m。噴火災害時、土石流が頻発した水無川の
方を向いている。
 現場は警戒区域で立ち入り禁止。約10年前の写真にも同じ岩があったが当時は「顔」に気づいておらず、同局は「見る位置や時間など、影のでき方によって人の顔に見えるのでないか」と話している。>



添付していただいた写真を見ると、確かに顔です。
そして、発見した人々が、その顔を慈悲の象徴である観音様と見たことも嬉しくなります。
災害のあった場所に観音像が建てられることはよくありますが、大自然がみずからつくり出してくれたこの姿は、きっと土地の方々をはじめ多くの方々の祈りへの返答だったに違いありません。
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聞いて導く

2007-09-01 08:11:09 | 癒し
『まわりから光を集めることができる。
 小さな光を集めて大きな光を作れ。
 愛の光を作れ。
 その光を人に植え込むことをせよ。
 人の話を聞けば、その人は自分の人生をまとめることができる。
 上の空で聞くのではなく。』

普段とてもにぎやかに話す女性です。
まわりを圧倒するぐらいにしゃべります。
その彼女に降りたのは、『人の話をよく聞くように』という言葉でした。

セッションの後、話をしていると、面白いことを聞かせてくれました。
ここ最近自分でもそういう気づきがあり、
「人の話を聞いてみると、なんて面白いんだろうということに気づいた」
というのです。
じっと相手を見つめて話すことを聞いていると、話の核心が分かり、
「なんでそんなことが分かるの?」
という的確な答えをしてあげることができるのだそうです。

人の話を聞くというのは、自分が落ち着いていないとできることではありません。
普段と真反対の行動の中に、彼女の本質があったのでした。

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