「悪い言語化」を起こさせないための前提条件がある。
まず、やってくる全てのことは自分にとって必要なことだと意識しようとしていることだ。
「嫌だな」
は率直な感想だが、
「こんなもの、なければいいのに」
は現実を見ていない思考であるし、自分に必要だという事実の拒否である。
わかっていても、そう思ってしまうことはある。
でも、全て必要なことしか自分に訪れていないと頭で理解できていれば、転換は可能だ。
気をつけていれば、いつかきっとできる。
一方、嫌なことを、自分以外のもののせいとしか考えない人には、言語化の方向転換への道が閉ざされているということになる。
第二の条件として、身体のコンディションが挙げられる。
体調が良くない時は、どうしてもネガティブな考え方に傾きやすい。
余分な思考が現れて仕方がないなら、自分の状態を確認し、疲れていることがわかったら、一旦休んで疲れを取るのが最善だ。
実は、身体を楽にすることについては、
『思考すなわち言語化でコントロールできる』
と伝えてくる。
言語化で疲れを取ることもできるし、発展させれば病気を起こさせない、治癒に向かわせることにもつながるわけだ。
当然、難易度は高くなるが、「無理」と決めつけず、可能性を探っていきたいものだ。