そらみつ みそら file  ~To Provide You With Unity~

こころとからだについて、気がついたことを書いていきます。
『』の中の言葉は、見えない世界から伝わってきたものです。

こたえを先にとらえる

2008-05-30 16:26:25 | 癒し
セッションしている時には、相手の表層に出て来ている意識を汲み上げている印象を受けることがあります。

先日ある女性のセッションの最中に、ふっと意識が飛びました。
そのときに見えたのが、暗く厚い雲と濁流です。
上流の山地に降り続いた雨が、広い川幅をさらに広く、誰にも手の出しようのない脅威にしています。
多くのものを飲み込んで、荒々しく流れていきます。
雨や風、破壊が轟音になって生々しく耳に届きます。

それを伝えると、その女性が話しはじめました。
小さい時から海や川、そしてプールやお風呂までが苦手だったこと。
水を見ると、せつなくなってしまうのだそうです。

セッション前まで、そのことを質問しようと思っていたのを忘れていたそうです。
その質問への答えは、わたしが見たビジョンで明らかになりました。

彼女は昔、その濁流にまわりのものを奪い取られていました。
自分のいのちは助かっていますが、自然の荒ぶりをただ呆然と眺めるしかなかったのです。

その川は彼女の家からは割合に近い地域にあります。
おりてきた地名はみな、その川の流域にありました。
その土地を訪れるとどのような気持ちがわいてくるのか分かりませんが、きっと彼女の意識の混乱を、清らかに漱いでくれるものと思っています。

問いとして発せられる前に、答えが出てくるのは不思議に思えますが、すべてはつながっているものだと考えれば、別段変わったことではないのかも知れません。
ちょうどその女性に、そこから解放される時期が来ていたということなのでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真剣に向き合えば晴れる

2008-05-19 10:39:54 | 癒し
セッションをしてエネルギーに働きかけることで、宇宙の力が何らかのかたちで働きはじめます。
それがどう作用するのかをすべて把握することはできません。
ときには、ただ温かい言葉で後押ししていればよいわけではない場合もあります。

何度もセッションを受けてくださっている女性です。
教職の仕事は休む暇を与えてくれず、しかもいろいろなことを引き受けてしまう性格柄、いつも忙しい思いをしています。

はじめてのセッションの時は、股関節がおかしくなり歩けなくなってきた、メニエルのような症状が出て来た、言語障害が出て来た、とわらにもすがる状態で会いに来てくださいました。
その際、劇的に症状が治まり、感激して帰っていきました。

以来、チャンスがあれば必ずセッションを受けに来てくださいました。
初めての時のような症状はなくなりましたが、来るたびに肉体的、精神的な疲れが見受けられました。
いつもはセッションを受けると元気になり、目を輝かせて帰ってくださっていたのですが、先日の場合は違いました。

体調はいつもより悪く、また抱えている問題もこれまで以上に重くのしかかっています。
それを助けてほしい、何とかしてほしいという思いでいっぱいになっています。

わたしもそれが何とかなれば、という気持ちはあるのですが、いかんせん降りてくる言葉が厳しいうえ、なかなか痛みが引いていきません。
これまでに家庭内のことなど、多くのメッセージを降ろして来ていましたが、彼女にはクリアできていない部分が多く残っていました。
そのことを指摘し、人のせいにせずあくまで自分の問題としてとらえなくてはいけない、ということを伝えました。
いつものようなスッキリとした感触はなく、彼女の表情にも不安が残っていました。
数日しても彼女のことは気になっていたのですが、わたしに聞こえてくるのは、『待つしかない』ということでした。
それを本人に伝えようかとも思いましたが、せずにいました。

その2ヶ月後、また彼女と会う機会が得られました。
彼女は驚くほど元気でした。
実際に、これまでになかったほど精力がみなぎっていることが、セッションの中で伝わってきました。
前回のセッションの後、わたしの言葉に真剣に向き合ってくださったそうです。
すべては自分の問題だととらえることが出来たときに、思いがけないほどすーっと軽くなっていったそうです。

不安げな顔を残されたままセッションを終わるのは、わたしにも引っかかる思いはあります。
しかし、その場での解決を急いでもどうにもならないときがあることも、こうしてみるとよくわかります。
何より必要なことは、それぞれの人が自分と見えない世界とのつながりを自覚して進んでくださることです。
わたしを頼って何とかしてもらう、という思いはいつか行き詰まりを迎えます。
その時こそ、自分にしっかり向き合って、どう一歩を踏み出すかを真剣にひねり出せる時なのかも知れません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする