吹く風も優しくなり、今まではまだ雲がかかっていた太陽がはっきりと青空に映える頃、山頂エリアに入りました。
祈りの場があったので、まずそこで意識を合わせます。
龍が送り出されたのが感じられました。
ここからの意識は世界に向かって流れていきます。
少し先には神社がありました。
そちらの前に立つとくっきりと富士山が感じられました。
数日前の
『富士山は守る、守られる、もう少し出発した。』
という言葉とのつながりを思いました。
山頂付近には常連らしい人が10人弱いました。
そのうちの一人が近辺を案内してくださりながら、
「淡路島や家島諸島、小豆島、明石海峡大橋などがくっきり見える今日のような日は珍しい。」
と何度もつぶやいていました。
いつもはPM2.5などのせいで視界はここまで確保されないのが、台風が過ぎた直後なので違うようです。
戻ろうと腰を上げたときには虹も現れました。
写真ではうまく撮れていませんが複虹です。
下山途中には、先ほど見えた虹の反対側の根元が。
帰りの百間岩の急勾配さ加減は、なかなかのスリルです。
充実していた登拝行の無事を、鹿島神社に感謝するために神前に立ったとき、
『ここはスターター。』
と伝えてきました。
後から考えれば、台風通過により新たになった空気の中でのみなしえる神事だったと言えます。