そらみつ みそら file  ~To Provide You With Unity~

こころとからだについて、気がついたことを書いていきます。
『』の中の言葉は、見えない世界から伝わってきたものです。

遠隔セッションで見えた肘痛の根本原因

2022-12-06 14:04:00 | 癒し
左肘が常時痺れるように痛いという、20歳代男性の遠隔セッション。
お会いしたことがない方なので、身体がどのようにして楽になっていくか説明する必要があるとまず感じた。
また、それは僕がその段階で彼の肘の痛みを特定できていないでいるのも理由としてあった。
セッションを受けたことがある方ならわかることだけれど、本人が訴えるのが足の痛みだろうと腕の痺れだろうと、僕が基本的にケアしていくのは内臓である。
四肢の全ての不調は内臓に関連づけられるからだ。
今回の場合も、下腹部にだるさがあるのが感じられ、彼もそれを認めた。
そこを気にしているうちに、肘の痛みが特定できるようになったので、繋がっている手のひらや腕のツボのありかを教える。

そうしているうちに、本命と言えそうな場所が出てきた。
臍の左側に筋が通り、5センチほど下るとドクドクと波打って痛む場所がある。
対面ではないので、臍から左に5センチ、さらにそこから下に5センチの地点と伝えて、彼に感じてもらう。
僕がいうほどの強烈さは感じないようだったが、彼にも場所は同定できた。
そこが和らいだあとは、みぞおち左側の緊張に目を向けたが、これは些細だったしすぐ抜けそうだったので彼には伝えない。

そのとき、腹に不調をもたらしている彼の生きにくさが原因とともに伝わってきた。
それを彼に伝えると、
「確かにそうですけれど」
と、それほど大きな問題とは自覚していない様子だ。
言い伏せる必要はない。
それが今すぐ大きな意味を持つわけではない。

そこまで伝えたところで、彼に腕の様子はどうか尋ねると、改善しているとの答え。
これで僕はケアの方向が間違っていないことを確信し、残っている幾つかの場所に気持ちを向けて痛みを抜いた。

今の彼には身体のことの方が大きい問題なのだろうけれど、僕からすると、彼が軽視した胸の奥から伝わってきたことは捨てておけない。
何年か経ってそれの目障りがすぎるようになったところで、彼の本心に沿う生き方を選択するようになるかどうか。
当分は忘れていても、時期が来たときに僕の言ったことを思い出して、考えるヒントに使ってもらえれば充分だ。

コメント
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