僕のセッションのやり方は、エネルギーを降ろしながら、そしてその人のエネルギーが変わっていくのを確認しながら、その上でその人がどのように行動していくのが適切か、またどのようになることが可能なのかを伝えていくものだ。
ただメッセージを降ろすのではないのを分かっていただきたい。
セッションの始めと後半では、時間の経過とともにエネルギーが変化することにより、伝えることが違ってくるのは、とても自然なことなのだ。
その意味で、セッションを受ける方によっては、短時間のセッションでは僕が提示し得ない範囲が出てくることがある。
そして、短時間で済まさざるを得ないために物足りなさを感じるのは、セッションの施し手である僕の方かもしれない。
短時間のセッションでは相手のエネルギーの通りが中途半端に終わることが考えられる。
もう少し時間をかけることができれば、メッセージのみではなく肉体的にも精神的にも違う結果を提示することができるのにとの思いを持つことになる。
実際にそういうセッションを最近経験した。
ある男性の相談は、お子さんの健康と将来の傾向についてだった。
将来については、父親が期待しているのとは反対に、シビアな話を盛り込まなくてはいけなかった。
楽観的に将来を待ち望むのではなく、能動的な行動の変化が求められることを伝え続けた。
そしてそれは、お子さんのみの責任ではなく、この男性の肩にかかっている部分が大きかった。
単純にイエスかノーかで答えられるものではなく、父が、子が、ある方向への行動の結果、可能性がひらけてくる、という類のものである。
今回この方が希望したのは30分の遠隔セッションだった。
結果への足がかりをしたところで既に30分。
そこで終わることになった。
日頃コミュニケーションをとっている方へのセッションであれば、短時間であってもせめて導入部分から先には進めるだろう。
しかし、長い間やり取りをしていないのであればそうはいかない。
というわけで、今後は、長いことやり取りをしていない方の遠隔セッションは、フルセッションのみとさせてもらおうと思う。
その期間としては半年としておくが、場合によって受け入れる用意はあるので、適宜判断する。
なお、突発的に調子を崩したけれど長い時間が取れないという、体調面でのご相談には、従来通り短い時間でも喜んで対応させていただく。