11月22日の白馬を震源とする長野県北部の地震は、フォッサマグナの北端の断層によるものと報道されていました。
そろそろ富士山もまた行ってみようかと考えている折でした。
何人かの方から、今回の地震と富士山とのつながりを尋ねられたので、この時期に富士山につなげられる場所として、『箕輪』の言葉を思い出したのです。
11月25日、思いついたその日の行動でした。
普段はあまり見ることのない、10年ほど前に買った信州の観光ガイドの折り込み地図を広げ、天竜川の流れを追いながら箕輪の辺りを見ると「不死清水」という場所がありました。
「不死清水(しんずらしみず)」
「ここだ!」と直感的に感じ、Googlemapで確認をとると、いくら地図を拡大しても表示されません。
ずいぶんマイナーなところに運良くつながったものでした。
朝、こまごまとした仕事を済ませてからだったので現地付近に到着したのは正午前ぐらい。
そこからが一苦労でした。
車のナビには表示されないし、iPhoneのアプリの地図、Googlemapでも同様。
さらに、ウェブで確認できた住所も、カーナビやiPhoneの地図では認識できないのです。
いくつかのウェブサイトを見比べた上で分かりやすい地図とカーナビを照らし合わせながら、どうやらここらしいという位置に目的地を定めます。
小さな親水公園になっており、同じ敷地内に普通に住宅が建っている、なんとものどかな場所でした。
しかし車を降りるとエネルギーは伝わってきますし、高揚感もくる。
『酒をもってきてほしい』
と言われ、用意してきたワンカップを取り出します。
タイムリーな名前のお酒でした。
『動かなかった美しい土地。』
そして、このエネルギーは関東に及ぶことも伝えてきます。
『1962年に川が乱れた。』
と伝えられたので帰宅後に調べてみましたが、該当するものには至りませんでした。
天竜川は暴れ川でしたから古くからの治水開発、昭和以降は電源開発が多く行われてきています。
『蝕む汚れからの解放』がテーマだったようです。
『2月2日から覆すときが来る。』
という言葉を肯定的に受け止め、その場を去りました。