そらみつ みそら file  ~To Provide You With Unity~

こころとからだについて、気がついたことを書いていきます。
『』の中の言葉は、見えない世界から伝わってきたものです。

ハワイの旅 1

2007-12-30 06:40:18 | 癒し
急に決まって,あわただしくハワイにやってきました。
ハワイははじめてで、下調べする時間もなく,何があるのかもよく知らない状況での旅です。
導かれるままに,イルカが来る海で泳ぐことになりました。

案内して下さるのは地元ハワイ島に住む夫妻です。
ご主人はオーストリラリアで生まれ,アメリカの大学で教鞭をとった後,ハワイ島にやってきました。
奥様はイルカのワークなど,さまざまなセッションを行う方です。
二人とも見えないいのちにつながって、地球の今後を考える重要な仕事をしていらっしゃいます。

満月の後はイルカが集まってきやすいと聞きました。
成田を発った24日夜は満月,そして時差の関係で24日朝にハワイ島コナ着でしたから,満月を2度見ることになりました。
夫妻がおっしゃるには,ここ数日,イルカは大群でやってきているとのことで、期待が高まります。

27日午前8時過ぎに待ち合わせ,シュノーケルなどをレンタルした後,海に向かいます。
夫妻が毎日来る海には,今日はイルカは来ていませんでした。
次の場所に向かいましたが,やはりイルカはいません。
「もう一ヶ所あるから」
との案内で向かった湾を,崖から見下ろしてみると,たくさんのイルカの背びれが見えます。
列をなして泳いだり,水面から高くジャンプしている様子がはっきり見えました。



砂浜から約200m泳ぎます。
途中の珊瑚のある地域には色とりどりの魚が気持ちよさそうに泳いでいました。

あっ!と思ったときにはイルカはもう目の前にいました。
すぐ横を、すぐ下を,通り過ぎていきます。
イルカには自分から近寄っていかないように,との注意がありましたが,イルカの方からすぐ目の前に向かってくるので,わたしも近寄っていった方がいいのかな,と思ったほどでした。
イルカが来た時は一瞬の興奮がありましたが,ゆったりと泳いでいるのを見て,だんだんわたしの気持ちも静かになっていきました。

気がついたらもうイルカはまわりにいませんでした。
どこからやってきて、どこに去っていったのか,わたしの泳ぎでは確認できない速さでした。

一度陸に上がったのですが、再び遠くに目をやると、またイルカが集まっています。
せっかくのチャンスなので,もう一度泳ぎにいってきました。
これはそのときに水中カメラでとらえた画像です。
もう一つ,波打ち際までやってきていたウミガメも,載せておきます。


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まっすぐに海を見ている 3

2007-12-11 15:03:47 | 癒し
諫早の旅は続きます。
『海岸線を走れ』との指示通り,海を見ながら車を走らせ,干拓湾の関まで行ったのです。
わたしたちは事前にまったく情報を入れずに行ったので,その場所が関係者以外立ち入り禁止であることなど想像をしていませんでした。
現実には,政治家など一部の人を除いては入ることが出来ない厳重に警戒された場所でした。
わたしたちはちょっとしたハプニングで,一人だけがその中に入り海を見ながら祈りをすることが出来たのです。

じつは今回の多良岳登山は,実行の段階でいろいろなことが起こりました。
もともと参加予定者は,7人でした。
前夜になり,2人が体調を崩し,参加できないと連絡してきました。

当日朝6時半過ぎに,Iさんから電話が来ました。
「昨夜からトラブル続きで,わたしは行かない方がいいのかもしれない」と電話口でおっしゃっています。
「今、車がガス欠で,ロードサービスを頼んでいるがまだ来ない,先に行ってください。」
とのことでしたが、そんなに慌てる時間ではありませんでしたし,ゆっくり来て下さいと伝えました。
結局待ち合わせ時間から30分ほど遅れましたが,その間ぼくとAさんはのんびり朝食をとり,Iさんとの待ち合わせ場所で車の中にいる間に虹を見ました。

ちなみにこの日,雲を見たのはこの時だけで、あとはずっと快晴でした。
待つには待つだけの理由があるのです。

佐賀空港に向かう途中,高速道路で1キロの事故渋滞がありました。
佐賀空港に時間に遅れるのは決定的になりました。
これはみなの呼吸を整えるのに必要だったのか,それとも行く場所のために必要だったのか,それは分かりませんが、すべては完璧なタイミングで事が進むことになります。

Nさんを佐賀空港で迎えた時,
『今日はめでたく5時半で終了』
と聞こえました。
その言葉通り,諫早の干拓湾で祈りが終わったのは午後5時27分でした。

何もかもが必要な形で用意されているから,わたしたち人間はそれを信頼して、よろこびながら歩くだけ。
それを実感する一日となりました。

12月7日にIさんから、新聞記事に有明海のことが出ていたとメールが入りました。
文面は違っていましたが,わたしがインターネットで検索して見つけたニュースは以下の通りでした。



<タイラギ漁:有明海漁業調整委、許可方針案了承 /福岡
 福岡、佐賀両県の有明海連合海区漁業調整委員会が6日、佐賀市であり、両県から出ていた今季のタイラギ漁の許可方針案を了承した。漁期は今月20日?来年3月31日とする内容で、両県は7日にも許可方針を決め、漁業者の申請を受け付ける。
 タイラギの漁場は両県にまたがり、操業は県知事の許可が要る。両県の漁業者でつくる有明海潜水器漁業者協議会が11月28日、昨季に続いて今季も操業する方針を申し合わせ、30日付で各県に許可を求めていた。
 タイラギについては、福岡県の生息調査では成貝が見つからなかった。一方、佐賀県側調査では成貝が取れたものの、貝柱の総重量は推定1・5トン。通常であれば操業を見送る量だが、生活や後継者育成のために出漁を求める要望が強かった。
 両県のタイラギ漁は99年度以降、立ち枯れと言われる原因不明の大量死などで、休漁や不漁が続いている。
〔筑後版〕
毎日新聞 2007年12月7日>



このニュースだけでは有明海の自然が守られたことの証明にはならないかもしれません。
しかし、未来につながるものとして,一つの答えは出たのではないかと感じられました。
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まっすぐに海を見ている 2

2007-12-08 10:05:28 | 癒し
当日の参加者は5人になりました。
Nさん、『有明海を渡れ』と以前に出た福岡のIさん、名前が出てきた福岡のAさん、『磐座を歩いてまわれ』と出ていた熊本のMさん、そしてわたし自身です。
段取りとしては,Aさんの車にぼくとIさんが乗り,佐賀空港でNさんを迎え,JR長崎本線多良駅の近くのでMさんと待ち合わせることになりました。

多良岳は標高983メートル。
キャンプ場に車を置き,鳥居をくぐれば登山道です。
しばらく石の階段が続きます。
十分整備されていて,気持ちのよい道です。

水の枯れた沢を渡ると急激に空気が変わりました。
神域に入ったのでしょう。
みな、それを敏感に感じ取りました。
大きな岩が増え、それを一通り終えると,分かれ道にぶつかり、多良岳山頂へはそれを左へ,鳥居をくぐって行くようになっています。

鳥居をくぐりすぐ左に役行者像がありました。
江戸時代に作られたもので、たくさんの下駄が供えられています。
この役行者から,Nさんに、般若心経を読め,と鋭い声がかかりました。
その呼びかけはNという名字ではなく,僧籍名でした。
Nさんに音頭をとってもらい祈っていると,
『ここには龍が住む』
と聞こえ,緑色の体に黄色い鱗をつけた龍がわたしのまぶたの奥に姿を現しました。
そして、この山のことを『くすしだけ』と表現してきました。
修験の山でもあるし,薬草なども採れたかもしれません。

鳥居をくぐってから山道の様相が一変しました。
それまでは比較的歩きやすい道だったが,不規則に並んでいる石,岩をまたいで歩くところが増えてきました。
頂上に近くなり,坂が急になったのです。
道が左に大きく曲がったところで,視界が突然にひらけました。
太陽の位置からして右側が南の方角にあたるようです。
左側には急な崖がそそりたち、今にも落ちてきそうな大きな磐座があります。
磐座を中心に多くの石仏が安置されています。
どれも最近作られたものではなさそうです。
そして、磐座や石仏は、まっすぐに南の斜面を見下ろしています。
その先には,海があります。



驚いたのはその海の状態を見た時でした。
海の向こうの陸地と,こちら側とが,細い異物でつながっています。
肉眼ではっきり確認できたその構造物は,諫早湾の干拓の関でした。
その先に島原半島が見えます。
島原半島だとはっきり言い切れたのは,8月に登った普賢岳から見た平成新山の岩のドームの形がはっきりと目に映ったからです。



多良岳の頂上付近の磐座,石仏は、むかしからこうして諫早湾を見下ろして、見守ってきたのでした。
岩だけではありません。
付近にはご神木と見られる大きな木も点在しています。
そのうちの一つの杉は,いかなる理由があったのか切り倒されて斜面に投げ出され,木の頂を諫早湾の方にまっすぐにさらしています。
この場所で皆で祈りました。
杉はまだ切られて間もないようで,木の甘い香りがしていました。



坂をもう一越えして、山頂に着きました。
山頂の祠では、こう伝えられました。
『ここには多くのものが祈りにきてくれるが,お前たちの祈りは海を越えて島原まで届く。波に乗って行く』
聞こえたことを伝えて話し合うと、皆が具体的にそう言う思いで祈ったことがわかったのでした。

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まっすぐに海を見ている 1

2007-12-05 05:40:54 | 癒し
4月に熊本で,ある女性に,
『11月に諫早をきよめよ』
『諫早(で浄めるの)は磐座のある場所』
という言葉をおろしました。

7月に神戸で,Nさんという女性をセッションすると、
『Nさんをゲストに迎えて,諫早で般若心経を読んでもらいなさい』
と聞こえました。
このNさんという女性は,真言宗の僧籍をもち、石鎚山や三輪山など各地を登ってまわっている権現さんのような人です。

自分のスケジュールとNさんのスケジュールを照らし合わせ,最終的に11月23日に決めます。
諫早で磐座のありそうな場所を念頭に地図で探してみると多良岳に思い当たりました。
多良岳以外に何か必要になるのか段取りを練るために瞑想すると、『海岸線を走りなさい』と聞こえました。

この諫早の浄めが何を意味するかやっと分かったのは福岡に発つ前日,21日のことでした。
インターネット上のニュースが伝えていました。
以下は,そこからの引用です。



<有明海で二枚貝タイラギほぼ死滅、再び休漁の可能性も
(読売新聞 - 11月20日 20:23)

 21年ぶりに工事が完了した国営諫早湾干拓事業の完工記念式典が行われた20日、福岡県大牟田市沖の有明海で二枚貝タイラギの成貝がほとんど死滅していたことが、タイラギ漁業者らによる潜水調査でわかった。

 有明海でのタイラギ漁は昨年、3季ぶりに再開されたが、今季は再び休漁となる可能性が強まった。

 有明海では同日、福岡、佐賀、熊本、長崎4県の漁業者が「有明海SOS!!」の横断幕を広げ、漁船約50隻で海上デモを行った。

 調査は43地点で行われ、漁獲対象となる成貝(15センチ以上)61個を採取したが、すべて死んでいた。

 佐賀県でも10月上旬に生息調査を実施、成貝は確認されたものの数が少なかったため、21日に再調査する。今季の漁については28日に最終判断する。>

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