憑くことで人に影響を及ぼす動物たちについて違いを尋ねられた。
見えない世界での話だ。
あまり気にせず何が憑いているかを伝えていたのだが、あらためて問われて整理がついた。
まず、タヌキとキツネの違いについて。
タヌキはあまり良くはないけれど、強く邪悪なものではない。
生活を支配するような大きなものではないようだ。
日常生活の中でちょっと思いが悪かったり清くない時に入ってくる程度のもの。
でもって心身を重くするぐらいのものだ。
人間社会と密着した身近なもの。
キツネはそもそもよこしまな存在として生まれてくるものではない。
生まれて育っていく中で諸々身につけていく。
だから人間世界の欲に関わる方向に進むと欲に密接した存在となって人間に憑くことがある。
『キツネには新しい土地、棲むべき所が与えられる』
とは、稲荷の本質が鳥であることから、今後の話として出てきているのだろう。
『キツネは、人間の意思を食べることで生きている』
『忍者のような存在』
キツネに対しての人間の理解は特にごっちゃになっていないだろうか。
良い縁のキツネも多い。
次に「恐れ」でコントロールするヘビとトカゲについて。
僕は割と一体として捉えていて深く考えていなかった。
出てきた答えは次のようなものだった。
『ヘビとトカゲは共通の家を持っている。
どちらも凶とはつながっているが、ヘビは人間に植え付けられるもので、トカゲはその色。』
色だから物質的側面と言ってよいだろうか。
トカゲはヘビの表れの一つで、存在域がヘビよりも限定されている。
ヘビが「核」であり、ヘビの出どころはこれまで地球を支配してきた宇宙の存在である。
ヘビやトカゲはそうとも言い切れないが、憑き物の正体が見えた時点で解決に向かっていて対処は難しいものではない。
「いる」と伝えられた時点で安心できる方向にあると考えてもらいたい。
憑かれることを恐れて生きるのも馬鹿馬鹿しいもの。
そして忌み嫌うべきでもなく、存在する以上は敬意を持って接するのこそが最上策だ。
追記があれば折に触れて。