そらみつ みそら file  ~To Provide You With Unity~

こころとからだについて、気がついたことを書いていきます。
『』の中の言葉は、見えない世界から伝わってきたものです。

木と祭神

2009-01-20 04:41:59 | 癒し
昨日のブログを書いていて、つい半月前のことを思い出しました。
ある地方の、由緒の古い神社に、友人に連れて行ってもらったときのことです。

見えない世界がわかるその友人は、その神社のことを、
「きれいなんだけど何だかおかしい」
「後ろの方がちゃんとつながっていない」
と表現していました。

拝殿前に立ったときに聞こえてきた言葉は、
『四祭神が役に立っていない』
でした。
拝殿横に奥へ通じる鳥居があり、そこをくぐった先にはたくさんの祭神が長い社におさまっていました。

神社に入ったとき一緒にいた5人全員が感じた違和感は、たくさんの木が伐られた跡からくるものでした。
残った切り株の大きさを見ると、長い年月そこを見守ってきた大事な木であったろうことが容易に想像できるものもありました。

地方都市の中心地近くに位置する神社で、入り口は片側2車線の通行量の多い道路に面しています。
由緒書きを読むと、昔は今の5倍もの規模があったことがわかります。
今は細くなってしまった参道の脇は、昔はきっと小動物も豊かに暮らした鎮守の森が茂っていたに違いありません。

切り株は、すべて神社の敷地の端に位置していました。
イチョウの葉がたくさん落ちているのに、イチョウの木はそこにありません。
最近伐ってしまったばかりなのでしょう。
察するに、敷地ぎりぎりから張り出した木の枝が、横の細い路地を通るのに邪魔になる、とか、近隣住宅へ葉がたくさん落ちる、といった理由があったのだと思います。

神社にとっても木を伐るのは苦渋の選択だったかもしれません。
しかし、ご神木を伐れば、それを依代(よりしろ)とする神が働かなくなるのも当然ですし、そうすると神社の活気もますますなくなるでしょう。
鳥居を出るときに振り返ってあらためて見た神社は、とても寂しそうに見えました。
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怖い思いの背景

2009-01-19 05:43:59 | 癒し
「『夏頃から秋にかけて、怖い思いをした』ことはなかったですか?」
という質問に、その女性は思い当たりませんでした。
唐突な質問でしたが、そのセッションはそんな言葉からはじまったのです。

向き合ってすぐに、首の右側から肩を通り、肩甲骨にかけて鋭い痛みがあるのがわかりましたし、のどがイガイガするのもわかりました。
ずっと昔からのもので、とくにここ2年ぐらいはそれがひどいということでした。
この手の鋭い痛みは、根が深くなかなか抜けにくいものだということは経験上知っています。
じっくりと向き合うしかありません。

しばらくして
『蛇から抜け出していない』
という意味がよくわからない声のあと、
『大きな木を切る、あるいは切った』
ということが聞こえてきました。
彼女に確認をして、20年ほど前、自宅の建て替えのときに、大きな木を切ったことがわかりました。

現実に起きたことを知ると、見えない世界で何が起きたかも、それをどのようにしていったらいいかも理解しやすくなります。
その大木を通して降りてきていた、蛇の精が、動きがとれなくなっていたのでした。
木があった場所を浄め、家の庭にエネルギーの通り道を一つ作り、ある場所から一度、その精にはあがっていただく、というプランが聞こえ、それを伝えました。
悩まされた痛み、のどのイガイガもその場で嘘のようになくなりました。

セッションが終わった後で、最初の『怖い思いをした』の意味もわかりました。
昨年のお盆過ぎに、大きな蛇が登場する恐い夢を見ていて、あまりのインパクトに彼女は細かい部分まで覚えていたのでした。
さらに彼女は、そこにいないはずの蛇にときどき追いかけられたり、まさにその木があったところで蛇がとぐろを巻いているビジョンを家で昔から見ていたそうです。

そんなふうに”見える”彼女のことですから、適切に蛇の精にあがっていただいた後は、きっと楽になったその姿も見えるのではないかと思います。

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アウトプット

2009-01-18 07:12:51 | 癒し
定期的に受けてくださっている女性です。
子供服を中心に販売する店を構えていて、根強い顧客があります。
それでも安定した商売を続けていくのは容易ではありません。
昨年9月にお会いしたときには、どうにもならないほど売り上げが落ち込み、どのようにしていったらいいか、との相談を受けていました。

店のインテリアや外観についてのメッセージ、どのような商品をどこに置くか、というアドバイスもありましたが、重要だったのは、
『カードリーディングをしなさい』
というメッセージでした。
もともと勘の鋭い方で、お客さんの中には彼女に人生相談を持ちかける人も多くありました。
そんな方ですから、わたしがお伝えすることも、自分の中でそうしたらいいんじゃないか、と感じていたことがらが多かったのです。
彼女は実際にカードリーディングが出来て、一部のお客さんにはそれをしてあげようかと思っていたところでした。
ときが来ているから、自信をもって人に伝えていくこと、そしてそれを看板にしていってよい、ということをお伝えしました。

人が人を呼び、なんとなく店に立ち寄り、近況を報告していく人が出てきます。
その雑談の中で、また必要なことを伝え、あるいは喜びをわかちあう状況が生まれました。
人の出入りが増えれば活気が出ます。
よい循環になり、お伝えした通り、昨年12月から一気に売り上げも上がりました。
「店を始めて9年、この1月は初めて経済的な心配をしないですんでいます。」
と嬉しい報告をしてくださいました。

カードリーディングの重要な副産物は、彼女自身がお客さんに対してあまり悩まなくなったということでした。
敏感な方なので、お客さんの問題点なども見えてしまうことがよくあります。
カードリーディングというかたちをとれば、無理なく、必要なことを伝えることが出来ます。
耳に痛いことを伝えるためには相応の状況がないと難しいものです。

必要なアウトプットが出来るようになったことで、からだもずいぶん楽になっていました。

”伝えたいことを伝えられない”というストレスから解放された彼女は、
「数年前の自分の相談に乗ってあげたいぐらいです。」
と、笑っておっしゃっていました。
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心温かくなる変化

2009-01-17 07:15:46 | 癒し
生活の中での一番のネックで悩みの種だった配偶者が、知らない間に自分の理解者に変わっている方。
最近ご主人の相談をしてこないなと思ったら、いつの間にか心の支えになっている方。
セッション中に会話の中でそんな変化に気づき、あれ?と温かい気持ちになることが最近何度もありました。

その過程におつきあいしてきたわけですが、これらの方々に共通するのは、相手を理解しようというかたちに自分から変えていったことだと思います。
悩んでいる最中は出口があるのかさえ訝ってしまいますが、結ばれたもの同士の絆は自分で想像しているよりも固く深いものがあります。
どうにかしようともがき、強く突き進もうとするより、見方を変えて時間をかけていくと出口の光は自分が思いもかけなかった方向から射してきます。




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