そらみつ みそら file  ~To Provide You With Unity~

こころとからだについて、気がついたことを書いていきます。
『』の中の言葉は、見えない世界から伝わってきたものです。

「換氣」ワークショップ第一回 1

2022-12-01 14:46:42 | 癒しの手法

先日、換氣のワークショップを試験的に行った。

集まったのは僕以外に5人の女性。

今回の目標は、自分自身の疲れ、痛みを抜く方法を獲得することと、そこで培った内的感覚を他人にも向けてヒーリングを実践、技術確立に向けて進むこと。

 

既に人へのヒーリングを仕事として行っている人もいる。

ヒーリングについては、相手の痛みや問題点を感じる方法は一律ではなく個性があるので、自分なりの感覚を掴んでもらえるよう、施術される人とのコミュニケーションを通じてそれが得られるように工夫した。

 

ヨガマットを並べて敷いて、5人に仰向けに寝転んでもらい、基本となる呼吸の使い方を試してもらう。

静かに細く長く鼻から息を吐き出す際、空気は鼻先から外に出ていくが、それが同時に体内でも同じ速度、量で下降していくのを感覚として創り出して(気づいて)もらう。

その呼吸のコントロールがだんだん精密になるように、臍下丹田にイメージしたエネルギー流入口としてのゴールの円周サイズを徐々に小さくしていってもらう。

それに伴い意識も精妙に鎮まっていく。

 

次に、それぞれに身体の不調を聞き、それを改善するために彼女たちが自分のどこをケアしたら良いか、僕がピンポイントで一ヶ所を指摘した。

数日前に肋骨付近を痛めて強い痛みがある人が一人、右腕に恒常的な痛みがある人が一人、首から頭にかけての鈍さを訴える人が二人。

もう一人はどこにも痛みがない、というので骨盤内の緊張を外すべくケアするポイントを伝えた。

そのポイントを自分で触ると確かに痛いことを確認してもらう。

 

その上で換氣の手法を順を追って丁寧に、リアルタイムで説明。

呼吸数回分の時間が過ぎた後、痛みが去ったかどうかは僕が見て回るのではなく、それぞれに申告してもらう。

「あれ?」

と肋骨の痛み持ちのAさんが声を上げ、痛みが大きく軽減したことを不思議そうに話し、

「私、起きられますねー。」

と、上半身をひねって身体を起こした。

右上腕部が痛いというTさんは、腕に大きな変化はないが、触っていた右胸部の痛みは取れたと話す。

自分で腕や足の痛みや疲れを抜くこともできなくはないが、今日のところはより容易な頭部から胴体にかけての施術の指導のみにする。

腕や手首の痛みの場合、たいてい内臓の異常とつながっているので、頭部胴体のケアが有効なのだ。

他の3人も同様。

まず設定した一ヶ所目を全員が見事にクリアした。

 

もう一ヶ所、ポイントを設定し直して継続。

二度目なので皆要領を得ていて、よりやりやすかった模様。

 

次に、鼠蹊部に小指外側を添わせ、下腹部両側を温めるように掌を置き、同様の呼吸を行う。

中にある内臓も大事だが、僕はこの鼠蹊部は人間の急所なのではないかと睨んでいる。

ここの阻害された流れが通るようになると、身体は生き返ったようになる。

周辺の、準じて大事なところとして内股の付け根から少し下がったあたりを挙げておく。

太い筋になっているからわかりやすい。

これらについての私見は、固まればまたいつかの機会に。

 

三回にわたる自分自身のケアの体験で、自分の癒しはそう難しいことではないと、皆確信に変わったことと思う。

コメント
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