ある人の人生のうち、またその人に関わりある人の様子のうち、わたしに見えること、伝えられることというのは全体のうちのほんの一部に過ぎません。
今あるエネルギーから読み取れる基本的な様子、状態の限られた一面でしかありません。
遠い将来の一点が正確に言い当てられることもありますが、それはその人の人生において決定的に重要なポイントとして浮かび上がっているからでしょう。
「~年前に言われたことがその通りになりました。」
と言われることはよくあります。
しかし、それはその時期の一点に打つくさびの一つでしかありません。
「そういうことがある、起こりえる」
と自覚、観念して自分の人生を創造していくことです。
多くはわたしたちの手、選択に因っています。
今まで当たり前にしていた考え方、反射的な行動ではなく、刺激に対して新しい反応を起こすだけでも人生は変えられるのです。
「絶対」という言葉を使っていいものか考えさせられるほど、世界は動的で不確実です。
言い換えればわたしたちの思考や行動に委ねられているのです。