屋久島三日目の朝。
宿の真下の海岸の光景です。
次の台風が近づいていました。
空は滞在中で一番の青さをたたえていましたが、大洋からやってくる波は後の荒れ模様を予告しています。
一番はじめの目的地は千尋(せんぴろ)の滝。
左側の巨大な一枚岩に魅かれます。
白谷雲水峡へ向かう道から少し入ると、「牛床詣所(うしどこもいしょ)」という聖地があります。
昨日は時間の関係で省略した場所を、今日訪れることにしました。
屋久島の「岳参り」は女人禁制のため、参加できない婦人や子供たちがはるか山奥の御岳を拝んだのです。
屋久島には一時期法華宗が布教されたことがあり、古来の山岳信仰から神仏混合に移り変わった痕跡がこの石塔に見られます。
『岩に降りた。
周りの意識と仲良くする。
役目はそれでは不十分。
ここの意識を運ばないと。』
どうやら昨日太鼓岩にしっかりエネルギーが根ざしたようです。
また、「意識を運ぶ」という仕事のせいか、昼の便で関西に飛んだ後、夜になってもまだ鈍い頭痛と眠気が続きました。
最後に、島で最初に訪れた益救神社の川を隔てて対面にある「川向神社」。
『時代は押し迫っている。
仕方がない。
くをひらく必要がある。』