そらみつ みそら file  ~To Provide You With Unity~

こころとからだについて、気がついたことを書いていきます。
『』の中の言葉は、見えない世界から伝わってきたものです。

認知能力の邪魔をするもの 1

2022-12-13 11:27:00 | 癒し
昔と比べて記憶力が悪くなったり、理解力も落ちたりしていると感じるならば、それは認知能力の衰えよりも、ストレスの影響を考えていい場合がある。
大きすぎるストレスはいろんな感覚器官やそれを統合する脳の働きに負担を与える。
そのストレスが長期に及ぶようなら、身体や脳に及ぶダメージを過小評価せず、しっかり休養を取るなどの対策を取らなくてはいけない。
現れる信号は、拾われるために発せられているのだから、見逃してはならない。

ストレスも関与するけれど、もう一つ認知能力の衰えに直結するものがある。
働かせないことにより、認知能力が働かなくなってしまっている、という人がかなりの数あるのだ。

脳は楽をしたがる。
楽して済んだ経験があれば、できるだけそれを踏襲したがる。
考えなくて済むことは考えず、素通りさせる。
こんな具合だ。
周りの話を聞くのが煩わしく思って速い結論を求めたり、ちょっとした文章を手に取ってはやはり面倒で読むのをやめたりということがよく当てはまる人は要注意だ。
脳にキチッと理解させ、思考させ、判断させる。
これこそ認知能力だが、自らがそれを放棄してきた結果、その働きが悪くなってきてしまっているという事実を重くみたほうがいい。

何歳からでも遅くはない。
目の前のことを理解しようと「脳に努力させる」こと。
気がついたら他のことに気が向いてしまう脳の動向に目を光らせること。
これはなかなか厄介で苦しい作業だが、生み出すものは大きい。
身の回りのものを鮮やかに感じ取って豊かに関わり合い、意味深いアウトプットを行える瞬間の連続は、今それができていないならば、新しい世界の到来として感じられるだろう。
細かな努力の先に、新しい現実世界は扉を開いて待っている。
それを阻んでいるのが、少しでも楽をしようとする脳の習慣だということに、将来のために焦りを待って目を向けてみよう。
じっくり時間をかけていけば、認知能力は輝かしい復活を遂げて、幸せを開拓していってくれることだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする