そらみつ みそら file  ~To Provide You With Unity~

こころとからだについて、気がついたことを書いていきます。
『』の中の言葉は、見えない世界から伝わってきたものです。

みがく

2022-10-28 10:09:22 | 癒しの手法
僕は寝転がった時に自分の身体を整えるのを、少なくともここ15年くらいの習慣にしている。
というか、それが癖になっている。
それが以前に紹介した「換氣」になっているのだけれど、このやり方は自分の中で今も進化を続けていて、いろんな気づきをもたらしている。
 
これまで書いた方法は、あくまで身体にどう接するかであるが、僕は意識をどう持つかという実験を自分の身体を通じて続けている。
換氣のやり方の中で、
「ごく軽く自分の身体に触れるように」
と書いたのは、慣れていない段階ではそのようにするのが癒しの状態に入り込みやすいからで、それが必要条件ではない。
現在の僕は、自分の身体のちょうど気持ち良いところまで、ぐっと指を押し込むことが多い。
僕にとって使いやすい指は親指で、特に左手を使う癖がある。
左手の親指を左の首筋の、あるいは腋の下に近い肋骨と肋骨の間の、そのときちょうど良いところに押し当てると、気持ち良くなってすぐにお腹がぐうと鳴る。
身体が解放されるのはもちろんいいことなのだが、僕は時々そのまま入眠してしまう。
以前はそれが多かった。
眠るのを目的としてスタートしたものだから、それで良しとしていた。
だが、この態勢、やってみてもらうとよくわかるが、延々とユルい突き指を続けている状態だから、指先には大きな負担がかかる。
その不自然な格好で眠り込んでしまうのを続けることで、僕は両手の指、特に左手親指を痛めてしまった。
馬鹿馬鹿しい限りである。
今は問題なくなってきているが、ある日油断してまた眠り込んでしまったため、状態がまた少し逆戻りした。
 
そんな訳で、指を使わない方法を開発する必要がある。
先日は両鼠蹊部に両手の小指のラインを沿わせるようにして、下腹部全体に軽く手のひらを乗せて、親指は自然に開く、という格好に落ち着いた。
そうすると、両手が、親指同士はヘソで、人差し指同士が体内の生殖器官があるあたり(第一チャクラと言われるあたり)で接し、下向きに、大体の正三角形を作ることになる。
(親指と人差し指の間を60度に曲げると、指の長さの比は大体1:2だ。)
重要な部位をポイントに置きつつ、幾何学的な図形が出来上がるのだから、もしかしたらこのポーズはヒトにとって霊的にとても大事なものかもしれないが、まずは身体について書きたい。
この状態で手のひらに隠れた部分は、右は盲腸、左はS字結腸をカバーするエリアであり、100兆もいるとされる腸内細菌がいる大腸の始まりと終わりをカバーするから、健康の急所と言っていいだろう。
 
このポーズで換氣。
呼吸は両親指と両人差し指の接点を細く通過していくイメージをとればやりやすいが、左右に手をずらして親指同士と人差し指同士を少しだけ離して正三角形を大きくし、体の中心を通る呼吸のエネルギーで空間を満たすようにして正三角形の欠けを補充して完成させると、呼吸が好ましい位置を微細に通り、より良いかもしれない。
すぐに 身体が落ち着いて、腹が動く。
そして、存外に気持ちが落ち着く。
この落ち着きは首や胸を触るよりも強いことが感じられる。
下腹部が適度に暖まって快適なことも理由だろう。
気持ちが落ち着くということは、感情の揺れ幅を抑えやすくなるということだ。
何も考えない状態を作りやすいポーズだと思う。
出現してくる余分な思いは、正三角形の下向きの頂点から呼吸と共に吐いて逃してしまえば良い。
 
心の中に何もない状態から、何か考えてみる。
将来の不安について思いを起こせば、相応の変化が身体のある部位に起こる。
怒りの対象を思い浮かべれば、心拍数が上がり呼吸が速くなり、身体が固くなって臨戦体勢が作られる。
好きな人のことを考えれば胸が温かくなるだろうか。
飼っている犬や猫などでは無条件に温かくなるかもしれない。
 
さて、いろんな感情が身体の反応を引き起こすことが誰でも簡単に体験できる。
もう一度、何も考えない状態に戻ってみよう。
その時に、
『みがく』
という言葉が降りてきた。
何も心の中にない状態。
思考がなく、感情が動かされない状態。
人によっては難しいかもしれないが、一瞬でも全ての感覚から離れることはできないだろうか。
その一瞬には身体の「反応」が停止する。
すなわち、「身欠く」の状態。
心がないのではなく、身体がない。
心はあらゆるものと同化しうる。
 
これが「磨く」だろうか。
辞書を引いてみると、果たしてそうではなかった。
 
「身欠く」を意識すると、自分の感情の動きが身体を作るのがよくわかる。
安心してくださいと伝えると、心が安心を想像する。
未来がこのようになると伝えると、その状況を想像してそれに紐付けされた感情が起こり肉体に連動をもたらす。
自分で言霊を発動するのでも、肉体に指令が伝わり、実現に向けて動き出す。
心と身体の状態を精妙に観察し、普段の心持ちのあり方を探っていく。
換氣は身体だけでなく、心も同時に「磨く」ツールになる。
 
「身欠く」を作るのに「三角(みがく)」を使う。
言霊は、気持ちよくつながっている。
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カテゴリー「癒しの手法」の追加

2022-10-26 07:54:10 | お知らせ

「癒しの手法」というカテゴリーをこのブログに新たにもうけた。

 

僕には、他人へのヒーリングの一般的な方法を伝えることができない。

自分ではできても、それをどう伝えて良いかがわからない。

個別に、

「あなたはこういうやり方をするといいですよ、このように呼吸や身体を使うといいですよ」

と言うことはあるが、全ての人に当てはめることができるものではない。

 

一方、自分を肉体的に癒す方法は明確に伝えることができる。

言語化できているし、非常に簡単なものだ。

肉体的な癒しは、精神的な解放、安心にもつながる。

毎日少しの時間でリフレッシュができて、続ければ病気にもかかりにくくなると思うので、多くの人に役立つと信じてやまない。

また、各人の内的感覚を育てるのに良いので、この感覚を他人へのヒーリングに応用することは充分可能だと思う。

僕が施術でしていることはこれと非常に近いのだ。

 

さまざまに自由に使ってほしいと思うので、ここにカテゴリーを追加して、わかりやすくした。

新たに思いついた方法なども随時アップしていきたいと思う。

 

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