そらみつ みそら file  ~To Provide You With Unity~

こころとからだについて、気がついたことを書いていきます。
『』の中の言葉は、見えない世界から伝わってきたものです。

早池峰山 5 祈り

2014-07-16 04:53:13 | 旅の記録

山頂の祈りの場としては、全体をオレンジ色に塗られた宮があり、また横には石で囲まれた祠もあるのですが、登山客が多く落ち着きません。

祠の前は入れ替わり立ち替わり、記念写真を撮る人の姿があります。
祈る場所としてではなく、山頂のしるしとしてだけの認識を持つ人も多いようです。
 
宮の前に立つと、めまいがより強く感じられます。
「裏にまわるともっと変なところがあるよ」
とTさんに促されお宮の左横からまわり背面を覗こうとすると、全身に寒気を覚え、鳥肌さえ立ってきました。
背中から腰にかけての重さも気持ちをどんよりさせます。
より深く訴えてくる感覚があることと、他の人があまり寄らない場所であることから、ここで祈ることにしました。
 
今日は祝詞の本をもってくることだけ、わたしには指定されていました。
お経といくつかの祝詞を続けて読みます。
般若心経を読み始めると、
『元の花の大神、来る。
大きく助太刀いたす。』
と伝えてきます。
祈りは続けながら、忘れないようにメモしました。
続いて姫神の存在も感じられました。
 
最後にTさんの発案から一二三祝詞を読んでいる時、
『銀河の嵐。
移設、来る。』
という言葉が来て終わりました。
ドキッとする感覚を伴う言葉でした。

 
わたしの体調は、具合が悪さも峠を越えて、少し喉の痛みが残る程度になり、下山して温泉に入り、帰途につく頃には一切なくなっていました。
Tさんもその後の状態は何の問題もなく、下山は元気に終えました。
 
下山の際の美しい景色です。
登る時よりも心地よく焼き付いています。

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早池峰山 4 山頂へ

2014-07-15 06:13:51 | 旅の記録

川の脇で祈り終えた直後に、同行した人から
「顔青いけど、いつもだっけ?」
と尋ねられ、
「いやー、ちょっと眠いからですかねー」
と答え、気にせずにいたのですが、どうもそこからの足取りが重いのです。
体力的には問題なく足は前に出るのですが、なんだかだるくなって、歩きたくありません。
一人だったら、歩かずその場に寝転がりたい気分でした。
集団の中にあるので、入ってついていけるなら、という思いでした。
登山道は川から離れ、岩場の連続になりました。

 


 


Tさんは回復したと思いきや、わたしより重い状態で、どんどん遅れていきました。
ご主人が一緒なので任せて、ペースはだいたい保ったまま上を目指しました。
 
約3時間の山行で山頂でした。
達成感よりも、もう歩かなくて済むんだという安堵感のほうが強いのは、山を登っていて珍しいことです。
Tさん夫妻を待つ間、わたしは岩と岩の間でちょうど身体が収まる場所をみつけて、しばらく寝ることにしました。
何度か意識が遠のき、充分疲れは回復したはずだと起き上がった時、少し強いめまいを感じました。
胃の調子が変で、そこから伝わってめまいが来ているのがわかります。
しかし睡眠を取ったことで先ほどのようなだるさは消えていて、遅れて到着したTさん夫妻が加わりしばらく休憩を取りました。
 
これからどのように進行していったらいいか意識を合わせてみると、
『日本が晴れるのを手伝いたいエネルギー』
と聞こえてきました。
『大黒』
という言葉が続いて出てきました。
早池峰山は瀬織津姫の存在で有名ですが、ここ数日間強い男性的なエネルギーを感じていました。
それがこの大黒ということなのかと、その場でWebで検索してみると、遠野物語の一部に、
「狩人の話では早池峰山の主は、三面大黒といって、三面一本脚の怪物だという。」
という一節があることがわかりました。
その存在の足場がしっかりするようです。
『原初のものが出てくる。』
という言葉も続いてきましたし、それ以外にも次々と多くのエネルギーが現れてくるようです。
 

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早池峰山 3 登山

2014-07-13 08:51:10 | 旅の記録

岩手入りしたのは7月5日でした。
新幹線を降りるのは水沢江刺駅なのですが、停車するというアナウンスがそろそろ始まるかという頃に電車は減速を始め、トンネルの中に停止してしまいました。
三陸沖で強い地震が起きたために停止信号がついたようで、「水沢江刺から先の全ての新幹線の運行を見合わせています」という車内放送が流れました。
午前7時42分に発生した、宮古では震度5弱を記録したこの地震は、岩手の人々にも久しぶりの強い揺れだったようで、電車は数分で運転を再開しましたが、早池峰山に入るのに洗礼を受けたような気になりました。
 
当日の7日は梅雨の合間で雲が適度にかかり、気温の上昇がそれなりに抑えられそうで、登山日和に思えました。
登山口から登り始めたのは予定より一時間ほど遅れ、午前8時になりました。

 


 

登山の始まりは清流を渡り、また、脇をさかのぼることからでした。

順調なスタートに感じていましたが、Tさんは何かを伝えたいような息苦しさをずっと感じていたようでした。
1時間強登ったところで、Tさんが立ち止まり、
「ここで祈ってほしい」
と伝えてきました。
一つ気になる川の流れがあるのですが、それはこの本流から離れた場所で、今日の登山ルートには入れられないため、そこに割と近い地点として、この場所を感じたらしいのです。

 


 

川の中程に酒を流し、意識を合わせて祈り始めました。
するとすぐに、寺の山門が現れ、
「これで入れる」
と感じました。
さらに、
『光が出る。』
と伝えてきました。
Tさんの胸もずいぶん軽くなったようで、安心して登山を再開しました。
 

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早池峰山 2 通行手形

2014-07-09 07:49:53 | 旅の記録

今年5月に岩手に来た際、Tさんに大迫の早池峰神社に案内していただきました。
現地近くに入ったところで道に迷い、人に聞いたりしていたのですが、道がわかって神社に向かい始めた途端、後部座席にいたわたしは眠り込んでしまい、気がつくと神社に到着していました。
 
昨年7月に参拝したほかの早池峰神社と雰囲気は似ています。
山深い中にあり、大きい木に囲まれているこの神社の印象は、人によってはおどろおどろしいとも感じるのでしょうが、わたしは深く呼吸の吸い込める居心地の良い場所に感じました。

 

拝殿に立って祈り始めると、
『霊山に入ることを許す。』
と強い言葉が伝わって来て、あとに
『師道』
と続きました。
祈りの最後には、顔は見えませんが大きな男の人が目の前まで来て、どん!と手形をついていきました。
 
通行手形を渡されたのです。
いよいよ、早池峰山に入れることになった、と内心は大変な興奮でした。
相変わらず、思い出そうとしても数秒間は「早池峰山」という名は出てこなかったのですが。
 

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早池峰山 1 名前を覚えられない山

2014-07-08 14:12:08 | 旅の記録

昨年秋に岩手山に登った時以降、
「次は早池峰山か」
という会話を何度もしていました。
こちらも日本百名山に名を連ねる、岩手を代表する山の一つです。
しかし、実際はつねに会話がすんなりいかず、
「あれ、あの山、名前何だっけ?」
と言い続けていました。
「早池峰山」という名前がどうしても覚えられないのです。
意識し続けているのに不思議な現象でした。
 
まだ時期ではない、ということが何度も続きました。
2012年の12月に岩手入りした際は、時間的に無理そうでしたが、ちょっと早池峰神社に寄ってみようと言う話に乗り、向かっては見たものの、進めば進むほど深くなる道路の雪に断念したのでした。
2013年の7月にも岩手入り、このときはしっかりと早池峰神社を予定に入れ、参拝してみたのですが、奥のご神体に到達するまでに、さまざまな存在が光に返らねばならない状況を見て、ちょっと複雑すぎると躊躇していたのです。
呼ばれない場所には行くつもりがありませんでしたから無理はしていないのですが、岩手山に登ったところで、そろそろ大丈夫という期待が芽生えてきていました。
 
今年3月7日に、岩手山にご一緒したTさんから、
「何となくですが、7月7日にみそらさんを山へお連れするイメージがありました。」
とメールをいただきました。
調整はスムーズで、7月7日の岩手での日程を確保しました。
目的は勿論、早池峰山です。

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