memories on the sea 海の記録

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メコン河の堆積物が減少、災害の恐れあり   ベトナム

2015-07-28 08:35:31 | 亜細亜海道

メコン河の堆積物の急速な減少は上流に設けられた水力発電ダムが主因である。WWFベトナムは先週、1992年から2014年の間に懸濁物が1.6億トンから7500万トンにまで減少したと発表した(7月7日VNB)

ベトナム河川ネットワークのアドバイザーDr. Dao Trong Tuはメコン河の堆積物の急激な減少に深い憂慮を表明。こうした自体は予測されていた結果で、メコン上流部の多くの水力発電ダムが原因という。

中国はメコン河に5つのダムを建設、2020年までには12のダムが建設されるという。ラオスは現在Xayaburiを建設中でありさらに9つが計画されている。ま多カンボジャはふたつのダムを建設中であり数百の発電設備と灌漑用水をメコン河の支流に計画している。

メコン河の堆積物負荷は毎年1.5~1.7億トンであった。Manwanダムの最初の10年間の稼動でメコン主流は1000万トンの堆積物を失った。「20年間で50%の現象はあまりにも深刻だ」とTuはいう。大型ダムにより堆積物が堰き止められ下流では堆積物が急激に減少したと。こうした自体は多くの学者らが建設前から指摘していたことである。「堆積物の減少が危険なことは明らか。我々は気候変動に直面する」と。

Tuによると、ベトナムのメコンデルタは毎年7900万トンの堆積物を受け入れている。このうちの900~1300万トンは氾濫原に堆積し、残りは土地を広げたり養殖地域を肥沃にする。浅瀬に堆積することで海岸部が侵食から守られる。ベトナムの用h速や漁業はこの堆積物が運ぶ栄養物に頼っている。

Tuは堆積物の減少は農業や養殖業にさらなるコストを招くという。一方堆積物減少は沿岸部の土地の侵食を生じる。「気候変動による海綿状h層が怒れば自体はさらに深刻となる」とTu。公式報告によれば土地の喪失や侵食によりメコンデルタ地区で1,000万位が直接の被害を受けるという。

ホーチミン国立大学のDr. Le Phat Quoiもまたメコン上流部のダム建設に懸念を表明している。


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