中国艦が南シナ海紛争海域で座礁

中国海軍のフリゲート艦が南シナ海の紛争海域をパトロール中に座礁したと中国国防部が金曜日発表した（7月13日ＡＦＰ）

同艦は日常警備活動の最中にスプラトリー諸島の半月礁で座礁したもの。この岩礁はフィリッピのパラワン島の沖合にある。死者や負傷者は出ていないが海軍は現在救出活動を展開中であるが、詳細は報じられていない。フィリッピン側はこの報告を確認中で救助船舶の提供の必要があるかも確認中。「我々としてはその艦がなぜそこにいたのか、何故座礁したのか、事故なのか」と国防大臣Gazmin が記者団に語った。

The Sydney Morning Herald 紙は西側外交官の発言を引用、このフリゲート艦の活動はフィリッピンの漁船が海域に入り込むのを阻止する目的で徹底的に現場に張り付けたものであったと。中国側は南シナ海全域にわたり中国の主権が及んでいると発言している。そこには豊富な石油やガスが埋蔵されていると信じられている。そうした海域は他国の海岸に近いところもあるが中国の陸地からは数百浬離れている。しかしt Taiwan, Vietnam, Brunei, Malaysia, Philippinesなどはそれぞれ自国の領海であると主張している。スプラトリーは島嶼の中でも最大規模のものである。

魚簗 ケープコッドの伝統

岸辺から見ると簗は棒杭と網で作られた迷路のように見えるが明白な根拠はない。上から見ればその精巧なデザインがよりはっきりとする（6月29日Barnstablepatriot）

それはハートと尻尾の形に似ている。カードのスペードかあるいは二つの風船がひもでつながれているようにも見える。すべてのこれらのデザインは魚を獲るのに必要な形で何世代にもわたって発展してきた。最初は慎重なアメリカ原住民が使った。環境と調和した簗は海を回遊する魚の漁獲に有効な方法である。初期の簗は、細い木の棒やラス上のもので壁を形成したが風や潮流により容易に破壊された。これが結果的にはポンドネットにとってかわられた。杭が砂に打ち込まれ網と繋がれた。この用語には互換性があり、我々は今では魚簗のことをパウンドネットと呼ぶが、他ではフィッシュトラップと呼ばれている。どうよばれようともその効果には変わりがない。

簗は魚の習性を利用している。魚が浅いところで障害にぶつかると、それを避けて深い方に向かう。その切れ目に出会うまで線に沿う。簗のガイドラインの突出部はある種の器、ハートやスペード゛や風船のような形をした部分に魚を導く。魚は後ろ向きに泳げないから囲いに沿って泳ぎ、トラップの内側に入る。簗漁師は毎日それに向かう。1887年の漁業の報告書の中でマサチューセッツの漁業コミッショナーのTheodore Lymanはその漁獲の方法の詳細について記述している。簗の収穫方法はあまり変化していないことがその報告書からわかる。今では2隻のボートが用いられる。一人目が入り口を閉じ、小さな方のボートに乗った者が古式にのっとり網を杭に結ぶ。大きなボートの方が網を絞り、あるいは寄せ集める。網を手で引き寄せてはボートの下に落としてゆく。

魚が狭い範囲に集まると、網をボートに結び付けるので、水中にずれ込むことはない。そして網の中Scup（タイ科の魚）が主であった。メンハデンの供給が減ったのは沿岸の簗が減少しているせいである。新しい簗の許可を得ることは、沖合に構造物をつくることに対する無数の規則によりまず困難である。

Dukanダイエット法で焼イカがこの夏はやる 英国

英国人は台所でもより冒険をするようになった。イカの売り上げが伸びている。イカはこの夏、Dukanダイエット法で人気を得てブームとなっている（6月28日MP）

健康志向の強い消費者の間でエクストラ・バージン・オリーブオイル、ギリシャヨーグルト、イカなどの地中海料理が人気を得ている。欧州の観光のホットスポットであるギリシャ、スペインなどでは伝統料理として焼きたイカ、イカのリングフライ、イカのワインソースなどを楽しむことができる。いまや職種のある水産物がDukanダイエット法により紹介されたことで人気を得るようになった。

The Telegraph 紙はスーパーマーケットSMのWaitrose は「最近は丸の輸入イカが昨年比230％の伸びを示している」と、また「英国人は今年はイカに飛びつくであろう」と発言したことを伝えたことを伝えている。同様にSMのSainsburysや Tescos でも売り上げが伸びているという。魚商連盟のJohn Adams は「数年前までは外食産業はイカには手を出さなかった。しかし今は人々の味覚動向に従わなければならない。消費者の気まぐれにも付き合わないと」という。イカのBBQはこの夏の人気となるだろう。そしてDukanダイエットの信奉者はイカフライを忘れるのでは」と。
FAO統計によるとスペイン産イカの輸入は2011年は33％減少、これは景気の低迷によるものと。