memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

最後の簗漁師     イスタンブール

2012-07-02 09:32:24 | 亜細亜海道
自分が最後に残った一人だ」とMustafa Kılınçはいう。彼はトルコの簗 “dalyan,” を行う最後の漁師となった(6月17日ZAMAN)

150年前であってもその数は8人であった。最近技術を装備した船であれば何ファゾムの深さでも網を入れることは容易である。でも簗を仕掛けることは挑戦でもある。それを構築することには忍耐が要求されるし、移動は困難である。
魚簗の技法はBeykoz地区で300年前までさかのぼる。簗は海中で棒杭に固定された網の囲いで構成される。網は潮流に対してはりたてられる。簗は常に同じ位置に設置されねばならない。わずか5mの違いであっても大量と漁獲ゼロの差が生まれる。Kılınçは説明する。「魚はいつもリーダの魚に導かれて浅瀬を移動する。何匹かの魚が先導し、その後に多くの魚が続く。もし先導の魚が危険を感じると方向を変える」

この理由から簗は開閉できるゲートが取り付けられる。このゲートの閉鎖の担当は極めて注意深くなければならない。いったん先導魚の来遊が告げられると直ちにゲートを閉じはじめる。魚が逃げるのはわずか8秒、これに対しゲートの閉鎖には1.5分かかる。どのくらいの魚が簗に入るかは運次第だ。Maunaの乗り手は網についたロープを引き揚げ漁獲をボートに移す。簗に入る魚はスプラット、アジ、マイワシ、スカッドなどである。ヒメジの漁期がちょうど始まった。漁師は小魚を喜んでかざす。でも大きな魚は部外者には見せない。そうすると幸運が逃げてしまうと漁師は思っている。

喘息には活魚を   インド

2012-07-02 09:31:37 | 亜細亜海道
HYDERABAD発:何万もの喘息に悩む人々が南インドのスタジアムで黄色い薬草のペーストとともに活きているイワシを飲み込んだ、これで呼吸の病気が治ると信じられr亭る(6月10日Straittimes)

医師の批判にもかかわらずGoud 一族は長年にわたりヒンズーの聖者から170年前に引き継いだという秘密とされる魚と薬草の投薬を続けている。ハイデラバード警察は長時間の待ち時間のためある男は心臓病で死亡、またほかの人たちは呼吸困難で医師の診察を求めたという。金曜日、警察は7万人もの人に対応できないスタジアムは人波に埋まったという。この一家は星占いにより、毎年この治療を行っているという。

EU枠を回避した闇の魚詐欺600万ポンド相当を一族が認めた  英国

2012-07-02 09:31:12 | 水産・海洋
同じ一族の4人お漁業者が違法操業で660万ポンド相当のニシンとサバを水揚げしていたことを認めた(6月15日Scotsman)

Andrew Tait, 50歳 William Tait, 50歳, Robert Tait, 45歳, and Peter Tait, 44歳の4人は, 2002年から2006年の間Lerwick やPeterhead沖で違法操業を行っていた犯罪を認めた。与えられた漁獲枠を回避すべく水揚げした魚の虚偽の申告を行っていた。それらの詐欺行為の金額はAndrew Tait £1,671,622.58; William Tait £1,585,870.32; Robert Tait £1,759,298.66; and Peter Tait £1,574,549.78で合計ではおよそ660万ポンドとなる。これら4人はエジンバラ最高裁判所でいずれも昨日犯罪を認めた。判決は9月6日となる。

当局の重度組織犯罪担当の長Lindsey Millerは「これはGrampian 警察や北部保安部との共同の活動で摘発したものである」と。「このほかのスキッパーや加工プラントもすでに摘発されている。彼らについても同じ犯罪であるため没収命令が出されている」と。