memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

フランス漁民 港の封鎖を中止

2009-04-21 00:03:17 | 水産・海洋
 
フランスの漁民は英仏海峡に面した主要港での港湾封鎖を解いた。しかしこんどは陸上で別の方法の抗議を行うだろうと警告、これには海峡トンネルの封鎖も含まれるという。(Belfast telegraph, BBCなどによる 18日)

カレー、ブローニュ、ダンケルクなどの3港を結ぶ車両フェリーの運航は2日間にわたり大きな影響を受けたが16日午後より運航は正常に戻った。海峡両岸に滞留した車両の混雑もその日のうちには解消したものの、これで問題が解決したわけではない。フランス北部の港からの漁業者は昨晩分裂。その一部はしぶしぶ政府による支払いを受け取ることを承諾、しかし別のグループはマダラとカレイ類の漁獲枠の増加を求め要求を続けることを決定した。彼らによれば陸上での抗議を計画、以前の場合は海峡トンネルの封鎖を実行したことがある。CFTC組合組織のトロール部門のMR.DACHICOURTによれば「封鎖漁船は現在移動中であるが、それは我々が陸上にいるためであり抗議の方法を変更する」

フェリー会社は封鎖解除は結構なことではあるが、フランス漁民の抗議行動はもはや北部フランスでは年中行事になってきたことを非難するとともに、フランス政府はより確固とした規制を行うべきと発言。P&O社のスポークスマンは「フランス政府はEU協約に基づいた自由な人と物の移動に関する運航を保障する責任があり、簡単にその責任を放棄すべきでははい」と語った。
抗議軟化の兆候(あるいは漁業者の意見が分裂したの)はフランス農水相のBarnierによる補助金400万ユーロの漁船に対する分配であった。また同時に農水相はフランス漁船の漁獲枠の増加をEUの諸国と交渉するとも表明したことによる。
ブローニュの漁民の一人は言った「自分の漁獲枠は10トンに過ぎない。その気になればこの量は一週間で獲ってしまう」