memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

カルパッチョ

2009-02-08 13:10:08 | 
イタリア語ではCARPACCIOと書くらしい。普段食することの稀な品であるが、今回はハマチのカルパッチョ。思いのほか美味であった。本来は生の牛肉が素材だが、いまや多くの魚介類でカルパッチョが作られるようだ。醤油との長い習慣から、サシミにオリーブオイルとなるとさてその味はと構えてしまう。マグロのサシミであれば一定の期待値があって、油が多いとか少ないとか、色目がどうこうで・・・とたちまち評価が決まってしまうが。カルパッチョの場合はその塩気が肝要で、塩味が薄いと、自分は感動しない。

フィリッピンはセブ島でのこと。某有名リゾートホテルのプールサイド、会議の後に大人数でテーブルを囲み飲み食いをしたことがある。そのなかの一品がビーフの(本来的な)カルパッチョであったが、自分は遠慮した。多くの友人が食したがその大半が帰国便の機内で腹痛に苦しんだ。この種の食品は鮮度が肝心だ。これまでメニューにはあってもオーダーしないのはこの思い出があるからだ。