最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

顔のむくみ、くすみを改善する美容鍼

2017年12月05日 17時25分54秒 | メディカルはこだて
第64号では鍼灸師の佐藤美紅さんを取材した。


美容鍼を施術中の佐藤美紅さん

幹線道路(赤川通)に面した富岡町に治療院「野分」がオープンして5年が経過した。和モダンな店舗併用住宅で印象的な丸窓のある佇まいから、和菓子屋と間違われることもある。「野分」の一番の特徴は美容鍼を中心とした施術で、特に女性からの人気が高い。
治療院を開業したのは鍼灸師の佐藤美紅さん。函館生まれの佐藤さんは函館東高校(現市立函館高校)を卒業後、北海道柔道整復専門学校(札幌市中央区)と北海道鍼灸専門学校(札幌市西区)を卒業し、柔道整復師、はり師、きゅう師の資格を取得した。小学校から始めたバレーボールを高校まで続けた佐藤さん。高校卒業後、当初の将来の夢はスポーツトレーナーだった。競技生活の中では怪我をすることも多く、整骨院の柔道整復師から治療を受けていた。柔道整復師、はり師、きゅう師は高校時代から目指していた資格だった。
「スポーツトレーナーの夢が変化したのは北海道鍼灸専門学校の卒業論文で美容鍼をテーマに選んだことがきっかけでした」と佐藤さんは話す。「卒業論文で美容鍼を知って以来、美容に興味を持つようになりました」。平成24年に開院するが、治療院は一般的な整骨院や鍼灸治療院のイメージではなく、女性もリラックスして通院・施術を受けることができる「半個室」を備えた治療院とした。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ますます重要になる急性期病院の認知症看護

2017年12月05日 17時13分05秒 | メディカルはこだて
第64号では函館五稜郭病院南6病棟看護師の瀧渕修子さんを取材した。


認知症看護認定看護師の瀧渕修子さん(函館五稜郭病院南6病棟にて)

高齢者の4人に1人が認知症患者、またはその予備軍とされ、高齢化の進行に伴って認知症患者はさらに増加すると予想されている。函館市の高齢化率は平成26年に30%を超えたが、その後の高齢化も急速に進行、さらに高齢者人口に対して認知症高齢者の占める割合も全国平均を上回っている。
函館五稜郭病院は道南医療圏の急性期医療を担う病院だが、入院患者は高齢者の占める割合が高く、認知症患者も増えている状況にあることから、認知症患者を受け入れるための整備が求められている。昨年、同病院で認知症看護認定看護師の資格を取得したのが腎臓内科・心臓血管外科・呼吸器外科の混合病棟(南6病棟)に勤務している瀧渕修子さんだ。
 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月10日、函館新都市病院に小児科が新設

2017年12月05日 16時48分56秒 | メディカルはこだて
第64号では函館新都市病院小児科の依田弥奈子主任科長を取材した。


小児科専門医・指導医の依田弥奈子医師

函館新都市病院(原口浩一院長)は10月10日小児科を新設、常勤の小児科専門医による外来診療を開始した。昭和62年5月に開設した同病院は、道南医療圏における脳神経外科の基幹病院、函館市の2次輪番病院として、地域の救急医療の一翼を担い、急性期から回復期までシームレスな医療を提供している。
小児科主任科長に着任したのは市立函館病院小児科科長の依田弥奈子医師だ。今年3月には函館五稜郭病院の小児科が休診となるなど、地方都市における医師不足を背景とした小児科集約の流れは強まる傾向が指摘されている。同病院での小児科新設は地域の小児医療の役割分担に加えて、脳神経外科などを受診する子どもの治療に小児科医の関わることへの期待も大きい。



 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする