最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

病院では外国人の通訳で出産時の付き添いも

2017年12月06日 06時05分06秒 | メディカルはこだて
第64号ではECCジュニア教室講師の石川圭子さんを取材した。


ECCジュニア「小学校低学年クラス」でレッスン中の石川圭子さん。

「ノー、ジャパニーズ」。講師の石川圭子さんの声が少し大きくなった。見学したのはECCジュニアの小学校低学年のクラス。子どもたちの発音の良さには感心したが、最も驚いたのはネイティブ並みの発音をする石川さんの英会話力だった。函館中央病院へ入職後、平成17年には総合案内(総務課)へ異動。病院を訪れる外国人がいればいつも通訳を依頼されていた。同病院を訪れる外国人は月に10人程度。函館在住の外国人や観光客などだ。「医療現場での通訳は言葉の壁以外にも医療環境などの違いがあって難しい」と石川さんは話す。「体調の微妙なニュアンスを聞き取ることや、不安を取り除くための説明もしっかり伝えるようにしてきました」。
石川さんは函館市日本語教室の講師も10年以上務めていて、外国人の知人も多い。また、海外を訪れたことは30回以上。英語の他にはイタリア語やフランス語の教室でも学んできた。石川さんが講師を務めるECCジュニアの中道教室は、現在は毎週土曜日の午後、中道会館(中道2丁目)で行われている。クラスは「2・3歳児」と「小学校低学年」。「バラエティ溢れるたくさんの教材を使って、楽しくレッスンをしています。小さいうちから英語を使った遊びの世界に入ることで、発音も良くなり、英語への壁もなくなります」。




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市文学館で岡村昭彦の資料展が開催

2017年12月06日 05時06分09秒 | メディカルはこだて
第64号では栄文堂書店の佐藤純子さんを取材した。


岡村昭彦の長女・栄文堂書店の佐藤純子さん

米国のグラフ雑誌「ライフ」に南ベトナム戦線での写真が特集されるなど、世界的に知られた報道写真家・岡村昭彦(1929〜1985年)の函館での足跡や関わりなどを紹介する収蔵資料展が、函館市文学館(市内末広町)で9月9日から11月12日まで開かれた。
岡村は1945年東京医学専門学校(現東京医科大学)に進学するが、47年同校を中退する。中退の理由は学費値上げを企図した学校当局に反対して、学長である伯父の緒方知三郎の前で演説をしたことによる。52年東京で闇屋、役者、学者、労働者、職人などとの共同生活を送る。その後、新天地を求めて北海道へ渡り、その年の暮れからは函館郊外の当別トラピスト修道院に客室係として働いた。54年24歳のときに函館市内の十字街電停近くの書店「栄文堂」で働き、娘の斉藤和子さんとの間に長女・純子さんが誕生する。その後、離婚した岡村は母の住む浜名湖畔の舞阪町と函館を往来したりしながら、出版流通についての仕事やラジオドラマを書いていた。佐藤純子さんは2年前から岡村の著書や関連する雑誌等数10点を文学館へ寄贈してきた。今回はその資料を中心に写真や岡村に関する出版物、著者などが展示された。





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