最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

後悔しない「終のすみか」の選び方。函館市の高齢者施設「最新事情」

2017年12月04日 17時38分10秒 | メディカルはこだて
第64号の特集は、後悔しない「終のすみか」の選び方。函館市の高齢者施設「最新事情」の最終回となる3回目。

地域福祉社会を実現するには公的な福祉サービスの充実だけではなく、市民やボランティア、企業など地域全体が主体となって支え合うことが必要だ。そして、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるような住まいや医療、介護、介護予防、生活支援サービスが一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築が求められているが、今期計画の新規整備346床については、日吉町の福祉コミュニティエリアへの整備が優先されている。同エリアに整備される高齢者施設は、特別養護老人ホーム1施設100人、地域密着型介護老人福祉施設(29人以下特別養護老人ホーム)1施設29人、認知症高齢者グループホーム2施設36人、地域密着型特定施設入居者生活介護(29人以下介護専用型有料老人ホーム等)2施設58人の合計6施設223人となる。福祉コミュニティエリアの整備基本構想や福祉コミュニティエリアの整備にあたっての基本方針、開発事業者について、福祉コミュニティエリア整備事業の事業計画を紹介した。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは「高齢者住まい法」の改正により創設された介護・医療と連携し、高齢者の安心を支えるサービスを提供するバリアフリー構造の住宅で、高齢者が安心して生活できる住まいづくりを推進するために制定された。
函館市は高齢者人口の増加によって高齢者施設のニーズはますます高くなっているが、後発のサ高住は入居者の確保に加えて、入居費用の価格競争などによって事業者の経営は厳しさを増している。入居当初は自立していた人も、高齢化により介護が必要になるケースは多い。このような介護の重度化へ対応するために、サ高住は診療所や訪問看護ステーション、ヘルパーステーションなどと連携することで、入居者の医療・介護ニーズに対応したサービスを提供することが不可欠だ。サ高住の出発点は、自立した生活を営むことのできる高齢者や介護度の低い高齢者など、比較的元気な高齢者を対象とした施設であったが、最近では施設によって受けられるサービスにも幅が出ているなど、その形態も多様化している。函館の41棟あるサ高住の中から、タイプの異なる「コレクトピア」(昭和4丁目)、「亀田日和」(昭和1丁目)、「グランメゾン迎賓館 函館湯の川」(湯川町1丁目)などを紹介する。 


特集で紹介した福祉コミュニティエリアの整備事業計画




この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「メディカルはこだて」の第6... | トップ | 10月10日、函館新都市病院に... »
最新の画像もっと見る

メディカルはこだて」カテゴリの最新記事