最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

自生するブナ林の北限

2011年08月06日 04時16分57秒 | 山歩き・散歩・温泉
6月下旬、黒松内町の歌才(うたさい)ブナ林(面積92ヘクタール)を歩いてきた。
歌才ブナ林は日本のブナ林の自生北限ということで、昭和3年に国の天然記念物に指定されている。
ブナ林入り口のそばには広い駐車場がある。



最初はトドマツの林を15分ほど歩く。
木の橋のある川(歌才川)を渡るとブナの原生林だ。



ここから林の終点までは約45分。アップダウンもあって小さな山登りだ。
ブナは温帯で生育する代表的な樹木で、北海道に上陸した後は、約700年前に黒松内まで
到達したとされている。

ブナの葉が木々の間を埋め尽くすように広がっている。
木の肌を覆う地衣類は、葉の緑と絶妙なコントラストをなしている。



丘陵地に残ったブナの木を眺めているのは至福の時間だ。



終点に近づくと道は平坦になる。



歌才ブナ林は、これまで2度の伐採危機を乗り越えてきた。
太平洋戦争末期に飛行機のプロペラ材として伐採されそうになったこと。
それと昭和29には当時の村が財政赤字解消のために天然記念物指定の解除を働きかけたときだが、
地元住民の反対によって伐採計画が阻止されている
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