最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

病院看護師のいま

2020年09月29日 22時18分17秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。
9月4日掲載のタイトルは「病院看護師のいま」。



 小誌「メディカルはこだて」を創刊した2001年当時、ある病院の事務長が「病院は労働集約型の装置産業だよ」と教えてくれた。
 労働集約型産業とは、労働力への依存度が高い産業のこと。確かに病院の人件費率は他の産業と比較しても高い。装置産業とは、生産やサービス提供に巨大な装置が必要な産業を指す。特に高度な医療を提供する病院では最新の高額医療機器の設置が求められる。
 病院ではさまざまな資格を持つ職員が働くが、最も多いのは看護師だ。その活動の場は最近多様化し、病院側も変わりつつある。そこで、今月下旬に発行する次号では、病院看護師の「今」を特集する。
 最近医療現場には活躍の幅を広げる男性看護師。看護師の資格の中でも最も道のりが険しい専門看護師。ドクターヘリに専門医と同乗するフライトナース。医師の判断を待たずに一定の診療行為をできる看護師。診断群分類別包括支払い制度(DPC)データを分析、経営改善の活動をする看護師もいる。
 病院側も看護のレベルアップを目的に、独自の研修制度を導入を進める。ある病院では排せつケアの質向上を目標にした「おむつマイスター」制度で、患者の快適さは向上させた。
 近年、看護技術の習得やスキルアップを目指すeラーニングシステムが登場し、看護師や研修担当者働き方改革も進んでいる。(メディカルはこだて発行人・編集人)
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